まりも、と聞くとコロリとした形状に
愛らしい癒しを言葉から既に感じて、
思わず頬がほころんでしまいます。
日本では北海道の阿寒湖が
有名なまりもの生息地として
すぐに頭に浮かぶのではないでしょうか?
特別天然記念物指定の
稀少な生きものでありながら、
入手できて飼うこともできる
魅力にみちたまりも。
今回はそんなまりもの育て方を、
水替の頻度や水温、置き場所や
餌の有無や注意点までを含めて
細かくご紹介していきましょう。
まりもの育て方って?
自ら飼うつもりでいたならば
事前にまりもの育て方を調べてはいても、
お土産で思いもかけず我が家にやってきた!
という方もいらっしゃるでしょう。
そんな時に育て方で慌てないために、
以下にまりもの育て方でよく寄せられる
質問の数々をまとめてみましたので、
是非ご参考になさってみて下さい。
水は水道水でもいいの?
参照元:http://ja.kushiro-lakeakan.com/
最初にご紹介するまりもの育て方で
よくある疑問の一つが、
水は水道水でいいのか、というものです。
デリケートさと丈夫さを
兼ね備えているのも、
まりもの魅力となっています。
水道水でも全く問題ありませんよ。
しかも汲み置きを使ってカルキ抜き、
という手間をかけなくとも大丈夫です。
水換えの頻度って?
参照元:https://www.amazon.co.jp/
次にご紹介するまりもの育て方で
よくある疑問の一つが、
水換えの頻度です。
濁ってきたり水がぬるくなったのが
水替え時のサインとなります。
夏なら1週間に1回、
冬場はひと月に1回を
習慣にするのもいいかもしれません。
まりもは綺麗な環境を好むので
きれいにしすぎて悪いということはありません。
夏場は蚊がボウフラを産み付けたり、
水がぬるまって茶色いアクが発生したりと
何かと水が汚れやすいため、
特に注意が必要となります。
水温は何度ぐらいがいいの?
参照元:https://www.city.kushiro.lg.jp/
次にご紹介するまりもの育て方で
よくある疑問の一つが、
生育環境の適切な温度はどのくらいか、です。
まりもに適した水温は
15度から20度が一般的。
北方の湖で生まれ育ったものですから、
できるだけそこに近い水温を
再現してあげて下さい。
真夏の盛りにはたまに
冷蔵庫にいれてあげるのも、
長生きさせるコツだそうです。
置き場所ってどこがいい?
参照元:http://marimo-web.org/
次にご紹介するまりもの育て方で
よくある疑問の一つが、
まりもの置き場所です。
まりもは光合成が必須なので
陽光が適度にあたるところが
適切であると言えます。
ただ水温の適温が低めですから、
直射日光が当たるところではNG。
カーテンやブラインドで
日光調節をできる、
窓辺が生育場所として適しています。
餌は与えなくていいの?
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最後にご紹介するまりもの育て方で
よくある疑問の一つが、
まりもに餌やりは必要か、というものです。
強いて言えば光合成をして
大きくなるものですから、
太陽の光が餌であると言えます。
特別にエサのようなものは
必要ないと言えますね。
まりもを育てる時の注意点って?
まりもは藻とはいえやはり生きもの、
育て方にはそれなりの注意点を
認識しておく必要があります。
以下にまりもを育てる際に
気を使いたいことをまとめましたので、
参考になさってみて下さいね。
まりもを育てる時は日差しと影が適度にできるところに置く!
参照元:https://lovegreen.net/
まりもは植物なので成長するのに
光合成を必要とします。
したがって真っ暗な環境だと
腐敗したりして育ちません。
自然の湖と同じように柔らかい日差しと
適度な暗がりが交互に訪れるような、
ブラインド越しの窓辺などに置きましょう。
まりもを育てる時はなるべく他の生き物と一緒に飼わない!
参照元:http://ja.kushiro-lakeakan.com/
まりもは球状が可愛らしいので、
熱帯魚の水槽のデコレーションとして
使いたくなる気持ちは分かります。
しかし熱帯魚はまりもを
エサとして食べてしまって、
ボロボロにしてしまうことも。
また他の生き物が出す汚物は
綺麗な水を好むまりもには、
適切とはなりません。
まりもを育てる時はなるべく冷たく清潔な水で育てる!
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まりもの生息地は北海道を始め、
外国でもアイスランドなど
北方の地方であることが特徴です。
つまりなるべく冷たくて
濁りがない清澄な水を好むのです。
頻繁に水を替えてあげるのはもちろん、
夏場は冷房が効いた部屋に
置くぐらいの気遣いが必要となります。
まりもを育てる時は水替えのついでにお手入れを!
参照元:https://tenki.jp/
水を替えてあげたらまりもが
呼吸しやすいように、
お手入れをしてあげるのも大事です。
手のひらの上で転がしながら、
直接水をあててバラバラにしないように
優しく水洗いしましょう。
大き目のものなら内部までは
きれいな水が浸透しにくいため、
スポンジをそっとしぼるようにして
中の汚れを出すのもポイントです。
まりもを育てる時におすすめのアイテムは?
まりもを迎え入れることが決まったら、
彼らに心地いい環境を提供すべく
育て方に気を使ってあげたいですよね。
まりもを育てる時におすすめのアイテムを、
以下に数点ご紹介してみましょう。
まりもを育てる時には飼育用ミネラル鉱石!
最初にご紹介するまりもの育て方に
役立つおすすめアイテムは、
上記のまりも飼育水用 ミネラル鉱石です。
水道水でも構いませんが、
生まれ育った湖と同じような
水で育ててあげたいならこちらを。
水に入れるだけでミネラル分を
生息する湖の水のように調整するので、
成長や増殖のフォローになります。
まりもを育てる時にはマリモのごはん!
次にご紹介するまりもの育て方に
役立つおすすめアイテムは、
上記のマリモのごはんです。
まりもがなかなか大きくならない、
そんな時に水槽に入れてあげる
必要栄養分の液剤です。
効果のほどはゆっくりですが、
水道水よりは自然の養分たっぷりの
水に近づくので、
まりもにとって悪いことはありませんね。
まりもを育てる時には水槽ろ過器!
次にご紹介するまりもの育て方に
役立つおすすめアイテムは、
上記の水作エイトコアS 水中ろ過器です。
まりもは清潔で酸素たっぷりの
水のもとで成長します。
頻繁な水替えがしにくいなら、
このような自動ろ過機で
常に一定の清潔度を保ってあげましょう。
まりもを育てる時には大きめの水槽!
次にご紹介するまりもの育て方に
役立つおすすめアイテムは、
上記のGEX ジェックス グラステリア
サイレント 900スリムです。
まりもは瓶詰めが可愛い、と
思いがちですが、
十分な酸素供給と水の汚れ頻度を考えると
ゆったり大き目の水槽が適切。
こちらは水槽内をくまなく循環する
ハイパワーな水流とシャワーパイプ付きですから、
まりもが好む常に綺麗な環境に
手間いらずで整えられるのもおすすめ!
まりもを育てる時には冷却ファン!
最後にご紹介するまりもの育て方に
役立つおすすめアイテムは、
上記のコトブキ スポットファンです。
まりもは冷たい水を好みますが
これを一定温度に保つのは、
夏場は特に大変です。
水槽に引っかけて使える
この小型ファンを使うと、
水温を約2~4℃も下げることが可能。
ホコリが入り込まないように
防塵フィルター付きですから、
水を汚してしまうこともありません。
まりもの豆知識!
まりもが一層愛らしく親しみ深い
生きものとなってきたところで、
最後にまりもに関する豆知識を
ご紹介していきましょう。
あなたのお宅にやってきたまりもの、
育て方のご参考に是非どうぞ!
まりもの寿命って?
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まりもは一本一本の藻のことで、
光合成を行ないながら他の一本と繋がりあい、
あのような球状になっていきます。
光合成を行なうので植物の一種、
したがって枯れた時が成長が止まる時と
みなすことができます。
ただし枯れても適切な処置を施すと
再び生き返るものなんですよ。
俗に阿寒湖のまりもたちは
今現在で300年ほどの寿命と言われています。
私たち人類の永遠の夢である
不老不死を実現しているまりも、
何ともロマンと憧憬を感じますね。
まりもが生きているか確認する方法は?
参照元:https://am-sanwa.co.jp/
まりもが生きているかどうかの
確認の取り方ですが、
これは見た目で判断することになります。
何らかの病気などで白くなったりすると
瀕死の状態であるかもしれません。
ただこれはこすったりして
白みを取ってあげると、
再びもとのように緑のいきいきした
姿に戻すことができます。
水の取り換えを怠ったりして
まりも自体をドロドロに
腐敗させてしまわなければ、
基本的に生かしておくことができます。
まりもが浮いてくるけど死んでる?
参照元:https://www.youtube.com/
まりもが気づいたら水面近くに
浮いてきたことに気づくかもしれません。
まりもは光合成をするので、
光を受けようとして
浮いてくることがあるのです。
これならば正常ですから
問題はありませんが、
内部が腐敗して空洞になり、
軽くなって浮いたケースもあるので
注意が必要となります。
光合成ならば翌日くらいには
また沈んでいますが、
腐敗の場合は浮いたままなので
これが判断基準になるでしょう。
まりもが茶色くなってきたけど?
参照元:http://www.aquanemyu.com/
まりもが茶色くなってしまったら、
それは茶ゴケかもしれません。
その場合は歯ブラシなどで
軽くこすってあげて、
流し水で揉み洗いしてあげましょう。
その後で形をまた丸く整えて
綺麗な水の環境に戻してあげれば、
再び元気な緑色になりますよ。
まりもは魚と入れても大丈夫?
参照元:http://www.ghibli-museum.jp/
まりもはできればまりもだけで
水槽に入れて飼うのがベター。
そのわけは魚と入れてしまうと
魚が藻を餌として食べてしまうので、
思うさまに生育することができないからです。
魚もいっぺんに丸ごとまりもを
食べるわけではなく、
つつく程度はありますが、
まりもをなるべく増やしたければ
一緒に入れないほうが良さそうです。
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いかがでしたでしょうか?
本記事ではまりもの育て方を、
水替の頻度や水温、置き場所や
餌の有無や注意点までを含めて
細かくご紹介して参りました。
ますますまりもが可愛らしく思えて、
飼ってみたいと思われた方も
多いのではないでしょうか?
難しいと言われている
まりもの育て方、
実は必要ポイントも
それほど複雑なことはなく、
飼いやすいことがわかりましたよね。
マンション暮らしでも
まりもなら近所迷惑を
気にせずに飼えますから、
是非あなたのお宅に
迎え入れてみて下さいね。
以上、『まりもの育て方!水替の頻度や水温、置き場所や餌の有無、注意点も紹介!』の記事でした。