ゆらゆらと水中を漂うクラゲの姿、
水族館などで見る分には、癒されたりしますが、
種類によっては猛毒を持つものもあります。
日本の近海ではお盆過ぎから海水浴に行かれる場合、
特に注意が必要になるクラゲの存在。
ですが実際、刺された時にどんな症状が現れるのか、
また刺された時の症状を和らげるため、
どんな対処法があるのか、
ご存知でない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、
海にお出かけの際に注意が必要な
毒を持つクラゲの種類や刺された時の対処法など
ご紹介したいと思います。
日本で生息する刺すクラゲは?
こちらでは、そのクラゲの持つ毒性の強さに応じて、
タイトルを緑→弱、黄→中、赤→強の色分けで
ご紹介しておりますので、
刺された時の対処の目安にしていただければと思います。
●日本ではミズクラゲに注意!
参照元URL:http://www.gao-aqua.jp/
日本の沿岸部では最も一般的なクラゲのひとつ、
ミズクラゲは水族館でも良く見かける種類で、
観賞用としても人気があります。
毒性は余り強くなく、ほとんどの場合は無害ですが、
触れるとかゆくなる症状が出る事があるので、
特に、肌の弱い人や子どもさんは注意が必要です。
●日本ではアンドンクラゲに注意!
参照元URL:http://www.narutaki-jyuku.jp/
行灯のような立方体の傘を持つアンドンクラゲは、
電気クラゲとも呼ばれます。
お盆の時期になると日本近海に姿を現し、
海水浴客を悩ませるこの種類のクラゲは、
刺された時はピリピリとした鋭い痛みの症状がでます。
傘の直径は、約3cm程の小型のクラゲで、
通常、刺された時でも大事には至りませんが、
痛みが強く印象に残りやすいクラゲの種類です。
●日本ではカギノテクラゲに注意!
参照元URL:http://www2.fish-u.ac.jp/
カギノテクラゲは大きなものでも直径15cmほどで、
触手の先が鍵のように折れ曲がっているのが特徴のクラゲの種類です。
沿岸部の海藻や岩礁に付着して生息しているので、
藻の多い磯などに行かれる場合は特に注意が必要です。
毒性の強いクラゲで刺された時は痛みがなくても
1時間ほどして痛みや痺れなどの症状が現れ、
更に悪化すると呼吸障害を引き起こす場合もあるので、
危険な種類のクラゲとして、注意が必要です。
●日本ではアカクラゲに注意!
参照元URL:http://livedoor.blogimg.jp/
アカクラゲはその名の通り、
毒々しい赤色をしたクラゲで刺された時は、
やけどをした時のような非常に鋭い痛みの症状を感じます。
刺された時に重症化すると、
稀に呼吸障害を引き起こす事があり注意が必要です。
またこのクラゲは、死後も毒性が残存していて、
乾燥した死骸から刺糸が大気中に舞い上がると
それを吸った人はくしゃみが止まらなくなる症状がでる場合があります。
●沖縄ではハブクラゲに注意!
参照元URL:http://pds.exblog.jp/
ハブクラゲは日本では沖縄にしか生息していない
種類のクラゲですが非常に強い毒性を持っています。
傘の直径は10cmほどで小型ですが、
1m以上にもなる長い触角を持ち、
刺された時は激痛が走った後、
ミミズ腫れや水泡の症状が出て、
ひどい場合はショック状態に陥り、死に至る場合も。
幼い子供のが刺された時は、
重症化する恐れがあるので、
沖縄の海に行かれる場合は注意が必要です。
ハブクラゲは体が透明のため、
海の色と同化して発見が遅れることが多い上、
泳ぐスピードも速いため近くで見つけた場合は、
刺される前に、一刻も早く海から上がる事が肝心です。
●日本の太平洋側ではカツオノエボシに注意!
参照元URL:http://blogs.c.yimg.jp/
電気クラゲとも呼ばれるカツオノエボシですが、
ビドロ虫の仲間に属しクラゲではありません。
通常は熱帯の海に生息していますが、
かつおが採れ始める時期に、
海流に乗り日本沿岸にもやってくるといわれています。
刺された時の強烈な痛みで、
ショック死した人もいる非常に危険な種類で、
最大限の注意が必要です。
大きさは約10cm程で、
透明な青色の浮き袋を持つ特徴的な形をしていますが、
触手の毒性は非常に強く、
刺された時は電気ショックのような痛みを感じ、
患部には、みみず腫れや炎症の症状が出ます。
また、もし既に一度、刺されたことがある方は、
アナフィキラシーを起こし、
ショック死する事もあるので十分に注意が必要です。
クラゲに刺された時の症状は?
参照元URL:http://blogs.c.yimg.jp/
クラゲに刺された時の症状は、
どの種類のクラゲに刺されたかによって大きく異なります。
毒性の弱いクラゲの場合の一般的な症状としては、
・みみず腫れや水疱ができ、患部に炎症が起こる。
・火傷のような痛み、ピリピリする痛みを感じる。
といった局部的なもので、
症状さえ落ち着いていれば、
ひとまず自宅に帰って治療して問題ないでしょう。
ですが、毒性の強いクラゲに刺された時、
対処を間違えると命にかかわる事もありますので、
十分、注意が必要です。
強い毒性のあるクラゲに刺された時の症状としては、
・感電でもしたかのような激痛が走る。
・痛みでショック状態に陥る。
・倦怠感、頭痛、吐き気などを催す。
・全身の痙攣や呼吸困難を発症する。
などといった症状があげられます。
重症の場合は、命の危険もありますので、
刺された時は迅速に救命措置がとれるよう対処しましょう。
クラゲに刺された時の対処法は?
こちらでは実際にクラゲに刺された時に
適切な対処ができるよう対処法を
ご紹介していきたいと思います。
●クラゲに刺された時は速やかに海から出る対処法を!
クラゲに刺されると痛みで大きなショックをうけますが
大きく呼吸をするなどしてまず落ち着き、
直ぐにその場を離れて、陸に上がりましょう。
●クラゲに刺された時は触手を直ぐに取り除く対処法を!
クラゲの触手が患部に刺さったままの場合、
絶対に素手では触らず、
手袋などを着用の上、
ピンセットや毛抜きで取り除きましょう。
この触手が残ったままだと、
更に症状がひどくなってきてしまいます。
●クラゲに刺された時は海水で傷口を洗い消毒する対処法を!
真水で傷口を洗った場合、
浸透圧で毒素が体内に回る
可能性があるため、対処法としてはNGです!
傷口は海水でよく洗浄したあと、
市販の消毒薬や酢で速やかに消毒する対処法が大切です。
●クラゲに刺された時は傷口に酢をぬる対処法を!
アンドンクラゲ、ハブクラゲに刺された場合は、
傷口に酢をぬる対処法が有効ですが、
カツオノエボシには逆効果なので注意しましょう!
●クラゲに刺された時は重症度を確認する対処法を!
毒性の強いクラゲに刺された時は、
ショック症状や呼吸困難など重症化する恐れがあるので
現れている症状をよく観察し、
必要であれば直ぐに救急車を呼ぶか病院に行きましょう。
●クラゲに刺された時は病院に行く対処法を!
症状が軽い場合は、ひとまず市販の軟膏などをぬって、
患部を冷やす応急処置をしたあと、
念のために、病院で受診しておけば安心です。
またカギノテクラゲなど刺されて、
時間がたってから症状が急変する種類のクラゲの毒素もありますので、
クラゲに刺された時は、
普段以上に体調の変化に注意を払いましょう。
クラゲに刺された跡を消す薬は?
クラゲに刺された時は、
速やかに適切な対処をしないと跡が残る場合がございます。
女性の方は特に気になると思いますので、
こちらでは刺された時の跡を消す薬をご紹介したいと思います。
クラゲに刺された時は抗ヒスタミン剤の薬を!
クラゲの毒素による炎症に有効な薬のひとつに、
抗ヒスタミン剤があります。
こちらの抗ヒスタミン剤が主薬量で配合された
エンクロン軟膏EXは患部でしっかり効果を発揮し、
炎症を速やかに抑えてくれますので、
軽症の際の治療薬としておすすめです。
クラゲに刺された時はコーチゾン軟膏の薬を!
クラゲに刺された時の炎症や痒みの症状をおさえるには、
酢酸ヒドロコルチゾンという成分が有効です。
こちらのベロナ・コーチゾン軟膏は、
優れた抗炎症、抗菌作用があり、
クラゲに刺された時に有効な薬となっております。
クラゲに刺された時はステロイド・抗生物質配合の軟膏の薬を!
クラゲに刺された時に、
炎症を速やかに鎮めるには、
ステロイド系の軟膏も有効なんです。
こちらのテトラ・コーチゾン軟膏も、
ヒドロコルチゾン酢酸エステルという成分配合で、
優れた抗炎症作用がある薬をなっております。
上記でご紹介した軟膏薬は、
連続使用は副作用の危険性があり、
あまりおすすめできません。
市販の薬品は説明書をよく読んで使用方法を守り、
傷の快復が思わしくない場合は、
早めに病院で受診されることをおすすめします。
この記事を読まれた方からは、
こちらの記事も人気です。
<関連記事>
・水着はピンクを2022!女性から人気のあるピンクのビキニをご紹介!
・浮き輪を修理する方法をご紹介!表面や継ぎ目の修理の方法は?
・ラッシュガードのブランド!レディースから人気のブランドやおすすめをご紹介!
・ラッシュガードのブランド!メンズから人気のブランドやおすすめをご紹介!
いかがだったでしょうか?
刺された時はご本人も周囲の方も
パニックにならず冷静かつ迅速に適切な対処方法を
とられる事が非常に大切ですので、
是非、参考にしていただければと思います。
以上今回『クラゲに刺された時の症状や対処法、跡を残さない方法をご紹介!』の記事でした。