秋分の日、と聞くと年配の方は
季節の変わり目とお墓参りをイメージし、
若い方ですと秋の大型連休!と
思い浮かぶのではないでしょうか?
それぞれに形は違えど何らかの
特別な予定を入れるのは間違いないのが、
秋分の日でしょう。
この秋分の日、そもそもの起源や
どういう性質の日であるのか、
いつというのは決まっているのかなどを
正確にご存知の方は意外に少ないのでは?
今回は2022年の秋分の日はいつか、
そして食べ物は何をたべるのかや、
過ごし方の意味や由来なども含めて
ご紹介していきましょう。
2022年の秋分の日はいつ?
まず皆さんが一番知りたい2022年の
秋分の日はいつか、についてですが、
こちらは2022年9月23日(月)となっています。
これは「祖先を敬い、亡くなった人を
しのぶ日」として、
戦後まもなくしてから法律で制定されたもの。
また秋分の日は昼と夜の長さが
等しくなる日として、
広く認識されていますよね。
しかし同じ性質の春分の日よりも
日中気温は一般的におよそ10度も高く、
まだ晩夏とも言えるような陽気が多いのも
特徴と言えます。
この秋分の日の3日前後を中心とした
およそ1週間が「秋のお彼岸」です。
始まり3日前を「彼岸の入り」、
3日後が「彼岸の明け」になりますから、
その真ん中に位置する“秋分の日”は
「彼岸の中日」と呼称されるのです。
秋分の日の起源や由来は?
秋分の日は前項に述べたように
2022年では9月23日(月)の1日だけです。
しかし「秋分」は秋分の日である
2022年9月23日を皮切りに、
2022年10月7日(月)までとなっています。
秋分、とはご存知ない若い方も
多いかもしれませんが、
二十四節気のひとつのこと。
そして二十四節気とは、
いにしえの暦において
季節の移り変わりを知るためのもので、
およそ15日間ずつ24に区分されています。
この24区分のなかで秋分は
16番目から17番目までの期間になりますが、
これが2022年では9月23日~10月7日までなんですね。
ちなみにこの24区分には名称があって、
16番目が秋分ですが17番目は寒露です。
秋分はそもそも豊作を神に感謝する
祝いごとのために設けられたもの。
そして春分の日が五穀豊穣を願って
先祖の霊をお迎えする日なので、
秋分の日はお見送りをするという起源があります。
性質上、農村地帯で厚く
守られていた習慣ですが、
明治時代に「秋季皇霊祭」として
公式に祖先を祀るようになったため、
一般にも中日を先祖供養する
慣習として根付いていったものです。
秋分の日ってどうやって決められているの?
秋分は先の項目で述べたように
昔からの風習で区分されている節気ですが、
秋分の日はどうやって決められているのでしょうか?
これは近代に入ってから
法律で定められた国民祝日。
1948年に9月23日“頃”を
祖先を祀る日として、
祝日法で「秋分の日」とすることが
決まったものです。
23日“頃”であるのはなぜかというと、
二十四節気は太陽軌道に合わせて
24等分して決められるため、
1日程度の前後差が毎年生じることによります。
これにしたがって毎年2月1日に
国立天文台が作成する「暦象年表」という
リーフレットに基づき、
閣僚会議で次年度の“秋分の日”が
決められることになるわけです。
2022年の秋分の日に行われる全国の行事やイベントは?
参照元:https://www.izushi.co.jp/
秋分は先にお話ししたように、
神に豊穣を感謝する由来がありますから
神事イベントも結構行われています。
●秋の神楽祭り(三重県・伊勢神宮)
-舞楽や神苑の神賑行事など
●五箇山麦屋まつり(富山県・五箇山)
-麦屋節の舞、獅子舞や総踊りなど
●晴明祭(京都・清明神社)
-湯立神楽、献茶や献花、神輿の渡御など
●大原はだか祭り(千葉県・いすみ市)
-汐ふみ、神輿投げ上げなど
上記は秋分の日に行なわれる、
有名な秋祭りの一部まとめです。
このほかにも大小を問わず
全国的に五穀豊穣を感謝したり、
神に捧げる催しが行われていますから、
2022年度のお墓参りのついでに
立ち寄るのもおすすめです。
2022年の秋分の日はどう過ごせばいい?また由来は?
秋分の日をどう過ごせばいいか、
若い方はあまり意識されたことが
ないかもしれませんね。
2022年の秋分の日には、
是非以下を実践してみましょう。
秋分の日はお墓参り!
参照元:https://www.ishichou.co.jp/
秋分の日はやはり
先祖代々のお墓へ赴いて、
心静かに手を合わせて健康に毎日を
過ごせることを感謝したいもの。
地元から離れているとなかなか
日々の些事で帰省ものばしのばしですが、
こういう折りに帰省して
家族そろってお墓参りもいいものです。
上記にご紹介する
お墓参り5点セットは、
お墓クリーンブラシにお墓ふきクロス、
お線香にろうそく、ライターと
必要一式が揃ったお役立ちグッズ。
お彼岸ともなるとお墓も込み合って
借りられる道具がなかったりしますから、
このようなセットがあると安心ですよ。
秋分の日は仏壇掃除!
参照元:https://item.rakuten.co.jp/
お墓にどうしてもいけない、というなら
仏壇の掃除をするだけでも
十分ご先祖様の供養になります。
細かい部分が多いので
日頃手を付けるのを後回しにしがちな仏壇、
心を込めて時間をかけて綺麗にしましょう。
上記にご紹介している
お仏壇のお手入れセットは、
お線香や香炉灰、ろうそく、
お仏壇用ふきんにハタキ、マッチと
用具が揃ったもの。
ひとまとめにして仕舞っておくと
こまめなお掃除に便利ですよね。
秋分の日の食べ物や由来、意味は?
秋分の日にちなんだ食べ物には、
どんなものがあるでしょうか?
以下になじみぶかい秋の食べ物を
ご紹介してみましょう。
秋分の日はおはぎを!
参照元:https://www.nihonshokken-gh.com/
秋分の日といえばおはぎです。
もち米を半殺しについたものを
あんこでくるんだおなじみ和菓子。
春分の日のぼたもちと
区別が分からない!と言う方も多いですが、
ものは一緒なんです。
ただそれぞれに季節の植物にちなんで、
春は牡丹、秋は萩、と
名前が違うものになっています。
上記にご紹介するおはぎ手作りセットは、
パックの粒あんとこしあん、
そしてきな粉ともち米・うるち米が
セットになっているもの。
それぞれの材料準備は
地味に大変ですが、
セットになっていれば作りやすいですね!
秋分の日は里芋の煮物を!
参照元:https://www.photo-ac.com/
続いての秋分の日の食べ物は、
里芋の煮物です。
先にお話ししたように秋分の日は
豊作を神や先祖に感謝するもの。
里芋は小芋が沢山つきますから、
豊作と子孫繁栄の象徴でもあります。
他に秋の根菜などを入れた
けんちん汁や炊き込みご飯なども、
いわれはありませんが
豊作を詰め込んだ食べ物として
いいかもしれませんよ。
上記にご紹介するのは、
芋煮用 他県里芋(洗い&むき)です。
里芋は粘りで手がかぶれる方も
おられるかと思いますが、
こちらは下ごしらえ済みですから
あとは調理するだけ!
芋煮用だけあって大振りですし、
煮崩れせずにほっこりとした
食感が楽しめる里芋です。
秋分の日以外の二十四節気一覧!
月の名前 | 節気 | 2022年の日付 | 2022年の期間 |
睦月 | 小寒 | 01/06 | 01/06〜01/19 |
大寒 | 01/20 | 01/20〜02/03 | |
如月 | 立春 | 02/04 | 02/04〜02/18 |
雨水 | 02/19 | 02/19〜03/05 | |
弥生 | 啓蟄 | 03/06 | 03/06〜03/20 |
春分 | 03/21 | 03/21〜04/04 | |
卯月 | 清明 | 04/05 | 04/05〜04/19 |
穀雨 | 04/20 | 04/20〜05/05 | |
皐月 | 立夏 | 05/06 | 05/06〜05/20 |
小満 | 05/21 | 05/21〜06/05 | |
水無月 | 芒種 | 06/06 | 06/06〜06/21 |
夏至 | 06/22 | 06/22〜07/06 | |
文月 | 小暑 | 07/07 | 07/07〜07/22 |
大暑 | 07/23 | 07/23〜08/07 | |
葉月 | 立秋 | 08/08 | 08/08〜08/22 |
処暑 | 08/23 | 08/23〜09/07 | |
長月 | 白露 | 09/08 | 09/08〜09/22 |
秋分 | 09/23 | 09/23〜10/07 | |
神無月 | 寒露 | 10/08 | 10/08〜10/23 |
霜降 | 10/24 | 10/24〜11/07 | |
霜月 | 立冬 | 11/08 | 11/08〜11/21 |
小雪 | 11/22 | 11/22〜12/06 | |
師走 | 大雪 | 12/07 | 12/07〜12/21 |
冬至 | 12/22 | 12/22〜01/05 |
上記のまとめが1年を二十四節気に
区分した表となります。
秋分の日以外の節気も知って、
季節感を美しく新鮮に味わってみましょう!
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いかがでしたでしょうか?
本記事では2022年の秋分の日はいつか、
そして食べ物は何をたべるのかや、
過ごし方の意味や由来なども含めて
ご紹介して参りました。
単純にお休みだ!と思っていた秋分の日、
そして秋分と言う節気を詳しく知ると、
お墓参りや仏前に手を合わせることも
心の込め方が少し深くなりますよね。
また秋のレジャーに心地よい
季節でもありますから、
ご紹介した秋分の日の行事イベントに
出かけてみるのも一興です。
以上、『秋分の日2022年はいつ?食べ物は何をたべるのか、過ごし方の意味や由来なども紹介!』の記事でした。