ふわふわと自然のぼんぼりを持って、
夏の夜に導き入れてくれるかのような
イルミネーションが美しい蛍(ホタル)。
イメージとして夜になるとずっと
光続けていると思われがちですが、
繊細な昆虫であるため
光る時間が決まっているのです。
せっかくの鑑賞に出かけて
見られなかった、という残念さを
できるだけ回避するためにも、
蛍(ホタル)の習性の知識を得ておきましょう。
今回は蛍(ホタル)が光る時間は
何時がベストなのか、さらに光りにくい時間や
地域別の光る時期をご紹介しますよ。
蛍(ホタル)が光りやすい時間帯って?
参照元:https://www.tsuneishi-g.jp/
蛍は夜じゅう光っているわけではなく、
おおまかにわけて3つの時間帯で
光る時間帯があります。
最も多く光って飛び交う蛍が
見られる時間帯は、
午後7時半〜9時頃と言われています。
これが最初に発光する時間帯でもあるので、
子供連れの方には嬉しい部分でしょう。
雨の時に蛍(ホタル)が光りやすい時間帯って?
参照元:https://www.photo-ac.com/
蛍は残念ながら雨の日や
風が強い日、冷え込む日には
飛び交うことはしないものです。
そもそも蛍が好む気温条件が
20度以上ですから、
雨の日にはこれ以下の気温になるために
鑑賞が難しくなるわけです。
小雨程度でほんの少し、
飛ぶこともありますが、
実は蛍にとっては危険な状況。
雨粒で地面に叩き落されてしまったり、
それで川に落ちて流されてしまうという
リスクを負うわけです。
ただ、雨がしばらくして止んで
急に気温が上がると、
蛍が好む蒸し暑い湿った環境が整うので
鑑賞のチャンスがありますよ。
蛍(ホタル)が光りにくい時間帯って?
参照元:https://www.photo-ac.com/
蛍が飛ぶ時間帯は先にお話ししたように、
まずは午後7時半〜9時頃です。
次いで午後11時頃、最後は午前2時頃で
終了となります。
この合間時間はどうしているかというと、
草に止まって身体を休めています。
したがってこの光りにくい時間帯を
避けていけば、
発光して飛び交う蛍のショーが
見やすくなりますね。
蛍(ホタル)が光りにくい時間帯にいくとどんなの?
参照元:https://www.pakutaso.com/
先にご説明した蛍が光らない
合間時間に行くと、
まず単純に蛍が見られずに
長時間、手持無沙汰でしょう。
町中でもないので
時間つぶしもしづらいですし、
その後で出てくる蛍を考えると
迂闊にライトを照らしておくわけにも
いきませんよね。
さらに辛いことには、
ヤブ蚊に耐えなければならないことです。
草が生い茂る場所ですから
当然蚊が季節柄沢山います。
スプレータイプの虫除けは
蛍も殺してしまう恐れがあるので
使うのを控えるのがベター。
ともかく光る時間帯をよく調べて、
合間時間の現地到着は
極力避けるのがおすすめです。
蛍(ホタル)は光りやすい時間と光りにくい時間があるのはなぜ?
参照元:https://www.yakei-kabegami.com/
先の項目でご説明したように
蛍は求愛・繁殖のために発光します。
そうはいっても一晩中休みなく
飛び交うことは体力が続かないので、
およそ2時間ごとに飛ぶわけです。
休憩と活動の時間リズム、
これが光る時間と光らない時間の
種明かしですよ。
蛍(ホタル)が集まりやすい場所って具体的にどんな場所?
参照元:https://www.kankou-gifu.jp/
蛍は生息場所として
湿地帯を好むことがまず挙げられます。
それほど生態に詳しくない方でも
想像がつくように、
それゆえ蛍は渓流や用水地の
せせらぎなどで多く見られるわけです。
またそのような場所は草が深く
生い茂っているのもセット。
水場があって湿地、草が茂っている、
そして静謐な場所を好むのが蛍です。
水場だからいるかというとそ
そういうわけでもなく、
餌となるカワニナもいることが大事。
事前にそのあたりを調べておくと
失敗がありません。
また、人家の灯りがこうこうと
見えるような場所でも、
蛍は生息しづらい条件となります。
灯りがほかにないような
集落から遠く離れた場所が、
蛍が集まりやすい場所になるわけです。
蛍(ホタル)鑑賞に行く時に気をつけることは?
参照元:https://common3.pref.akita.lg.jp/
蛍(ホタル)を鑑賞しに行く場所では、
地元の方の手引きによる
グループツアーも多いものです。
そのようなシチュエーションでは
必ず事前説明があるものですが、
とにかくスポットでは大きな音を
立てないようにすること。
蛍が光るのは求愛・繁殖のための
サインという習性ですから、
雑音が多いと敏感に察して
現れてきません。
また懐中電灯などを
照らしておくのもNGです。
蛍の活動の妨げになるばかりか、
ほかの鑑賞の方の妨げにもなりますよね。
蛍(ホタル)が光る全国の時期は?
●沖縄●
蛍(ホタル)の見頃時期:2月~12月
●九州●
蛍(ホタル)の見頃時期:5月下旬~6月上旬
●中国地方●
蛍(ホタル)の見頃時期:6月中旬~7月中旬、8月上旬
●関西●
蛍(ホタル)の見頃時期:5月下旬~6月下旬
●中部●
蛍(ホタル)の見頃時期:6月上旬~7月上旬
●関東●
蛍(ホタル)の見頃時期:5月中旬~6月中旬
●東北●
蛍(ホタル)の見頃時期:6月上旬~7月上旬
●北海道●
蛍(ホタル)の見頃時期:7月上旬~8月上旬
上記は全国地域別に分けた、
蛍(ホタル)が光る見頃時期まとめです。
このほかに興味深い事象として、
蛍が光る間隔は地域別に違うことが
研究によってわかっているんです!
一番ポピュラーなゲンジボタルは
東日本においては4秒に1回間隔で点滅、
西日本地域では2秒に1回の点滅、
そして境界地域では3秒に1回の間隔で
点滅することがわかっています。
ヘイケボタルは1秒に1回点滅ですし、
ヒメボタルはパチパチとフラッシュのように
瞬くという種類ごとの違いも。
これがわかっていると蛍観賞で、
飛び交う蛍の種類が判別しやすいですよね。
蛍(ホタル)の鑑賞におすすめのアイテムは?
さて、蛍(ホタル)の鑑賞に出かける時は、
どのようなアイテムを持っていくと
「しまった!」の失敗がないでしょうか?
以下におすすめのアイテムを
ご紹介してみます。
蛍(ホタル)の鑑賞にはLED懐中電灯がおすすめ!
最初にご紹介する蛍(ホタル)の鑑賞に
おすすめのアイテムは、
上記のパナソニック 懐中電灯
LEDエボルタ乾電池付きです。
蛍観賞はかなり山深いスポットや
田園地帯にあることが多く、
照明が一切ないのはざらではありません。
そこでスポットにたどり着くまでは
懐中電灯があると便利です。
こちらはスマートデザインで
かなり軽量なところが、
アウトドアに嬉しいポイント。
ただし蛍は大変デリケートですから
足元を照らすのみ、を徹底して
スポットに着いたら必ず消しましょう。
蛍(ホタル)の鑑賞にはレインポンチョがおすすめ!
次にご紹介する蛍(ホタル)の鑑賞に
おすすめのアイテムは、
上記のOUTDOOR レインコートです。
里山での蛍スポットでは、
初夏であっても夕方以降は気温がグッと下がり、
水辺ということもあってひんやりとした
肌寒さを感じるものです。
また雨がぱらつくことも
よくありますので、
レインポンチョの携帯がおすすめです。
アウトドアウェアに強い
アウトドアプロダクツのポンチョは、
シンプルデザインと機能性の
バランスが抜群。
防寒と防水をしっかりと
サポートしてくれますよ。
蛍(ホタル)の鑑賞にはゴミ捨て用のレジ袋がおすすめ!
次にご紹介する蛍(ホタル)の鑑賞に
おすすめのアイテムは、
上記のハンドハイパー 柄入レジ袋
スカイ SSサイズです。
ゴミの持ち帰りはどこの蛍観賞スポットでも
管理局で注意喚起されています。
こちらは綺麗なブルースカイが
美しい自然にうつりもよく、
出したゴミ以外も他の人が置いて行った
ゴミ拾いが気持ちよくできそう。
レジャーにビニールレジ袋を
持っていくと何かと役立ちますし、
ちょっとしたプレゼントやお土産を
差し上げるときに入れる袋としても
活躍してくれます。
蛍(ホタル)の鑑賞には防水シューズがおすすめ!
次にご紹介する蛍(ホタル)の鑑賞に
おすすめのアイテムは、
上記の晴雨兼用レインブーツです。
市内や町中の公園などにも
蛍が見られるスポットがあると言えども、
基本は草が生い茂る湿気が多い場所に
蛍は生息するものです。
田舎や渓谷地ならなおさら、
湿地や渓流の水で足元が濡れたり
足場が悪く滑りやすい場所である
可能性が高いのでレインシューズを。
ご紹介のものはスタイリッシュな
シンプルさが特徴的なので、
日中の観光レジャーなどにも
すんなり自然に履けますよ。
蛍(ホタル)の鑑賞には携帯簡易チェアがおすすめ!
最後にご紹介する蛍(ホタル)の鑑賞に
おすすめのアイテムは、
上記のアルミアウトドア
ポータブルチェアです。
蛍観賞スポットでは座るならば
直に草の上や砂利土になります。
蛍待ちは時間がかかるので
携帯チェアがあると快適に
時間を過ごすことができるでしょう。
こちらは1㎏にも満たない重さで
片手でコンパクトに持てるほど、
小さく収納できるすぐれもの。
アウトドアレジャーにぴったりの
おすすめポータブルチェアーです。
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いかがでしたでしょうか?
本記事では蛍(ホタル)が光る時間は
何時がベストなのか、さらに光りにくい時間や
地域別の光る時期をご紹介致しました。
昔は都会でも緑が多く、
水質も今と違って良かったですし
何より夜にはちゃんと静寂が訪れていたので、
割と見かけることができた蛍(ホタル)。
今ではそれなりの場所へ
レジャーに出かける特別感が
必要なのは少し寂しいものですよね。
だからこそ、確実に蛍(ホタル)と
出会えるように、
今回ご説明したポイントを忘れずに
夏の自然のイルミネーションを
観に出かけてみて下さいね!
以上、『蛍(ホタル)が光る時間って何時がベスト?光りにくい時間や光る時期も地域別に紹介!』の記事でした。