昆虫の飼育といえば“カブトムシ”や“クワガタ”を

思い浮かべるかもしれません。

 

その中でも昆虫界の王様とも言える

ヘラクレスオオカブト』は迫力があって

見た目もかっこいいですよね。

 

ですが『ヘラクレスオオカブトを飼育したい!』と思っても

日本産のカブトムシではないため

生態など、わからないことも多いかもしれません。

 

そこで今回はヘラクレスオオカブトに注目して、

飼育や産卵方法、販売価格や幼虫の育て方について

詳しくご紹介していきます!

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ヘラクレスオオカブトってどんなカブトムシ?

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ヘラクレスオオカブトは通常のカブトムシとは異なり

体の大きさが特徴の1つ。

 

そしてツノも大きく立派であると同時に

ヘラクレスオオカブト独特の長さです。

 

通常、カブトムシのツノは上が短く下が長いもの。

 

ところがヘラクレスオオカブトはその逆で、

上が長く下が短いんですね!

 

また、体に生えている黄金色の毛も

『王者の貫禄』を感じさせる

ヘラクレスオオカブトならではの特徴だと言えるでしょう。

 

 

ヘラクレスオオカブトの寿命って?

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そんなヘラクレスオオカブトですが、

生き物ですから寿命はあります。

 

とはいえ、普通のカブトムシより

ヘラクレスオオカブトの方が寿命は長めです!

 

ヘラクレスオオカブトの寿命は、

通常は半年〜1年ほどと言われています。

 

生き物の寿命は体の大きさに比例すると言われているので、

カブトムシよりもヘラクレスオオカブトの方が

寿命が長いことにも納得がいきますね。

 

ちなみに、飼育しているとたまにお腹を見せて

ひっくり返っている時があるのですが、

寿命を迎えたわけではなく習性なので

焦らずに観察してみましょう。

 

 

ヘラクレスオオカブトの販売価格の相場は?

ヘラクレスオオカブトは決して安いものではありません。

 

普通のカブトムシであれば、

子供のお小遣いで購入できる価格帯がほとんどですよ。

 

そもそもカブトムシは生息していそうな森に

罠を仕掛けて捕まえることもできるので

そういった点も購入しやすい価格となっているのでしょう。

 

当然ながらヘラクレスオオカブトの

成虫と幼虫では値段も大きく異なるので、

ここからは成虫と幼虫に分けて紹介していきます!

 

ヘラクレスオオカブト(幼虫)の販売値段の相場は?

ヘラクレスオオカブトは成虫と幼虫で

値段が全く異なります。

 

ヘラクレスオオカブトの幼虫の場合の

販売相場は700~1200円ほどです。

 

もちろん、飼育が難しいという点や

成虫になるまでの過程を踏んでいないということで

幼虫のヘラクレスオオカブトの方が

値段は安くなっていますよ。

 

ちなみにヘラクレスオオカブトの幼虫は

1令〜3令まで区別されています。

 

これは年齢のようなもので、

1令よりも3令の方が育っているので

購入した後も育てやすいという点がありますね。

 

もちろん、1令よりも3令の方が値段は高いですが、

無理をして1令を購入するよりは

3令のヘラクレスオオカブトの幼虫を選ぶ方が無難でしょう。

 

上記の商品はオスとメスのつがいで販売されており、

3令初期の幼虫ということでやや高めですが

飼育に必要な専用の土マットも付属しています!

 

それもヘラクレスオオカブトのギネス記録保持者が

育てた土と同じものなので、

ご家庭ですくすく大きなヘラクレスオオカブトを

育てることができますよ。

 

 

ヘラクレスオオカブト(成虫)の販売値段の相場は?

しかし、『ヘラクレスオオカブトを

幼虫から育てていくのは難しそう』

そう感じる方も少なくないですよね。

 

24,800円という価格は決して安くはないですが、

上記の商品であれば約15センチほどの

大きなヘラクレスオオカブトが購入できますよ!

 

また、立派なツノも曲がったりしていない

良質な個体だけが販売されているので安心です。

 

ちなみに他にも販売されている

ヘラクレスオオカブトの最大サイズでは

16センチを超えるものも。

 

その価格はなんと98,000円!

 

冒頭でも触れた最大級の18センチ以上ともなると

10万円を超えることは想像できますね。

 

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ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する時に必要な物は?

では実際にヘラクレスオオカブトを購入したあとは

飼育はどうすればいいのでしょうか?

 

主に4つの必要な飼育道具がありますので、

おすすめな道具を紹介していきます。

 

ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する時はケースを!

当然のことながら、

ヘラクレスオオカブトを飼育するにあたり

ケースは必須です。

 

もちろん、普通のカブトムシよりも大きいので

ストレスのないように大きめのケースが必要になります。

 

収納ボックスのようにも見える上記の商品は

実際にカブトムシやクワガタを飼育し

販売している店舗でも使用されているコンテナケースなんです。

 

『海外産の大きなカブトムシ』でも飼育できるサイズがあり

成虫でも幼虫でも使えるというのは大きなメリット。

 


参照元:https://item.rakuten.co.jp/

上記の画像のようにヘラクレスオオカブトも同時に

2頭まで飼育することが可能になっていますよ。

 

 

ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する時はエサを!

続いてはエサの紹介です。

 

ヘラクレスオオカブトを大きく健康に育てたい場合、

最も大切なことは人間と同じく

食べ物に気を使うことが挙げられます。

 

そこでおすすめなのが上記の商品です!

 

こちらは大型のカブトムシや

クワガタに向けて作られているものです。

 

体の大きいヘラクレスオオカブトと普通のカブトムシが

同じ食生活のはずもありませんよね。

 

ヘラクレスオオカブトにとって

必要な栄養素を特殊配合したゼリーなので

スタンダードとはいえ

他社を圧倒する商品となっているそうです。

 

こういった大型種向けのゼリーを

与えることをおすすめしますよ。

 

 

ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する時は止まり木を!

続いては止まり木です!

 

生活環境を整えるためにも

ヘラクレスオオカブトにも止まり木を与えてやることにより

よりすくすくと成長しますし、長生きしてくれる傾向にあります。

 

止まり木の中には枝が派生しているものもありますが

カブトムシは意外と枝先に登ったりしません。

 

なので、『丸太タイプ』か上記のような

『流木タイプ』を選ぶといいでしょう。

 

おすすめできないのは、ゼリー用の穴が空いたもの。

 

これではカブトムシの口は小さく、ツノが邪魔になり

下の方まで食べることができないからです。

 

特にヘラクレスオオカブトはツノが大きく

穴の空いたゼリー用の木では

ちゃんと食べることが難しいので気をつけましょう。

 

紹介する商品は日本海を中心に採取した自然流木

実際にインテリアとしても使用できる

おしゃれな仕様になっているのもおすすめのポイントですよ。

 

 

ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する時は土を!

最後に土の紹介です。

 

ヘラクレスオオカブトにも合う土、合わない土があるので

きちんとヘラクレスオオカブトに合った土を

選んであげることが大切になります。

 

紹介する上記の土は、

国産から海外産のカブトムシの飼育に対応でき

ヘラクレスオオカブトでも問題なく使用できるのが特徴ですよ。

 

画像から粗さが目立つのが見てとれますが、

これは『クヌギやナラの朽木を

粉砕させて土に混ぜている』からであって

ヘラクレスオオカブトの飼育に適したマットなんです!

 

値段も高額ではないので

お求めやすい価格になっていることもおすすめですね。

 

 

ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する方法は?

ヘラクレスオオカブトも購入し、

飼育する上で必要なものも揃えたあとは

飼育の方法をしっかり把握しておきましょう!

 

『これだけは知っておいてほしい!』という点と

『これだけはしないで!』という注意点のポイントに分けて

いくつか紹介していきます。

 

ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する時にしてはいけないことは?

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ヘラクレスオオカブトの飼育において

やってはいけないこと、つまり注意点から紹介します。

 

飼育していく中でおそらく『小さいダニ』

体に付着することがあります。

 

これは目で見える大きさなので

もしもダニの存在に気がついたら放置したりせずに

水で少しずつ優しく洗い落とし

そのあとで綺麗な歯ブラシを使い、こそぎ落とすようにしてください。

 

ダニによる人的な被害はないみたいですが

万が一、ダニを放置すると

ヘラクレスオオカブト死んでしまうこともあるそうなので

しっかりと注意しましょう。

 

 

ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する時の霧吹きの目安は?

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続いては霧吹きの目安です。

 

ヘラクレスオオカブトはカラカラになった土が苦手です。

 

ちゃんと適切な量の霧吹きをしてあげるようにするのも

飼育において大切なことです!

 

そのポイントとしては『土の乾燥具合のチェック』ですね。

 

時々触ってみて、少し湿り気のあるくらいまで

霧吹きをしてあげるといいですよ。

 

あまりにも濡らし過ぎると夏は湿気がこもって

かえってストレスになってしまいます。

 

土の表面がやや湿るくらい』と覚えておいてくださいね。

 

 

ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する時の温度は?

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ヘラクレスオオカブトは意外なことに

『高温が苦手』です。

 

また、冬場でも『寒さに弱い』ので

常に一定の温度を保つ必要があります

 

飼育の目安として、『18〜25℃』が

ちょうどいいとされています。

 

直射日光も避け、風通しの良い室内で

飼育するようにするように心がけてくださいね。

 

 

ヘラクレスオオカブトの成虫を飼育する時の湿度は?

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ヘラクレスオオカブトの飼育湿度は、

飼育温度と同様に『25℃前後』とされています。

 

もちろん、この数値を守らなかったからといって

すぐに死んでしまったりすることはありません。

 

ですが、余計なストレスを加えてしまうと

せっかく長寿のカブトムシにも関わらず、

弱ってしまったり、寿命が縮んでしまうことも考えられます。

 

また、カビの温床となって

病気で死んでしまうことも。

 

そうならないためにも、霧吹きでの湿度管理

温度調節と同様に風通しのいい環境を

整えてあげることが重要なポイントになります。

 

 

ヘラクレスオオカブトの成虫に産卵させるには?

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産卵をさせるためには、ヘラクレスオオカブトの

オスとメス同士を交尾させる必要があります。

 

当然ながら、両方のヘラクレスオオカブトが

しっかりと成長している事が第一前提です。

 

目安として、成虫となってから

3ヶ月以上経過していれば問題ありません!

 

手順としては下記の通りです。

①メスをしっかりとした足場に固定する。

この時、足場が不安定だとうまくいかないので

産卵用の木などを使用するのが一番いいでしょう。

 

②メスの後ろにオスを乗せる。

こうすると、すぐに交尾を始めるのですが

もしもうまくいかない時は焦らず、

時間を置いてみるなどして様子をみましょう。

 

③30分以上交尾をするため、自然に離れるまで待つ。

この時に無理やりオスとメスを

引きことは絶対にしないでくださいね。

 

④自然に離れたら、メスを産卵セットに入れる。

この『産卵セット』とは、

大きめの飼育ケースに産卵用の土を詰めたもので

目安として15リットルのケースに

7割程度の量の土を入れてください。

 

その上に転倒防止用の木を入れ、

通常のものよりも『高タンパクの飼育ゼリー』を用意しましょう。

産卵するとメスは体力を激しく消耗しますので、

しっかり栄養価の高い餌を与えてくださいね。

 

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ヘラクレスオオカブトの幼虫期間って?

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ヘラクレスオオカブトの幼虫は

メスで『約1年前後』、オスで『約1年〜2年』と

かなり根気のいる長さです。

 

その間、飼育温度や湿度も管理し

しっかり飼育してあげなくてはなりません。

 

さらに幼虫から蛹になり、羽化するまでの期間もあるので

すぐに産まれてヘラクレスオオカブトになるわけではない

長い道のりであることを覚悟しておきましょう。

 

また、幼虫は初めのうちは小さいものですが

大きくなるにつれて体長は10センチにもなり

重さも150グラムにもなるほど成長します!

 

その成長度合いを考えると先ほどもお伝えしましたが

“ケースは大きめのものがいい”という点や

“マットの重要性”など考えなければいけませんね。

 

 

ヘラクレスオオカブトの幼虫の飼育に必要な物は?

ヘラクレスオオカブトの成虫の飼育に

適した飼育道具が必要だったように、

幼虫の飼育にも適した飼育道具があります。

 

それを適当にしてしまうと、

繊細な幼虫の飼育はうまくいかないので

注意して行いましょう。

 

ここからは幼虫の飼育におすすめな道具を

紹介していきますので参考にしてくださいね。

 

ヘラクレスオオカブトの幼虫の飼育にはケースを!

ヘラクレスオオカブトの幼虫のケース

成虫のものとは違う物を用意してあげてくださいね。

 

上記の商品は安価で入手できる上に、

コバエシャッターという名前の通り

隙間やスリットが全く無いため

しっかり外からの虫の侵入を防いでくれます。

 

さらに特殊な作りのおかげで湿度が保たれやすく、

非常に飼育しやすいケースなんです。

 

もしもカビができた場合は

すぐに上の部分を取り除いてあげてください。

 

また、成長段階に分けてケースを交換するのが

面倒だという場合は初めから大きめのものを

選んであげるのもいいですね。

 

 

ヘラクレスオオカブトの幼虫の飼育には専用マットを!

ヘラクレスオオカブトの幼虫の専用のマットには

成虫のものとは違う『栄養価の高いもの』

用意してあげる必要があります。

 

上記の画像の商品はヘラクレスオオカブトから

国産のカブトムシ、さらにクワガタの幼虫も飼育可能なマット。

 

幼虫の育成促進に役立つ高たんぱく栄養素と

ビタミンを配合されており

食いつきが非常に良いマットなんです。

 

ただその性質上、小バエが寄り付きやすいので

先ほど紹介したケースと組み合わせることで

マットの性能を活かすポイント』となっていますよ。

 

 

ヘラクレスオオカブトの幼虫を飼育する時の霧吹きの目安は?

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ヘラクレスオオカブトの幼虫も、

成虫の飼育と同じく『湿度が大切』です。

 

そのため、霧吹きは必須の飼育過程となっています。

 

マットの表面が乾燥し始めたら

霧吹きを少し湿る程度に吹きかけてあげるのがいいでしょう。

 

マットの乾燥は表面から始まりますので

毎日ちゃんとチェックしてあげれば

中まで気にする必要はありません。

 

目安としてわかりやすいのは、

手で握ってみて土が崩れたりしないこと

 

または湿りすぎていないことがポイントなので

こまめにチェックしてあげてくださいね。

 

 

ヘラクレスオオカブトの幼虫が蛹になったら?

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ヘラクレスオオカブトの幼虫が蛹まで飼育できたら

別のケースに移し替えてあげてくださいね。

 

すると幼虫は『蛹室』を作り

この中で成虫になるための体を作っていくわけですね!

 

狭いケースではうまく蛹室が作れず

ツノが曲がってしまったりすることがあるので

しっかりと余裕のある大きなものを用意しましょう。

 

上記の画像は蛹になったもので、

こうなったら蛹が羽化するのを待つだけ。

 

もしも蛹部屋が上手に作れていない場合や、

ケースの外側に作りすぎて窓ができてしまっている場合は

人口の蛹部屋を用意してあげる必要があります。

 

もちろん、うまくいっていない蛹部屋のまま

放置してしまうとツノが曲がったり、

体が上手く作れなかったりしてしまうので

土の状態と合わせて確認してあげてくださいね。

 

 

ヘラクレスオオカブトの蛹が羽化したら?

Takashi Taharaさん(@cf6131333)がシェアした投稿

幼虫の飼育で感動の瞬間!

 

ヘラクレスオオカブトの羽化ができたら

触りたくなる気持ちを抑えて

『しばらく放置』して様子をみてください。

 

上記の画像では赤くなっていますが、

実際には『白→黄色→赤→黒』という順番で

色が変化していきますよ。

 

体が固まって色が付いても

中身がまだ弱いので衝撃を与えたりせずに

そっと見守ってあげてくださいね。

 

また自然とエサを食べるようになるまでは

こちらから触ったりすることは基本的にはNG。

 

羽化する時期が一番嬉しい時期ですし、

いよいよヘラクレスオオカブトとして

姿、形がはっきりとしてくる頃なのですが、

軽い気持ちで触れたりすると突然死などの危険性もあります!

 

そうなるとここまでせっかく飼育してきたのに

突然死してしまっては悲しいですよね。

 

ここはグッとこらえて

体が完全に出来上がるまで待ちましょう。

 

 

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いかがでしたでしょうか?

 

ヘラクレスオオカブトの成虫と幼虫の

飼育方法や、飼育道具などについて紹介してきました。

 

ヘラクレスオオカブトは飼育方法が

難しそうだと感じるかもしれませんが、

本記事が少しでもお役に立てれば幸いです!

 

以上、『ヘラクレスオオカブトの飼育や産卵方法、販売価格や幼虫の育て方は?』の記事でした。

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