環境への適応能力も高く、
比較的飼育しやすい熱帯魚のプラティ。
そんなプラティと魚やエビ、貝などを
混泳させたいと思っても、
どの種類がいいのかわからないですよね。
そこで今回は、プラティと混泳させる
魚や貝、エビを選ぶポイントや、
混泳に向かない種類などを紹介していきます。
プラティと混泳させる魚選びのポイントは？
可愛らしい見た目のプラティは
性格も穏やかなので、
自分よりも小さな個体を虐めたり
食べたりすることはありません。
そのため、プラティは混泳向きの
性格をした魚であると言えます。
では、そんなプラティと
混泳させる魚を選ぶには、
どんな点に気を付ければ良いのでしょうか？
以下にプラティと混泳させる魚を選ぶ
ポイントを3つ紹介していきます。
プラティと同じくらいの大きさの魚を選ぼう！
プラティと混泳させる魚は、
あまりにも大きさが違うものは
避けた方がいいでしょう。
プラティを食べようとしたり
攻撃しない種類が好ましいので、
成長した状態で5cm～6cm程度の
大きさになる種類であれば、
安心して混泳させられますよ。
プラティと同じ水質で暮らせる魚を選ぼう！
プラティの飼育には
弱アルカリ性の水質が適しているため、
混泳させる魚は同じ水質が向いている
種類が良いでしょう。
そのため、弱酸性の水質以外では
飼育ができないという熱帯魚は、
避けるようにしてくださいね。
繁殖力があまり高くない魚を選ぼう！
プラティは非常に高い繁殖能力を持つため
環境が良いとあっという間に増えてしまいます。
そのため、同じく繁殖力の強い
グッピーなどと混泳させると
水槽の中が過密になってしまう恐れも。
ただ、グッピーの性格自体は
プラティと混泳させるのに向いているため、
きちんと個体数を管理できれば
混泳させても問題ありませんよ。
プラティと混泳させるおすすめな種類は？
プラティと混泳させる魚を
選ぶポイントをご紹介しましたが、
具体的にはどのような種類を選べば
問題なく水槽内で同居できるのでしょう？
以下に、プラティと混泳するのに
おすすめな種類の魚やエビ、貝を
7種紹介していきます。
プラティと混泳させるならコリドラスがおすすめ！
水槽の掃除屋として知られるコリドラスは
性格も非常に穏やかで、
プラティを含めて様々な魚と混泳可能です。
また、プラティと違って
普段の活動域が水底になるため、
餌も沈みやすいものをあげることで
取り合いになることを防げますよ。
水質も弱酸性～中性まで対応可能で、
水槽の底にたまった
他の魚の食べ残しなども
食べてくれるため、水質の浄化にも
役立ってくれるでしょう。
プラティと混泳させるならネオンテトラがおすすめ！
家庭で簡単に飼育できるネオンテトラも
プラティと混泳させるのに
おすすめの種類なんですよ。
ネオンテトラを捕食するような
大型の魚以外であれば、
どんな魚とも同居可能な
温和な性格をしていることもポイント。
メジャーな種類ですので
熱帯魚を扱っている
ペットショップであれば
どこでも購入することが可能ですよ。
プラティと混泳させるならミナミヌマエビがおすすめ！
苔を食べてくれるミナミヌマエビは
飼育している方も多いエビの一種。
エビといっても体長4cmほどですので
プラティをハサミで傷つける心配もなく
安心して混泳させることができますよ。
ただ、ミナミヌマエビは繁殖力が高く
環境が良いと増えすぎてしまうこともあるため
繁殖は注意して行うようにしてくださいね。
同じように水質を浄化してくれる
石巻貝などの貝類も、
プラティとの混泳が可能ですよ。
プラティと混泳させるならアカヒレがおすすめ！
熱帯魚の中で、一番水温の変化や
水質の変化に強いと言われるアカヒレも、
プラティとの混泳に適した魚です。
1匹で見ると地味な印象がありますが
群泳させると綺麗ですよ。
体長も4cm程度で、性格も穏やかなため
様々な魚とうまく暮らしていくことができる
熱帯魚です。
プラティと混泳させるならモーリーがおすすめ！
モーリーは、プラティやグッピーと同じく
メダカの仲間で、体長6cm～10cmと
プラティに比べて大型ではありますが、
性格が穏やかなので、
プラティとの混泳が可能ですよ。
ただ、モーリーの中には
稀に気性の荒い個体も存在するため、
プラティや他の熱帯魚を
追いかけまわすような様子が見られたら
隔離するなどの対策を取ってくださいね。
プラティと混泳させるならグッピーがおすすめ！
グッピーとプラティは
同じメダカの仲間の上、
必要とする飼育環境も似ているため
混泳させるのに相性が良い魚です。
先にお伝えしたように
どちらも繁殖力が強いという点さえ
気を付ければ、
見た目も可愛らしいグッピーは
プラティと混泳させるのに
最適な魚と言えるでしょう。
プラティと混泳させるならドワーフグラミーがおすすめ！
体色を鮮やかに見せるためには
弱酸性の水質が向いていると言われますが
中性の水質でも生きられる
ドワーフグラミーも、
プラティと混泳させるのに適した魚です。
見た目も可愛らしく、
体長もプラティと同じ程度で
温和な性格ですよ。
プラティと混泳させるのに向かない種類は？
では逆に、プラティと同じ水槽に入れるのを
避けた方が良いのは
どのような種類なのでしょうか？
以下にプラティとの混泳を
避けた方が良い魚を紹介していきます。
エンゼルフィッシュはプラティとの混泳を避けよう！
エンゼルフィッシュは
成長すると10cm程度の
大きさになる中型の熱帯魚です。
攻撃性の低い性格をしているのですが
口に入る大きさのものは
餌と認識してしまうので、
プラティでも体の小さな個体は
食べられてしまう可能性があります。
また、エビを食べる習性があるため
プラティと一緒に
ミナミヌマエビを飼育したい場合などは、
エンゼルフィッシュとの混泳を
避けた方が良いでしょう。
ベタはプラティとの混泳を避けよう！
幻想的で美しい外見を持つベタは、
非常に高い攻撃性を持つ魚でもあります。
特に雄は縄張り意識が強く、
基本的に飼育は単独で行うのが
好ましいとまで言われているんですよ。
水槽に入れてみたい魚ではありますが、
プラティやグッピーなどを突っついて
ボロボロにしてしまう恐れもあるので、
混泳は避けた方が無難と言えるでしょう。
スマトラはプラティとの混泳を避けよう！
スマトラは、体も丈夫で
飼育が比較的容易なことから
人気のある熱帯魚の一種です。
しかし、気性の荒い個体も見られ
特にエンゼルフィッシュやグッピーのような
ひらひらしたヒレを持つ魚を見ると
追い回してボロボロにしてしまうことも。
特に繁殖期のオスは気性の荒さが目立つため
プラティなどの小型の熱帯魚とは
混泳を避けた方が良いでしょう。
チョコレートグラミーはプラティとの混泳を避けよう！
チョコレートグラミーは体長が5cm程度で
弱酸性から中性の水質で活動可能な熱帯魚。
この条件だけ聞くと
プラティとの混泳が可能なように見えますが
チョコレートグラミーは落ち葉が堆積して
色が変わったブラックウォーターを好み
また、臆病な性格を持ちます。
そのため、活発に動き回るプラティが
逆にチョコレートグラミーの
ストレスになる可能性がありますよ。
少し変わった性質を持ち、
他の魚との混泳を
好まない種類の熱帯魚となるため
プラティとの混泳は避けましょう。
いかがでしたでしょうか？
基本的にプラティは、大型や
肉食といった習性のある魚以外とは
混泳が可能な熱帯魚です。
単体で飼育しても可愛らしい魚ですが
是非レイアウトにもこだわって
色々な魚との混泳に挑戦してみてくださいね。
以上『プラティと混泳できる魚やエビ、貝の種類って？相性が悪い種類もご紹介！』の記事でした！
