“目に青葉、山ほととぎす初鰹”と
山口素堂が詠んだ爽やかな初夏が、
立夏の時節です。
5月の清々しい青葉の香りは
昔は既に夏の始まり。
現代ではゴールデンウィークたけなわの
春の行楽に絶好の季節として、
知られているものですよね。
今回はそんな2022年の立夏はいつか、
そして食べ物は何をたべるのかや、
過ごし方の意味や由来なども含めて
ご紹介していきましょう。
2022年の立夏はいつ?
まず皆さんが一番知りたい2022年の
立夏はいつか、についてですが、
こちらは2022年5月6日(月)となっています。
これで暦の上では立夏と同時に
夏が始まることになるわけですが、
春の大型連休真っ盛りですから
あまりピンとこないかも知れません。
立夏の期間としては5月の初旬頃から
およそ2週間ほどとなります。
そして2022年における
立夏の期間はいつかですが、
これは2022年の5月6日(月)から
2022年の5月20日(月)まで。
次の節気は小満で、
汗ばむ日が多くなってきて
麦の穂が育ち、山野の草木が
実をつけ始めると言われる
時節になります。
立夏の起源や由来は?
立夏は読んで字のごとく
「夏立ちぬ」ですが、
他には立春・立秋・立冬が存在して
いわゆる四立(しりゅう)と呼ばれる節気。
立夏は二十四節気をさらに細分した
七十二候において、
蛙始鳴(かわずはじめてなく)という
おたまじゃくしから成長した蛙が
鳴き始める頃です。
続いて蚯蚓出(みみずいずる)の
数日に移っていくと、
冬眠から目覚めたみみずが活動し始めて
土壌を豊かにしていきます。
最後の区分は竹笋生(たけのこしょうず)、
日本の古来種のタケノコである真竹が
収穫期を迎えて、
みずみずしい味わいを提供してくれる頃に。
立夏はこのように本格的に
農作物が豊かに成長していく過程期で、
その年の実りのはしりを
見ることができる季節なんですね。
立夏ってどうやって決められているの?
立夏の期間は昔からの風習で
区分されている節気の一つですが、
立夏の入りの日はどうやって
決められているのでしょうか?
実を言うと立夏は毎年、
同じ日に訪れるものではありません。
二十四節気は太陽軌道に
合わせているので、
それぞれの節気が毎年
ずれることになります。
立夏はこの動きにしたがって
変動して決まるものなので、
国民的な祝祭日として決められるものとは
種類が異なるもの、と覚えておきましょう。
2022年の立夏に行われる全国の行事やイベントは?
参照元:https://mainichi.jp/
気温の高さに従ってのびゆく時期、
そんな立夏の時節には
どのような行事イベントがあるでしょうか?
●御田植祭(おたうえさい)(全国各地)
-田植え歌を歌いながら田植え、豊作を願う神事を行う
●御衣祭(おんぞさい)(全国各地)
-神様の御衣・御料を夏物にお取替えする祭典
●葵祭(京都府)
-京都市下鴨神社と上賀茂神社を中心に行なわれる、平安朝の優美な古典行列で夏を寿ぐ祭り。
上記は立夏の期間日に行なわれる、
慣習行事やイベント一部まとめです。
このほかにも地方によって
郷土色が反映された催しが
行われているかもしれませんので、
是非調べてみましょう!
2022年の立夏はどう過ごせばいい?また由来は?
2022年の立夏の頃には
どう過ごせばいいか、
何となくイメージがわかない方が
多い事でしょう。
新元号・令和に変わって初めての
2022年の立夏には、
以下のように過ごしてみてはいかがですか?
立夏は葵祭に出かけよう!
参照元:https://www.kyoto-np.co.jp/
風習の一つが、
葵祭に出かけることです。
石清水祭、春日祭とならんで
三勅祭の一つであり、
千年以上の歴史を誇る葵祭。
日本で最も優雅で古趣に富み、
華やかな夏の祭りとして知られて、
一生に一度は見るべきと言われています。
勅使列と斎王代列の美しい
夏装束のお練りを目にすれば、
日本の夏の趣豊かさを
再発見できるはずです。
上記にご紹介するのは、
タイガー ステンレスボトル
サハラ マグ です。
超スリム・超軽量のスタイリッシュさで
携帯する鞄にすんなり収まり、
まさにアウトレジャー向きのボトル。
葵祭では陽気がいいなか、
超混雑状態で身動きできない状態を想定し、
水分補給のマグを持っていく方が正解です。
喉を潤しつつお練り待ちをすれば、
快適なひと日を楽しめますよ。
立夏は三社祭に出かけてみよう!
参照元:https://www.asakusajinja.jp/
風習の一つが、
三社祭に出かけることです。
江戸の風物詩、江戸っ子たちの
夏の始まりといえば、
浅草神社の氏子四十四ヶ町を中心に行なわれる
三社祭でしょう。
先にご紹介した葵祭とは対極で、
勇壮かつ華やかな神輿渡御、
鳶頭木遣りなどにぎやかで
雄々しい趣の夏祭りです。
上記にご紹介するのは、
江戸柄 日本手拭いです。
小粋な江戸柄の手ぬぐいで
三社祭り向きなのがこちら。
例年、三日間でおよそ180万人を
動員する大盛況ぶりですから、
汗をぬぐうものは必須です。
お囃子で飛び入り参加で踊ったり
神輿をかつげますから、
キュッと頭に巻いて腕まくり、
江戸っ子気分で盛り上げに一役買うのにも
大いに役立ちます!
立夏の食べ物や由来、意味は?
立夏にちなんだ食べ物には、
どんなものがあるでしょうか?
以下になじみぶかい立夏の食べ物を
ご紹介してみましょう。
立夏は柏餅を食べよう!
参照元:https://www.photo-ac.com/
柏餅です。
2022年の立夏は端午の節句には
当たっていませんが、
柏餅は立夏期間ならではの食べ物。
柏は翌年の新芽が出るまで
葉を落とさないことから、
それを使った柏餅は子孫繁栄の
縁起を担いだ食べ物として珍重されます。
すがすがしい香りも立夏にぴったり、
短い期間しか味わえないお菓子ですから、
新茶とともに頂きましょう。
上記にご紹介するのは、
【端午の節句限定】かしわ餅
10個入です。
京都の老舗和菓子店・笹屋昌園の
熟練職人がひとつひとつ、
想いを込めて手作りした柏餅。
甲冑をあらわす貝包み型で
縁起を担いでいるのも特徴です。
京都ならではの上品な白味噌餡、
そして丁寧に炊き上げた小豆餡の2種で
爽やかな夏をみんなで祝いましょう。
立夏は筍を食べよう!
参照元:https://www.photo-ac.com/
筍です。
3月、4月に採れる筍とは違って
立夏の頃の筍は日本古来種の真竹です。
アクが強いものとして知られますが、
立夏の旬のはしりのものは
刺身で食べられるほどの
甘みをたくわえている珍味です。
上記にご紹介するのは
朝堀り当日発送 白子たけのこ筍2kgです。
筍の名産地・京都・大枝塚原産の
大振り筍の朝採れ新鮮なものだけを、
贅沢に送って頂けるのがこちら。
ギュッと詰まって歯ごたえが
気持ちいい夏そのもの、
滋味豊かで奥深い味わいは
他ではちょっと味わえません。
生わかめと若竹煮に、
またバーベキューの炭火焼きで
ほっこりした美味しさを是非味わいしょう。
立夏以外の二十四節気一覧!
月の名前 | 節気 | 2022年の日付 | 2022年の期間 |
睦月 | 小寒 | 01/06 | 01/06〜01/19 |
大寒 | 01/20 | 01/20〜02/03 | |
如月 | 立春 | 02/04 | 02/04〜02/18 |
雨水 | 02/19 | 02/19〜03/04 | |
弥生 | 啓蟄 | 03/05 | 03/05〜03/20 |
春分 | 03/21 | 03/21〜04/04 | |
卯月 | 清明 | 04/05 | 04/05〜04/18 |
穀雨 | 04/19 | 04/19〜05/05 | |
皐月 | 立夏 | 05/06 | 05/06〜05/20 |
小満 | 05/21 | 05/21〜06/05 | |
水無月 | 芒種 | 06/06 | 06/06〜06/21 |
夏至 | 06/22 | 06/22〜07/06 | |
文月 | 小暑 | 07/07 | 07/07〜07/22 |
大暑 | 07/23 | 07/23〜08/07 | |
葉月 | 立秋 | 08/08 | 08/08〜08/22 |
処暑 | 08/23 | 08/23〜09/07 | |
長月 | 白露 | 09/08 | 09/08〜09/22 |
秋分 | 09/23 | 09/23〜10/07 | |
神無月 | 寒露 | 10/08 | 10/08〜10/23 |
霜降 | 10/24 | 10/24〜11/07 | |
霜月 | 立冬 | 11/08 | 11/08〜11/21 |
小雪 | 11/22 | 11/22〜12/06 | |
師走 | 大雪 | 12/07 | 12/07〜12/21 |
冬至 | 12/22 | 12/22〜01/05 |
上記のまとめが1年を二十四節気に
区分した表となります。
立夏の日以外の節気もいつなのかを知って、
日本の繊細な季節のうつろいを
しみじみと味わってみましょう。
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いかがでしたでしょうか?
本記事では2022年の立夏はいつか、
そして食べ物は何をたべるのかや、
過ごし方の意味や由来なども含めて
ご紹介して参りました。
ゴールデンウィーク、としか
意識していなかった立夏の日も、
その豊かな季節感を含んだ行事に
ちょっと印象が変わってきそうですよね。
日本の初夏の始まりならではの
自然の美しさを、
立夏にしっかり体感してみて下さい。
以上、『立夏2022年はいつ?食べ物は何をたべるのか、過ごし方の意味や由来なども紹介!』の記事でした。