“小寒”、と文字だけ見ると、
読んで字のごとく、
まだ寒さが凍てつくような気候では
なさそうな感じを受けますね。
旧暦の節気である小寒ですが、
これがいつなのか、そして
どんな性質を持つ日なのかを
ご存知でいらっしゃいますか?
今回は2020年の小寒はいつか、
そして食べ物は何をたべるのかや、
過ごし方の意味や由来なども含めて
ご紹介していきましょう。
2020年の小寒はいつ?
まず皆さんが一番知りたい2020年の
小寒はいつか、についてですが、
こちらは2020年1月6日(月)となっています。
ちなみに2022年の小寒は1月5日、
2022年は1月6日となっていました。
毎年同じではないの?と
首をかしげる方もいらっしゃるでしょう。
これは古来から日本の暦で使われる
季節区分の捉え方である二十四節気では、
毎年1日前後のずれが生じるものであるゆえです。
小寒は二十四節気では23番目に位置し、
期間としては1月の初旬から
およそ2週間ほどの間を指すもの。
2020年における小寒は、
2020年の1月6日(月)から2020年の
1月19日(日)までとなります。
冬としての寒さが始まるという意味で
“寒の入り”とも言われますね。
小寒の起源や由来は?
小寒は大体、そろそろ松の内が
明ける頃になっているもの。
寒の入り、というくらいですから、
実際に寒くはなっていても
ここからが寒さが本格的になる、という
知らせでもあるわけです。
この日から寒中見舞いを出し始める
区切りの日でもあり、
また正月仕舞いの節目でもあります。
小寒から数えて4日目は“寒四郎”といい、
気候変化が崩れやすいので
該当年の収穫を左右する注意日にも。
また9日目は“寒九”といい、
この日に雨が降ると寒四郎とは反対に
豊穣の兆しと信じられていました。
小寒ってどうやって決められているの?
小寒の期間は先の項目で述べたように
昔からの風習で区分されている節気ですが、
小寒の始まりの日は
どうやって決められているのでしょうか?
先にお話ししたように小寒は、
毎年同じ日ではありません。
二十四節気は太陽軌道に
合わせているので、
それぞれの節気が毎年
ずれることになります。
1年365日は地球公転にしたがうと
差違が出てきますよね。
小寒はこの動きにしたがって
変動して決まるものなので、
特定機関によって制定されるものとは
異なります。
強いて言うならば
冬至 から数えて15日目、
冬至と大寒の間と言えますよ。
2020年の小寒に行われる全国の行事やイベントは?
参照元:https://www.photo-ac.com/
小寒の時期は松の内明け前後、
そして1月ということもあるので
共通する慣習行事やイベントが
各地で行われています。
●人日の節句
-無病息災を願って七草がゆを食す
●小正月
-お正月も忙しかった女性が一休みする日、女正月。1月15日頃。
●どんど焼き
-お正月飾りや書き初めを燃やして、年神様をお見送りする日
●藪入り
-正月も働いた人が休む日。昔は奉公人が休暇を取って里帰りした日で、1月16日頃。
●成人式
-二十歳になって大人とみなされるお祝いの日。2020年は1月13日(月)。
上記は小寒の期間日に行なわれる、
慣習行事やイベント一部まとめです。
このほかにも地方によって
郷土色が反映された催しが
行われているかもしれませんので、
是非調べてみましょう!
2020年の小寒はどう過ごせばいい?また由来は?
2020年の小寒の頃にはどう過ごせばいいか、
何となくイメージがわかない方が
多い事でしょう。
せっかくの新元号初めての
2020年の小寒は、
以下のように過ごしてみてはいかがですか?
小寒は寒中見舞いをしたためよう!
参照元:https://www.irasutoya.com/
小寒は寒の入りで季節の節目です。
近頃は寒中見舞いをしたためるひとも
随分少なくなってきていますが、
2020年の新しい元号を機として
御無沙汰な方へのご機嫌伺いにいかがでしょうか。
上記にご紹介する
寒中見舞いはがき 花きらら
福寿草(ふくじゅそう) は、
春を待ち焦がれる可憐な福寿草が
美しいはがき。
和柄の落ち着きにラメが
上品にまぶされているので、
ほどよい華やかさも漂います。
福寿、という意味でも
1月に送るのにふさわしいものですよ。
小寒は七福神めぐりへ!
参照元:https://www.irasutoya.com/
一部地域のイベントとして
知られています。
七福神を祀っている寺社を巡って参拝し、
御朱印帳に朱印を押してもらうという、
いわばスタンプラリーのようなものです。
七福神巡りをすることは、
難を滅ぼし福を呼ぶ、と
言い伝えられていますから、
年始の月に願掛けとして行なってみましょう。
小寒は十日戎(とおかえびす)へ!
参照元:https://nishinomiya-ebisu.com/
十日戎(とおかえびす)が有名。
これは七福神の一人であるえびす様、
方言で言うところの
えべっさんを奉る年始のお祭りです。
大阪市の今宮神社で行われるものが
とりわけ有名となっており、
大金が賽銭箱に投げ入れられる
豪快なさまは是非一見の価値ありです!
小寒の食べ物や由来、意味は?
小寒にちなんだ食べ物には、
どんなものがあるでしょうか?
以下になじみぶかい冬の食べ物を
ご紹介してみましょう。
小寒は七草がゆを!
参照元:https://www.photo-ac.com/
小寒といえば1年の無病息災を願って
七草がゆを食べる風習が一般的です。
年末年始の飽食で疲れた
胃をいたわるための粗食、と
捉えられがちですが、
歴史は古いものなんですよ。
古代中国にルーツを遡り、
平安時代には宮中行事として
食されていました。
光孝天皇による有名な和歌、
“君がため 春の野に出でて 若菜摘む
我が衣手に 雪は降りつつ”というのも
これに関連したものです。
上記にご紹介するフリーズドライ
春の桜七草(桜塩漬けと七草)セットは、
おかゆに混ぜるだけの簡単さ!
ついスーパーで七草を買っても、
萎れるのが早いために
手を出しかねていた方におすすめです。
フレッシュなままの七草に加え、
別袋で桜の塩漬けも入っているので
おめでたさと春の香りが加わって
華やかさがプラスされます。
小寒はあずき粥を!
参照元:https://www.kyounoryouri.jp/
続いての小寒の食べ物は、
あずき粥です。
1月15日の小正月に食べる
習わしとなっているのがあずき粥。
その年1年間の邪気を祓って
万病を除く、と言われている、
縁起物の食事となります。
あずきは風邪を予防したり、
正月のご馳走で荒れた腸内環境を整えたり、
ガンや成人病予防にも効能がある
スーパーフード。
2020年には思いを込めながら
是非あずき粥を頂きましょう。
上記にご紹介するのは、
【オーサワジャパン】 有機玄米
あずき粥(200g)です。
山形産の有機玄米、北海道産の小豆、
海の精の塩と、
原料にこだわったあずき粥がこちら。
マクロビオティックとオーガニックの
先達であるオーサワジャパンなので、
素材本来の味を大事にした
素朴ながら滋味豊かなおかゆになっています。
赤ちゃんからお年寄りまで
喜ばれる優しい味付けで、
ほっこりと身体が癒されるのを
感じることができます。
小寒以外の二十四節気一覧!
月の名前 | 節気 | 2022年の日付 | 2022年の期間 |
睦月 | 小寒 | 01/06 | 01/06〜01/19 |
大寒 | 01/20 | 01/20〜02/03 | |
如月 | 立春 | 02/04 | 02/04〜02/18 |
雨水 | 02/19 | 02/19〜03/05 | |
弥生 | 啓蟄 | 03/06 | 03/06〜03/20 |
春分 | 03/21 | 03/21〜04/04 | |
卯月 | 清明 | 04/05 | 04/05〜04/19 |
穀雨 | 04/20 | 04/20〜05/05 | |
皐月 | 立夏 | 05/06 | 05/06〜05/20 |
小満 | 05/21 | 05/21〜06/05 | |
水無月 | 芒種 | 06/06 | 06/06〜06/21 |
夏至 | 06/22 | 06/22〜07/06 | |
文月 | 小暑 | 07/07 | 07/07〜07/22 |
大暑 | 07/23 | 07/23〜08/07 | |
葉月 | 立秋 | 08/08 | 08/08〜08/22 |
処暑 | 08/23 | 08/23〜09/07 | |
長月 | 白露 | 09/08 | 09/08〜09/22 |
秋分 | 09/23 | 09/23〜10/07 | |
神無月 | 寒露 | 10/08 | 10/08〜10/23 |
霜降 | 10/24 | 10/24〜11/07 | |
霜月 | 立冬 | 11/08 | 11/08〜11/21 |
小雪 | 11/22 | 11/22〜12/06 | |
師走 | 大雪 | 12/07 | 12/07〜12/21 |
冬至 | 12/22 | 12/22〜01/05 |
上記のまとめが1年を二十四節気に
区分した表となります。
小寒の日以外の節気も知って、
日本の四季を一層豊かに
過ごしてみましょう。
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いかがでしたでしょうか?
本記事では2020年の小寒はいつか、
そして食べ物は何をたべるのかや、
過ごし方の意味や由来なども含めて
ご紹介して参りました。
寒さがいよいよ本格的に
なってくることを知らせる、
二十四節気の小寒。
つい家にこもりがちな時期ですが
ご紹介したような行事へ出かけて、
古きよき冬ごよみを味わうのもいいものですよ。
以上、『小寒2020年はいつ?食べ物は何をたべるのか、過ごし方の意味や由来なども紹介!』の記事でした。