かまくらは雪洞の中に水神の祭壇を設けて祀るという
秋田県や新潟県の伝統行事に作られるものですが
今では雪遊びの1つとして親しまれていますよね!
しかし、雪があまり降らない地域に住む人は
いざかまくらを作りたいと思っても
かまくらが何かは知っていても、作ったことがなかったり
作り方を知らない人が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、子供でも簡単に作れるかまくらの作り方や
必用な道具などを詳しく紹介していきます!
ドーム型とブロック型のかまくらの違いって?
参照元URL:https://www.pakutaso.com/
かまくらには大きく分けて2種類の形があります。
1つは雪のかたまりに穴を開けた、洞窟のようなドーム型、
もう1つはレンガを積み上げて作られたようなブロック型です。
どちらのかまくらも、丸いかまど型なのは同じですが
作り方の手順や必要な道具が少し異なってきますよ。
また、それぞれのかまくらの作り方やコツを知らないと
途中で崩れてしまったり、上手く完成できないので
正しい作り方を身に付けてから実践してみてくださいね。
ドーム型のかまくらの作り方って?
ドーム型のかまくらは定番です!
伝統行事のある雪国の地域でも
かまくらを作る時にはドーム型が作られています。
また、ドーム型の作り方はブ
ロック型に比べて比較的簡単なので
子供と一緒に作る場合や、雪に慣れていない人など
初めてかまくらを作る人におすすめです。
さらに、手間も少なく早く完成させる事ができるので
是非、作り方の手順を把握して挑戦してみてくださいね。
ドーム型のかまくらの作り方1
参照元URL:https://youtu.be/by6T8Xf0d0I
まず、作りたいかまくらの大きさを決めて
スコップなどを使い地面に円を描いていきます。
大きさは、大体直径1~1.5mくらい円が定番と言われていますね。
そして円に沿って雪を集め、
高さが1mくらいになるまで
円柱に雪を積み上げていってください。
この時、約20cm積み上げるごとに均一にバケツで水を散布し
スコップで叩きながら固めるのがポイントですよ。
ドーム型のかまくらの作り方2
参照元URL:https://www.pakutaso.com/
高さが1m程になったら
次に「ドーム型」に形を整えていきます。
全体の形をよく見ながら、
少しずつスコップで削ってくださいね。
形が整ったらスコップを使って、
ドームの表面をしっかりと叩き
最後に表面全体に均一に水を散布します。
そしてこのまま次の段階に進んでも良いのですが
一夜放置すると丈夫な雪のドームが仕上がりますよ。
ドーム型のかまくらの作り方3
参照元URL:https://www.pakutaso.com/
次に長さ20cmくらいの木の枝を10本くらい用意し、
ドーム中心に向かって直角になるように差し込みます。
この作業は、ドーム型のかまくらの厚みを均等に保ち
壊れにくいように雪の強度を確保するためですよ。
ドーム型のかまくらの作り方4
参照元URL:https://youtu.be/ZfyEWZGZu8g
次は、かまくらの中に入るための空洞作りです。
入口の大きさは約50cmくらいが良いと言われていて
形はアーチ状にするのが定番ですよ。
そして、始めは大きなスコップでどんどん掘っていき
先ほど刺した木の枝先が見えてきたら
小さなスコップに切り替え
慎重に壁面を削り出してくださいね。
最後に、全ての枝先が均等に見えるようになったら
ドームのかまくらの完成です!
ブロック型のかまくらの作り方って?
ブロック型は何より見た目がおしゃれなので
作るだけでなく完成したブロック型のかまくらに
入ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、見た目がおしゃれな分、
少し手間のかかる作り方です。
よって、完成までに
時間が掛かってしまうデメリットや
細かい作業やコツも多いでしょう。
なので、ドーム型が初心者向けなら
こちらは上級者向けと言えますね。
ただ、コツや正しい手順を
しっかりと把握しておけば完成できるので
まずは作り方を見て行きましょう!
ブロック型のかまくらの作り方1
参照元URL:https://youtu.be/Pet8zUGZySw
最初に作りたい大きさのかまくらの円を描き、
ブロックを置くための土台作りをしていきます。
ブロックを積み上げやいように
円の外側には段差を付けます。
内側との区別がはっきりするように、
中となる部分は雪をかいて
地面をしっかりと踏み込んでくださいね。
ブロック型のかまくらの作り方2
参照元URL:https://youtu.be/Pet8zUGZySw
次に、プラスチックの箱などを使って
雪のブロック作ります。
大きさは20cm×40cmくらいが良いでしょう!
ちなみに直径1.5mの円周は約5mなので、
1段目に必要なブロックは13個となります。
かまくらの高さが1.5m、積み上げる段数を8段とした場合は
1段毎に2つずつ引いていき計算すると、合計51個必要ですね1
そして箱にたっぷりと雪を詰めて足で踏み込み
箱から取り出した後は、定規を使って側面を綺麗に削って
形を整えてくださいね。
ブロック型のかまくらの作り方3
参照元URL:https://youtu.be/Pet8zUGZySw
次にブロックを円に沿ってらせん状に並べていきます。
1段目を並び終えたら、
次の段のブロックを積みやすいように
定規でブロックの上を平らに削っていきます。
ブロックを積み上げている途中、
ブロック間の隙間が気になった時には
雪を接着剤のようにして隙間を埋めるのがポイントですよ!
この作業を繰り返しながらどんどん積み上げていき
ある程度の高さまで来たら、
今度はブロックを斜めに削り傾斜をつけてください。
上部になって来るとサイズを合わせるのが難しいので
隣のブロックと少し離れた場所にブロックを置き
並べながら削るとぴったりハマりやすいですよ。
ブロック型のかまくらの作り方4
参照元URL:https://youtu.be/Pet8zUGZySw
最後に、スコップで雪を掘り入口を作っていきますが
構造が弱くなってしまわないように、
いきなり大きく掘るのは避けましょう。
最初は小さな入口を作り
徐々に大きくしていくのがポイントですよ。
なので、慎重なこの時だけは大きいスコップを使わずに
小さめのスコップに切り替えるのもおすすめします。
そして外面や内面の凹凸がある場合は
スコップで削って滑らかにしたら
ブロック型のかまくらの完成です!
かまくらを綺麗に作るコツは?
参照元URL:http://sozaing.com/
かまくらを綺麗に作るポイントは
重要なのは作り方だけでなく、
雪の厚みや固さの加減まで
構造をよく知っておく事です!
例えば、ドーム型の場合、
外側は頑丈にするためしっかりと固めます。
内側は最後に掘りやすいようにしておくことがポイントで
外部に衝撃も少なく、綺麗な形に掘る事ができるのです。
また、かまくらはサラサラした雪よりも
水分の多い雪が作りやすいです。
なので水を上手く利用しながら
適度な分量で雪を固めたり、
ブロックも水を足しながら作ると
綺麗な形のブロックができますよ♪
かまくらを作る時に気をつけることは?
参照元URL:http://gahag.net/
かまくら作りは子供も楽しめる雪遊びの1つですが
遊びとはいっても雪が崩れてきて埋もれてしまう危険が伴い
少量の雪でもかなりの質量があるのです。
実際に崩れて窒息しそうになったという体験談も多いので
数人で作るように心掛けてくださいね。
また、少しでも危険を減らすために
小さめのかまくらにしたり、
崩れやすいさらさらとした雪には水を利用して
できるだけ丈夫なかまくらを作る事が重要ですよ。
かまくらを作る時に必要な道具は?
かまくら作りには使用する道具の種類が多いでしょう。
雪かきのように思い切り身体を動かす作業もあれば
細かくて地味な作業もありますよね。
もちろん、手だけで完成させるのも
不可能ではありませんが、
丈夫で綺麗な形のかまくらを作るには道具は不可欠で
時間の短縮にもなるので効率良い作り方ができますよ。
では、ここからはかまくらを作る時に
必要な道具と使い方を紹介していきます!
かまくらを作る時にはスコップが必要!
最初に紹介するのはかまくら作りに最も活躍する
雪かきの定番でもあるアルミ製の角型スコップです。
ドーム型のかまくら作りの時に雪を積み上げる時は
小さなスコップよりも、このように丈夫な材質で
一気に雪を運べるスコップの方が適していますよ。
また、雪の壁面を叩いて平らにする時には
プラスチック製よりアルミの方が強く
適度な力が加わるのでしっかりとした壁ができます。
丈夫なかまくらを作る重要なアイテムと言えるでしょう。
かまくらを作る時には定規が必要!
次に紹介するのは、
普段の生活でも馴染みのある文房具ですね。
長さを測ったり、端にステンレス製の金棒が付いているので
紙を切ったりもできるアクリルカッティング定規40cmです。
こちらは特にブロック型を作る時に役に立ち
箱から取り出した雪のブロックの形を削って整える時や
ブロックを積み上げる時に、
雪の上面を平らにするのにぴったりですよ。
さらに、雪を削ってブロックの大きさを均一にする事は
綺麗なかまくらを完成させる大きなポイントとなるので
絶対に欠かせないアイテムですね。
かまくらを作る時にはプラスチックのかごが必要!
次に紹介するのは、家庭やオフィスでも大活躍な
収納用の折り畳み式のプラスチックコンテナです。
このコンテナは、ブロック型のかまくらを作る特に
ブロックを作るための必須アイテムとなり
複数用意して、数人で作ると効率が良さそうですね。
このようなプラスチックのかごがおすすめの理由は
上から雪を踏んでも割れたり壊れづらい事や
取り出す時も、穴が開いていると詰まりにくいですよ。
かまくらを作る時にはママサンダンプが必要!
最後に紹介するのは、押すだけで一気に雪を集められ
雪かきにも便利なママさんダンプです。
かまくら作りには、ドーム型の場合は山を作る時に
ブロック型の場合もブロック作りに沢山の雪が必要ですよね。
なので、大量の雪を集められるママサンダンプは欠かせず
一度に大量の雪を運べるので手間も省けるので
効率良くかまくら作りを進める事ができるでしょう。
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さて、今回はかまくらの作り方や
子供でもできる簡単な方法やコツ
そして上手く作るための道具など紹介してきましたが
いかがでしたでしょうか?
かまくらの作り方はあまり複雑ではなく
雪を集めたり、穴を掘ったりする単純作業も多いので
子供でも楽しく簡単に作る事ができるのですね。
そして正しい作り方だけでなく、
細かい配慮や器用さも重要なので
途中で崩れてしまったり、作り方が難しいブロック型などは
最初は上手くいかない事もあるでしょう。
ですが、何度か挑戦すれば必ずコツが掴めてくるので
まずは正しい作り方で一度挑戦してみてくださいね!
以上、『かまくらの作り方!子供でもできる簡単な方法やコツ、必要な道具は?』の記事でした。