4月1日といえば、
みなさんご存じのエイプリルフール。
この日だけは嘘をついても良い日とされ、
一般人だけではなく、
世界中のメディアや企業も「一大イベント」にして
私たちを笑わせてくれたり、
ときには驚かせてくれますよね。
中には、報道したメディアに問い合わせが殺到したり、
別のメディアが真に受けて、
ニュースとして報道するなど、
クォリティの相当高いエイプリルフールのネタもあります。
日本でも2008年からほぼ毎年エイプリルフールには、
Google社がIT企業ならではの技術力を駆使した
楽しい嘘イベントや嘘記事で、
私たちを楽しませてくれています。
そこで今回は、
そんなGoogle社の歴代のエイプリルフールのネタを
振り返るとともに、
2022年のネタを予想してみましょう。
あくまで2022年のネタは予想なので、
期待はしないでくださいね。
2008年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●Google ダジャレサーチ β サービス開始のお知らせ
参照元URL:http://www.schaft.net/
2008年のエイプリルフールのGoogleのネタは、
Googleの検索窓にキーワードを入れると
それにちなんだダジャレが表示されるようになったというもの。
「ダジャレ専用超高性能クローラー OyajiBot により
全世界から収集されたダジャレの中から KudaRank が
厳選した選りすぐりのダジャレを検索することができます。
また万が一、適切なダジャレが見つからなった場合でも
人工知能 BakaUke が、
あなたのハートを鷲掴みにするダジャレを自動的に生成し、
ユーザーに表示します。」( Google Japan Blog より引用)
なんだかそれらしいことが書いてありますが、
よく見れば、OyajiBot(オヤジボット)、
KudaRank(クダランク)、BakaUke(バカウケ)…..。
「面白いけどシツコクナイセン」に負けない、
良い意味でベタなネーミングですよね。
例えば、
着物・・・ほとんどは続けていくベキモノ
日光・・・ニッコウケいきどうしゃ
年賀状・・・ネンガジョウガ深すぎる流されろ
これはダジャレですか?というものも多々ありますが、
コンピュータが生成したものだそうなので、
その点は多めに見てあげましょう。
2009年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●ガチャピン、Googleマップのアドバイザーに就任+Google川柳
参照元URL:https://japan.googleblog.com/
ガチャピンがGoogleマップの
アドバイザーに就任するというネタ。
Googleストリートビューの人型アイコン(ペグマン)も
ガチャピン型のアイコンに変更されるというものでした。
ガチャピンアドバイザーの初仕事は
Googleマップを紹介する使い方講座に出演ということで、
Googleのオフィスで辻野社長さんとの
記念写真が掲載されていました。
なかなか手が込んでますよね。
参照元URL:https://japan.googleblog.com/
さらに、2009年のエイプリルフールには
もう一つネタがありました。
参照元URL:https://japan.googleblog.com/
こちらも前年のダジャレサーチと同じで、
検索窓にキーワードを入れると
そのキーワードを用いた川柳が表示されるというもの。
「Google が人工知能 CADIE を開発し、
その CADIE が世界中で面白いサービスを提供するという設定で
Google 川柳を提供しました。人工知能 CADIE は架空のものですが、
コンピューターによる川柳の自動生成を行ったのは、
ウソではありません」( Google Japan Blog より引用)
こちらもコンピュータによる自動生成だったのですね。
とはいえ、ユーザに見せられないものは人手で省いたり、
偶然見つけたときに喜べるように
表示される川柳を400種弱に制限するといった工夫もなされ、
すべてをコンピュータ任せにはしない
Googleスタッフのみなさんの熱い思いを感じます。
2010年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●ドラム型キーボード+しりとりβ+動物音声検索
参照元URL:https://japan.googleblog.com/
JIS第一水準文字がすべて揃った
ドラム型のキーボードが開発されたというネタです。
完成された顔文字のキーもあり、
(^_^)や(;_;)などの
さまざまな表情の顔文字がたったの1ストロークで打てます。
ドラム型になっているので
楽しく作業はできそうですが、
キーが1000個以上あるため配列を覚えるのが大変そう。
参照元URL:http://raptor03.seesaa.net/
Googleの検索窓にキーワードを入れると
突然、しりとりが始まるというエイプリルフールのネタ。
当時、急上昇キーワードが
「アメリカ」になっていたそうですが、
やや企画倒れ感も・・。
3つめのエイプリールフールのネタは、動物音声検索です。
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?time_continue=6&v=irlqbh_pnNQ
動物の鳴き声をGoogle音声検索すると
動物の感情を読み取り、
それに合わせた検索結果を表示させることに成功し、
音声検索機能に追加されたというネタです。
もちろん、エイプリルフールのネタですが、
ペットの飼い主さんたちは、
こんな機能が本当に追加されれば嬉しいでしょうね。
2011年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●東日本大震災のために自粛
参照元URL:https://www.google.co.jp/
この年は3月11日に東北地方に大震災があり、
Googleもエイプリルフールのネタは自粛。
Google のトップページには、
2009年に行われた Doodle 4 Google のコンテストで全国の
小中学生が描いたロゴが掲載されました。
テーマは「私の好きな日本」。
本来は、優勝作品のみが掲載されるコンテストでしたが、
他の子どもたちの作品も掲載することにしたそうです。
2011年3月11日の大震災は日本国民にとって
本当に辛い出来事でしたが、
ロゴが採用された子どもたちには嬉しいサプライズでしたね。
心温まるいい話でした。
2012年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●ファミコン版Googleマップ8bit+モールス版キーボード
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=rznYifPHxDg
世界で6,000万以上の販売台数を誇る
1980年代に一世を風靡したファミコンが、
「Google マップ 8 ビット」を
発表するというエイプリールフールのネタ。
18年ぶり、1,054 本目のソフトだとか….。
「普段の Google マップ と同じように検索ができます。
8ビットストリートビューで、冒険にでかけることもできます。
さらにルート案内を使って、モンスターが潜む危険な場所を避けながら、
目的地までの経路を検索することも可能」
( Google Japan Blog より引用)
ファミコン世代は心躍るネタですが、
はたして、ファミコンのゲーム機本体を、
いまだに持っている人がどのくらいいるのかが疑問ですよね。
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=u5AYb778pwA
ドラムをたたく要領でキーボードを打つ
2010年の「ドラム入力」の改良版?で、
モールス信号を利用した入力方法。
確かに、1000個以上ものキーのあるドラム型よりは
スペースも取りませんし、
片手でも「ツートンツートン」入力が可能なのですが、
難点は、モールス符号を覚えなければならないことです。
最後に、
Q. カラーバリエーションはありますか?
A. ツートンカラーで考えています。
( Google Japan Blog より引用)
洒落がきいてますね。
2013年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●日本語入力パタパタバージョン+Googleマップ宝探し<
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=HzUDAaYMNsA
2010年のドラム、
2012年のモールス信号に続く第3弾。
Googleのスタッフが、
駅で発着時刻の掲示板が「パタパタ」とかわるのを見て、
インスパイアされたという「日本語入力パタパタバージョン」。
1000以上ものキー配列やモールス符号を覚える必要もなく、
指一本で使える画期的なデバイスですね。
使い方は打ちたい文字のところで、
押さえていたボタンから指を離すようです。
いわば、逆スロットマシーン方式。
ただし使いこなすにはかなりの熟練した技術が必要ですね。
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=_qFFHC0eIUc
もう一つはGoogleマップのストリートビューチームが、
海底から315年前に海賊キャプテンキッドが残した
宝の地図を発見したので、
それを元にみんなで力をあわせて
宝探しをしようというエイプリールフールのネタでした。
地図はスタッフがインド洋で水中撮影を行なっている時に
サンゴ礁の影にあった箱の中から見つけたということですので、
壮大なエイプリールフールのネタですね。
とにかくストーリーがこっていて動画も本格的です。
2014年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●日本語入力マジックハンド+ポケモンチャレンジ
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=0u1zoaJYAmw
フリック入力の操作性を改善したデバイス
Google日本語入力マジックハンドバージョン。
ネイルがじゃまだったり、
手袋をしていて使えないときに
威力を発揮するマジックハンド。
キーボードを繋げることもできるそうですが、
マジックハンドがもう少し小さければいいですよね。
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=4YMD6xELI_k
スマホ版のGoogleマップで
ポケモンを探すエイプリルフールのネタ。
これはもう2022年に大ヒットした「Pokemon GO」
そのものですよね。
エイプリルフールのネタは実現しないというジンクスが
あるという説もありますが、
たまには現実化することもあるのですね。
2022年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●Google 日本語入力ピロピロバージョン+Google パックマップ+GooglePanda
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=gAgOnQqyDz0
小型のモジュールをピロピロ笛に装着。
吹いて伸ばしたピロピロの部分の長さを
赤外線センサーで計測して
文字に変換するデバイスが開発されたというエイプリルフールのネタ。
つり革や手すりにつかまっていても、
赤ちゃんを抱っこしていても、
逆立ちをしていても使えるのが魅力。
ただし、これもかなりの技術がいりそうです。
最後に
Q. 息を呑むようなデバイスですね。
A. 正しくお使いいただくためには、息は吐いていただく必要があります。
( Google Japan Blog より引用)
やはり、洒落がうまい!
参照元URL:https://japan.googleblog.com/
お次はこわーいモンスター、
オイカケ、マチブセ、キマグレ、オトボケの
現在地を表示してくれるパックマップが
Google マップの機能に追加されたというエイプリルフールのネタです。
パックマップは行く手を阻むモンスターを表示して、
ユーザーの身を守ってくれるというから、
エイプリルフールのネタだけではなく、実用化が待たれますね。
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?v=lI9Qb4PuiOU
上の動画は、
見覚えがあるようなシーンですね。
ここでリリースされたGoogle Pandaは、
検索のインターフェイスを大胆に変更。
パンダのぬいぐるみ向かって質問するだけで、
パンダがなんでも答えてくれますので、
小さな子どもたちからおじいちゃん、おばあちゃんまで、
どなたにでも親しんでもらえそう。
参照元URL:http://logmi.jp/
可愛くて夢のあるエイプリルフールのネタですよね。
これもいずれ実用化しそうです。
2022年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●Google日本語入力物理フリックバージョン+「Mic Drop」(マイクを落とす)ボタン
参照元ULR:https://www.youtube.com/watch?v=5LI1PysAlkU
2022年のエイプリルフールのGoogleのネタは、
スマートフォンの入力方式である「フリック入力」に
「ふれるよろこび」をプラスした
Google 日本語入力物理フリックバージョンの発表です。
スマートフォンとパソコンの中間のような使い心地ですね。
フリックと違って、
キーを「打つ」楽しみを味わえそうです。
実用性の追及だけでなく、
Google自慢の遊び心やゆとりを感じさせる
日本語入力バージョンですね。
参照元URL:https://wired.jp/
こちらは、米Googleの「Gmail」でのエイプリルフールネタ。
そしてこれは大変なトラブルに発展しました。
通常「Gmail」メールを書き終わったあとに押す
「Send & Archive」(送信してアーカイヴする)ボタンを、
「Send & Mic Drop」(送信してマイクを落とす)に置き換えた面白機能。
「Send & Mic Drop」のボタンをクリックすると、
王様に扮したミニオン(映画「怪盗グルー」シリーズに登場する黄色い生物)
がマイクを落とす(こちらからは何も言うことはない、という意思表示)。
すると、上の写真のようなGIFが
添付された状態でメールが相手に届きます。
drop the micとは、
スピーチやトークを終えた人が、その出来が最高に良かったので、
もはや誰もマイクを取って話をする必要がないという意味で、
わざとマイクを床に落とすことだそうです。
日本人には少しわかりにくいのですが、
自分のメールが素晴らしいので、
もうあなたからの「返信は不要」という意味にもとれますね。
それが、そのボタンの位置が使い慣れた
普通の送信ボタンの近くにあったため、
重要なビジネスメールで誤って
このボタンをクリックしてしまうというトラブルが多発し、
Googleも二度に渡って謝罪したそうです。
エイプリルフールのネタも、
限度が過ぎるとトラブルに発展してしまうといういい例でした。
2022年のエイプリルフールのGoogleのネタは?
●もふもふのわんことにゃんこ向け検索+Google日本語入力プチプチ入力
参照元URL:https://japan.googleblog.com/
四本足のお友だち(わんこやにゃんこ)を対象に、
新しい検索サービスの提供を開始するという
エイプリルフールのネタ。
ぷにぷにの肉球でタッチするだけで、
犬や猫たちにとって気になる情報に
アクセスすることができるということです。
参照元URL:https://www.youtube.com/watch?time_continue=94&v=RkJZDvHMyTA
こちらも入力に「ぬくもり」や「てざわり」を求めた
Google日本語入力、プチプチバージョン。
方法はマークシートのように、
入力したい文字に対応するプチプチを潰して、
デバイスに読み込ませるというものですが、
潰すことでストレス解消になりますし、
潰した時にアロマの香りがするそうです。
2022年のエイプリルフールのGoogleのネタの予想!
●過去1年間のGoogle検索でお見合い大作戦!
参照元URL:https://icons8.com/
続いて2022年の
Googleエイプリルフールネタの予想というより、
Google風のITを利用した
エイプリルフールのネタを考えてみました。
2022年4月2日から2022年3月31日の期間を対象に、
あなたがGoogleで検索したすべてのキーワードをAIが分析。
その分析結果から、
参加料たったの5ドルで世界40か国のGoogleユーザーから
AIがあなたにぴったりのお相手を見つけてれます。
40カ国語に対応したリアルタイム翻訳機能
「Google Translate on Pixel」を搭載。
上の機能を使いますので言葉の心配は必要ありません。
参加ご希望の方は、
2022年4月1日の午前11時59分までにお申し込みください。
先入観が入ると正しい判断ができませんので、
相手の国籍や、年齢、ルックスはお知らせいたしません。
みなさん、同じ男女のアイコンを使います。
インターネット上の
Google特設チャットページで十分会話し、
お互いに交際をスタートする意思が固まりましたら、
「交際承諾」ボタンを押してください。
そこでAIが、お二人がダイレクトに連絡を取りあう
お手伝いをさせていただきます。
なお、残念ながら、2022年3月31日24:00までに
交際まで発展することがない場合は、
お預かりした参加料の5ドルを全額返却するとともに、
パートナーを見つけることができた
ラッキーな方々の参加料の総合計を、
みなさんで山分けしてもらいます。
もちろん素敵なパートナーを見つけていただくに
越したことはありませんが、
交際にまで発展しなかった方々にも損はありません。
あなた以外のほとんどの方が無事カップルになれば、
あなたは巨額のお金を手にすることができるでしょう。
なお、過去の検索キーワードによる分析や
お見合い相手のご紹介は、
すべてAIが行いますので、
あなたのプライバシーはしっかりと保護されます。
以上、2022年のエイプリルフールの
Googleのネタを考えてみました。
いくらAIとはいえ、
自分が過去に検索したキーワードを分析されるのは、
複雑な気分ですよね。
でも、「本音と建前」の「建前」の部分さえ無くせば、
最高に相性の良い理想のパートナーを
見つけることができるのかもしれませんね。
相手のルックスや年齢がわからないのも、
余計な先入観が入らないので良いかもしれません。
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いかがでしたでしょうか?
以上、2008年から続いている
歴代のGoogleのエイプリールネタをご紹介しました。
4月1日はみなさんご存じのエイプリルフール。
人を悲しませたり怒らせたりする嘘はいけませんが、
みんなを明るくハッピーにする楽しい嘘なら、
年に一度のイベントとして許されるでしょう。
Google社のようにお金をかけて
動画やモノを作ったりすることは
個人ではなかなか難しいのですが、
どうせなら多少は信じてもらえるような
クオリティの高いエイプリルフールのネタを考えて、
みんなで思いっきり盛り上がってみたいですね。
以下、『Googleのエイプリールの歴代のネタや2022年の予想をご紹介!』の記事でした。