ボールペンにマジック、
油性のペンは大事な書きつけに
重宝するものです。
カラーのものだとハッキリして
工作が鮮やかになりますし、
子供さんもよく使うグッズですよね。
こんなに便利な油性ペン、
ただ一つ困る点はうっかりして
意図しない場所につくと落ちないこと!
どうしても諦めきれない服や壁、
床についてしまった場合に
何か手立てはあるのでしょうか?
今回はそんな油性ペンのしみの落とし方を、
服や皮膚、プラスチックや床と
種類別に分けてご紹介致しましょう!
油性ペンが落ちない理由は?
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それは原材料に秘密がありそうです。
まず油性ペンの原材料は基本的に
4つで構成されています。
アルコール溶剤、着色剤、樹脂、
そして定着剤がこれに当たります。
樹脂、と聞くと粘着性が取れにくいイメージ、
そして定着剤というのも読んで字のごとく
剥がれないものであることは
想像に難くないでしょう。
この2つが膜のバリアを作り、
着色剤が溶け込んでいるので
油性ペンが落ちない構造ができるのです。
ちなみにホワイトボードのマーカーも
実は油性だとご存知でしたか?
通常の油性ペンはホワイトボードに
書いても消せませんが、
ホワイトボードペンが消せるのは
少し両者の間に成分の違いがあるためです。
ホワイトボードペンには
定着剤が含有されておらず、
剥離剤が使用されているので
こすると剥がれ落ちるようになっているためです。
油性ペンが落ちないものは?
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汚れを落としやすいもの、
ある程度まで落とせて多少跡が見えるもの、
そして落としにくいものがその3つのカテゴリー。
汚れを落としやすいものには
皮膚、ガラス、陶器、アルミ以外の金属、
ホワイトボードが挙げられます。
続いての落とせても跡が残る
可能性があるものは、
プラスチックやビニール製品、
布地、アルミ素材です。
この辺りが一番日常生活で
油性ペンのシミを落としたい!と思う
素材ではないでしょうか。
最後の落としにくいものは、
木製ものや紙、石や大理石、
レンガやコンクリートブロック、
革や合成皮革、軟質塩化ビニールに
ウレタン・ゴムと言ったものです。
服や布についた油性ペンの落とし方!
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必ず出てくるのが服につけてしまう問題。
この場合の落とし方の対処ですが、
アルコールのような揮発性のある
溶剤を使用して落としていきます。
油性ペンのアルコール成分と
この溶剤が溶け合って着色剤が軟化し、
拭き取りやすくなるんです。
ネイルリムーバーや薬箱にある
消毒用エタノールがそれに値しますので、
家庭ですぐに対応できますよね。
具体的なシミの落とし方ですが、
まずシートを敷いて
シミを落としたい布地を広げます。
シミの部分に裏布を当てて
上から溶剤を垂らしながら、
別の布切れでシミをたたき出します。
これを繰り返して油性ペンの
インクが薄くなってきたら、
石けんや洗剤で洗えばOKです!
皮膚についた油性ペンの落とし方!
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肌の脂が融和しあうもの。
したがって石けんとたわしつきスポンジなどで
ぬるま湯を使ってこすれば、
普通は綺麗に落ちます。
他には油分が入っている日焼け止め、
虫刺され軟膏、口紅、オリーブオイルなどでも
同じように油性ペンを落とす溶剤として
使用できるんです。
素早く落とすには研磨剤や
界面活性剤が入ったクレンザーがおすすめ。
ただし肌の弱い方は、
赤くかぶれることもあるのでご注意を。
お風呂に入った時に、
ボディスクラブなどを使うのもいいですよ。
机や床、壁についた油性ペンの落とし方!
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机や床、壁などの油性ペン落としには、
プラスチック消しゴムが有効です。
消しゴムのカスが油性ペンの
インクを剥がし落としてくれるんですね。
こちらは比較的小さな範囲で
油性ペンのシミがついているなら、
おススメできるやり方。
わりと大きなシミであれば、
ネイルリムーバーやベンジン、エタノールの
アルコール溶剤を使いましょう。
油性ペンインクとアルコールが
溶解しあってするりと落ちてくれます。
ただし気を付けたい点があって、
消毒用エタノール、無水エタノール、
ネイルリムーバーなら乳化作用を持つ
プロピレングリコール類が含まれたもののみ
有効ということを忘れないで下さい!
プラスチックについた油性ペンの落とし方!
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先に紹介したプラスチック消しゴム、
エタノールなどで落とすことができます。
また意外なものでは柑橘類の皮を
使ってこするのも、
油性ペンのシミ落としにはいいとか。
これはリモネンの成分に
油脂を溶かす性質があるためで、
洗剤に含有されているのも
この理由からなんですよ。
革製製品についた油性ペンの落とし方!
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油性ペンのインクが染み通っているため、
簡単には落とせないものです。
シミがついたばかりならば、
素早くアルコール溶剤や
洗剤でたたき出して落とすと
何とか薄くなるレベルで収まります。
ただし完全には消えません。
時間が経過したものなら
なおさら素人技では無理ですし、
下手に溶剤を使うと余計なシミまで
増やすもとになります。
したがって皮革製品の場合は
専門のクリーニング店へ持ち込み、
依頼するのが良策と言えます。
油性ペンを落とす際におすすめなグッズは?
これまでの項目では油性ペンの
シミの落とし方を
ご紹介してきました。
今度は実践に移って頂くのにおすすめな、
油性ペンのシミの落とし方に役立つグッズを
以下にご紹介して参ります。
油性ペンを落とすには無水エタノールを!
最初にご紹介する油性ペンのシミの落とし方を
実践するときにおすすめのグッズは、
上記の健栄製薬 無水エタノールです。
無水エタノールは消毒に使うイメージ、
そして先に紹介したように
油性ペンのシミ落としに使えます。
しかしそれ以外にもかなりお役立ちで、
希釈すると除菌効果を発しますし
臭い取りとしても優秀なんですよ。
スプレーボトルに詰め替えれば、
油性ペンのシミがついた時に
シュシュッと吹きかけて拭き取れますよね。
また防カビ洗剤としてタイル掃除、
便器掃除などにも使いやすくなります。
油性ペンを落とすにはベンジンを!
次にご紹介する油性ペンのシミの落とし方を
実践するときにおすすめのグッズは、
上記の大洋製薬Aベンジン 500mlです。
ベンジンは石油からつくられた有機溶剤で、
昔からデリケートな衣服にも使える
しみ抜き剤として愛用されています。
シルクやウールでもOKですし、
口紅や機械油などの濃厚な油汚れも
すっきり落とすことができます。
したがって油性ペンのシミなどは
朝飯前というわけです。
シールを剥がしたあとの
ベタベタを取り除くのにも
有効ですからお試しあれ!
油性ペンを落とすには日焼け止めを!
最後にご紹介する油性ペンのシミの落とし方を
実践するときにおすすめのグッズは、
上記のビーバイイー ママバター
UVケアミルク アロマイン 60ml です。
油性ペンのインクと
日焼け止めクリームが、
お互いの油分が溶け合って
シミが落ちやすくなるとお話ししました。
それだけのために
日焼け止めクリームは購入しませんから、
本来の用途を考えて肌に優しいものを。
ママバターは高保湿成分で
冷暖房の乾燥からもしっかり肌を守り、
白浮きせずにするっと伸びるのでおすすめ。
香りも5種のナチュラルハーブなので
涼やかな印象が残りますよ。
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いかがでしたでしょうか?
本記事では油性ペンの落とし方を、
服や皮膚、プラスチックや床と
種類別に分けてご紹介して参りました。
肌はそのうち自然に消えるから、と
まだ落ち着いていられますが、
床や壁、洋服などについた油性ペンは
諦めていた方が多かったのではないでしょうか?
絶対に消えない、がメリットの油性ペンも
転ずるとデメリットでしたが、
今回で多少の粗相は心配ないと分かりましたよね。
これで子供さんがのびのびと油性ペンで
想像の翼を広げるついでに、
お絵描き範囲が紙以外に広げてしまっても
イライラせずに寛大になれそう!
以上、『油性ペンの落とし方!服や皮膚、プラスチックや床についた時には?』の記事でした。