京都3大まつりの一つで
そしてその優雅さといにしえの趣では
比するものがないとされるのが、
5月の葵祭です。
起源は何と6世紀の神事に始まり、
平安時代に華やかな祭事として
昇華を遂げた葵祭は、
京都が誇る最古の祭り。
平安貴族たちが残した
文献にも頻繁に登場する葵祭に、
2022年こそは出かけてみましょう。
今回は葵祭の2022年の日程や
詳しいスケジュール、
見所や交通規制、おすすめな回り方などを
まとめてご紹介致します。
2022年の葵祭の日程は?
参照元:http://www.asahi.com/
2022年の葵祭の日程は、
2022年5月15日(水)になっています。
この5月15日という日付けは
旧暦の4月の中酉の日と昔から定められており、
これが新暦だと5月15日に当たって
慣習を守っているので変わらないのです。
2022年は週半ばの水曜日に
当たっていますから、
「人出はそれほどでも・・・」と
考えるのは残念ながら早計です!
毎年曜日がいつであろうと、
およそ10万人ほどがこの1日に
京都へ一堂に会します。
葵祭がすでにブランド化している上に
たった1日だけ、という稀少性が、
これだけの観覧客を集めるのですね。
10万人が集うとなれば
人を観に行くようなものですが、
しっかり満喫したいなら
有料観覧席を押さえましょう。
全席指定・パンフレット付きで
4月3日から3種の席の前売りが開始します。
価格は2,700円・5,000円 ・ 7,000円 の
3種となっており、
旅行会社を始め各コンビニ窓口、
京都総合観光案内所での
店頭購入が可能ですよ。
2022年の葵祭のスケジュールは?
葵祭の2022年のスケジュールですが、
以下のような時間割が、
現時点で予定されています。
●2022年5月15日(水) 【路頭の儀(1)】・京都御苑出発(10:30)
・堺町御門から丸太町通り(10:50)
・河原町通から出町橋 (11:15)
・下鴨神社到着(11:40)、社頭の儀の執り行い
●2022年5月15日(水) 【路頭の儀(2)】
・下鴨神社出発(14:20)
・下鴨本通から洛北高校前(14:40)
・北大路通から北大路橋(14:55)
・賀茂川堤から御薗橋、上賀茂神社到着後に社頭の儀の執り行い(15:30~)
葵祭を代表するのは、
何といっても束帯姿の男性と
十二単の女性のお練り歩きである
路頭の儀です。
行列は先頭から最後尾までが
約1㎞の長さといいますから、
その壮麗さは想像に難くありません。
絵巻物から抜け出してきたような
美麗な平安衣装が飽きさせることなく、
次々と目を楽しませてくれます。
古は男性のみの行列でしたが
1950年代からは女性の行列である
斎王代列が加わり、
一層花を添えるものになりました。
今ではこちらに毎年注目が
集まるのですが、
それは後の項目でご説明です!
2022年の葵祭の見所や開催場所は?
2022年の葵祭、
見所はどんなものでしょうか?
開催場所を示しつつ、
以下に2022年の葵祭の
見所をご紹介しましょう。
2022年の葵祭の見所1:『路頭の儀:本列』
参照元:http://www.dydo-matsuri.com/
・日にち:5月15日(水)
・時間:※前項目のスケジュール割を要参照
・開催場所:
・住所:
京都市北区上賀茂本山339(上賀茂神社)
最初にご紹介する2022年の
葵祭の見所は、
路頭の儀:本列です。
平安の昔から連綿と続く、
束帯姿の近衛使代という
勅使代に扮した男性たちが
爽やかで気品に溢れた装束で
葵を飾った腰興と共に歩きます。
男性の雅を感じられる
お練りとしては、
恐らく日本で最高峰のものでしょう。
厳粛ながらも華やかな本列は
目にも爽やかで美しい見ごたえですよ。
【京都御苑】
【下鴨神社】
【上賀茂神社】
2022年の葵祭の見所2:『路頭の儀:斎王代列』
参照元:http://doshisha-vision2025.jp/
・日にち:5月15日(水)
・時間:※前項目のスケジュール割を要参照
・開催場所:
・住所:
京都市北区上賀茂本山339(上賀茂神社)
次にご紹介する2022年の
葵祭の見所は、
路頭の儀:斎王代列です。
葵祭に加わった歴史は浅く、
1956年から路頭の儀に登場した
女人行列です。
斎王とは天皇の内親王から
代々神に仕える巫女として
未婚で生涯を神社に捧ぐ女性。
葵祭の斎王代には毎年未婚で
代々京都在住の家柄の女性、
そして相当の費用を納められる
家の女性が選出されます。
このプレスティージュが
今では毎年葵祭の話題の中心とも
なっています。
鮮やかな十二単を着こなし
輿に乗って道を行く斎王代列は、
葵祭の華として不動の位置を
確立しています。
2022年の葵祭の見所3:『社頭の儀:牽馬の儀(ひきうまのぎ)』
参照元:https://youtu.be/OEMAFov7jlE
・日にち:5月15日(水)、
・時間:下鴨神社にて11:40以降、上賀茂神社にて15:30以降
・開催場所:下鴨神社、上賀茂神社
・住所:京都市北区上賀茂本山339(上賀茂神社)
次にご紹介する2022年の
葵祭の見所は、
社頭の儀:牽馬の儀
(ひきうまのぎ)です。
神様に奉納した馬をご覧いただく
厳かな儀式です。
白馬も美しい織物をまとい、
神聖な足取りで闊歩する様子は
葵祭ならではのものですよ。
2022年の葵祭の見所4:『社頭の儀:東遊(あずまあそび)』
参照元:https://youtu.be/
・日にち:5月19日(日)
・時間:下鴨神社にて11:40以降、上賀茂神社にて15:30以降
・開催場所:下鴨神社、上賀茂神社
・住所:
次にご紹介する2022年の
葵祭の見所は、
社頭の儀:東遊(あずまあそび)です。
社頭の儀の中でも
最も人気が高い催しがこちら。
王朝絵巻そのままに
華麗な舞人の男性たちが、
神への奉納としての舞を踊ります。
優美な雅楽と所作は
清新な涼風を辺り一帯に
運んでくれるかのようです。
2022年の葵祭では髪型も要チェック!
参照元:https://www.mods-stylingtools.com/
葵祭でおすすめの髪型ですが、
上記画像のようなローアップの
ポニーテールはいかがでしょう。
美しい平安のお姫様の
斎王たちのおすべらかしのような、
上品で雅やかなスタイルです。
2022年の葵祭ではどこに屋台が出る?
2022年の葵祭では
屋台は例年と同じ場所に
出店することが予想されます。
つまり以下の、
・下鴨神社
・上賀茂神社
となります。
行列道中の屋台はというと、
こちらは皆無と言えます。
行列祭りで移動していくことと
また貴族のお祭りという性質、
何より10万人の人出では
とても屋台を出すスペースは
物理的に無理と言えます。
上記の神社の屋台では社頭の儀で
行列が到着する頃を外せば、
腹ごしらえを楽しめるでしょう。
【下鴨神社】
【上賀茂神社】
2022年の葵祭で交通規制をする場所は?
2022年の葵祭の
交通規制情報は、
毎年ルートが同じですから
事前に知りやすいのがメリットです。
参照元:https://www.kyoto-np.co.jp/
上記画像で分かるように
葵祭では路頭の儀の行列ルートが、
主に交通規制の対象となります。
規制は10:40より始まって、
通過に合わせて順次実施されていきます。
完全な車両通行止めは
午前中は丸太町通や下鴨本通など
22区間で行なわれる予定。
午後には下鴨本通や加茂街道など
11区間が対象となります。
そのほかに急遽一方通行や
駐停車禁止の区間も出てくるため、
観覧のための徒歩移動ルートも
思わぬ変更を余儀なくされる
可能性もあるでしょう。
2022年の葵祭を効率よく回るルートやプランは?
2022年の葵祭りを効率よく
回るルートですが、
催し物に段階があるので
京都御苑⇒下鴨神社⇒上賀茂神社の
スタンダードな回り方しか
難しいでしょう。
催しを見たらすぐに次の
神事が行われるポイントまで、
徒歩移動を始めるのが一番確か。
この場合は途中の行列観覧は
諦めることになりますし、
ルートは全長8㎞ですから
すべてを追って観るのはかなり大変。
しかしピンポイントで葵祭を
絶好ポイントで見られる場所はあり、
それが鴨川沿い沿道です。
早めに行けば沿道や河原のベンチに
場所を取れますし、
行列を手が届く距離で見られますよ!
2022年の葵祭におすすめの持ち物は?
2022年の葵祭に出かける際、
おすすめの持ち物には
どんなものがあるでしょうか?
以下におすすめ持ち物を
ご紹介してみますね!
2022年の葵祭にはマグボトルがおすすめ!
最初にご紹介する2022年の
葵祭におすすめな持ち物は、
上記のスタンレー クラシック
真空 ボトル 1Lです。
とにかく日本でも有数の
人出を誇る葵祭ですから、
ルートで飲み物購入は不可能という
くらいに考えていきましょう。
スタンレー社の水筒は
24時間の保冷・保温効果を誇るので、
冷たい飲み物を自宅から持っていても
1日フレッシュな状態で頂けます。
とにかく容量大きめの
マグボトルに詰めての
飲み物持参はマストです!
2022年の葵祭には自撮り棒がおすすめ!
次にご紹介する2022年の
葵祭におすすめな持ち物は、
上記の自撮りMONOPODです。
葵祭でよく言われるのが
「人の頭ばかりで写真が取れない」。
10万人の人出ですから
無理からぬ話ですよね。
そこで持っていきたいのが
セルフィ―スティック。
万一、とても肉眼では
行列観覧できなくとも、
自撮り棒で高い位置から撮れば
きれいにお練りを見られます。
2022年の葵祭には日除け帽子がおすすめ!
次にご紹介する2022年の
葵祭におすすめな持ち物は、
上記のUVカット&撥水帽子です。
京都の5月は陽気がいいと
かなりの暑さになります。
人込みで動けませんから
日陰を探すことは難しいでしょう。
また5月の紫外線がもっとも
日焼けしやすいものなので、
日除け帽子はマストアイテムです。
こちらは降雨にも対応できる
撥水加工ですし、
くるくると小さく畳めるので
携帯にもってこいです。
2022年の葵祭にはレインポンチョがおすすめ!
最後にご紹介する2022年の
葵祭におすすめな持ち物は、
上記の kiu W.P.C. レインポンチョです。
葵祭では過去に2~3回しか
雨天になったことはありませんが、
気候的には不安定な5月です。
雨が降っても人込みの多さからの
安全面の上から、
傘をさすことは禁じられています。
そこで携帯していきたいのが
レインポンチョ。
こちらはポップで鮮やかなデザインと、
脛までのたっぷりフォルムがおしゃれで
デートスタイルも崩しません!
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いかがでしたでしょうか?
本記事では2022年の葵祭の
日程やスケジュール、
見所に交通規制やおすすめな回り方など
網羅してご紹介してきました。
平安貴族が愛した風流と
夏の予感を味わえる葵祭は、
一生に一度は見ておく祭事と
言われています。
是非デートや家族旅行で
2022年の葵祭に、
出かけてみて下さいね!
以上、『葵祭2022年の日程やスケジュール、見所や交通規制、おすすめなコースの回り方も!』の記事でした。