大人も子供も楽しめる人気のレジャー、潮干狩りですが
定番のアサリやハマグリ等に加えて、
ここ数年はマテ貝の潮干狩りがひそかなブームとなっているんです。
ちょっとグロテスクな外見が災いし、食べるのに抵抗がある
という方もいるマテ貝ですが、西日本を中心に広く食用にされており、
また、そのユニークな取り方が通常の潮干狩りよりも格段ハマる
非常におすすめの季節のレジャーでもあります。
という事で今回は、ゴールデンウィークや春休みのレジャーに最適の
マテ貝の潮干狩りについて、取れる時期や簡単な取り方のコツ、
そして定番の食べ方などをまとめ、ご紹介したいと思います。
マテ貝が取れる時期は?
参照元URL:http://blog.goo.ne.jp/
マテ貝の取り方をご紹介する前に、肝心の取れる時期ですが
地方によっても多少の違いはあるかもしれませんが
大体3月から5月頃までの一般的な潮干狩りのシーズンが
マテ貝の旬の時期と言われています。
というのも2~3月頃だと、まだマテ貝が十分成長しておらず
大物を狙うなら4月、5月の潮干狩りのシーズンが絶好の時期との事。
但し、マテ貝の肝がイマイチ苦手という方も多いようですので
そんな場合は肝が少ない小ぶりの貝を狙うのも一つの手ではあります。
また、4月~5月頃は潮の干満の差が大きい時期という事で
たっぷり時間をかけてユニークな取り方でマテ貝が取れますので
レジャーとしてのマテ貝取りなら春の時期がイチオシですね。
尚、日本の波の穏やかな砂地に広く生息している貝なので
基本的には一年中、マテ貝をとる事が可能な訳ですが
夏場だと持ち帰る間に鮮度が落る心配があり注意が必要なので
やはり春が、マテ貝の潮干狩りに最も適した時期ですよ。
マテ貝が取れる場所は?
参照元URL:http://www.park-funabashi.or.jp/
続いて、マテ貝が取れる場所についてですが、
マテ貝は東北以南の比較的波の穏やかな砂浜に生息しており、
ハマグリやアサリと同じような潮干狩りの定番スポットでは
マテ貝も見つかる可能性が大です。
因みに、マテ貝の取り方でもポイントになる事ですが
岸に近いアクセス良好の砂地は既に貝がとりつくされている
という事も多いので、大量を狙うなら大潮の時期を狙って
潮が引いたタイミングで沖合まで行ってみるのもおすすめです。
尚、マテ貝は有料の潮干狩りスポットでも取れる所がありますが
無料のスポットでも結構たくさん取れる所がありますので
お近くの海の波の穏やかな遠浅の砂地のスポットは要チェックですよ。
マテ貝を取るおすすめ道具は?
それでは続いて、マテ貝を実際に取りに行く時におすすめの道具を
いくつかご紹介していきたいと思います。
マテ貝の取り方は、他の種類の貝と少し違った独特な方法なので
潮干狩りでマテ貝を狙う際にはぜひ参考にしてみて下さいね。
●マテ貝を取るにはスコップがおすすめ!
マテ貝をとる際は砂を少し掘り起こす必要がありますので
砂を掘るためのスコップはマテ貝の潮干狩りでは
何を忘れてもぜひ持参して頂きたい必須アイテムなんです。
上記の収納ケース付き折り畳み式シャベルは
使わない際にはコンパクトに折り畳んで収納可能なアイテムで
使用する際はハンドルを引きのばして回転させるだけで
簡単に組み立てられるお役立ちのアイテムとなっております。
約1.25㎏と軽量なのも嬉しい折り畳み式スコップは
荷物が多くなりがちな潮干狩りにも大変おすすめの逸品です。
尚、一気に広範囲の砂を掘り起こすことが可能なジョレンは
場所によっては使用禁止になっているスポットもありますので
特に有料の潮干狩りスポットにお出でになる際は
スコップの方が安全なアイテムですね。
●マテ貝を取るにははちみつ容器がおすすめ!
詳細についてはマテ貝の取り方の項でご紹介いたしますが
マテ貝の潮干狩りでは塩も必需品なので塩を入れる容器も
用意しておくと非常に役立つアイテムです。
上記のはちみつ容器360mlは
その名の通り、本来はちみつを入れるための容器な訳ですが
このはちみつ容器がマテ貝の潮干狩りに使う塩を入れる容器に
まさにうってつけのアイテムなんです。
軽くて丈夫な日本製のはちみつ容器は詰め替えやすい広口仕様で
非常にお手頃なお値段ですので、
潮干狩りにお出でになる人数分
揃えておくと皆で楽しくマテ貝取りが楽しめますよ。
尚、マテ貝の潮干狩り専用キットでも
塩の容器やシャベルはお求め頂けますが、
多少割高になるためコスパを考慮するなら、はちみつ容器がイチオシです。
●マテ貝を取るにはクーラーボックスがおすすめ!
比較的生命力が強いマテ貝ですが、
家で調理し食べる事を考えると
できれば鮮度を保ったまま持ち帰るに越した事はありませんので
クーラーボックスがあると大変役に立ちおすすめなんです。
上記の赤と青の2色から選べるクーラーボックス7lサイズは
持ち運びに便利なショルダーベルト付きのデザインで
シンプルかつしっかりした作りなので潮干狩りにもっていくにも
ぴったりのアイテムとなっております。
因みに、取ったマテ貝のおすすめの持ち帰り方は
先に真水でマテ貝のぬめりや汚れをさっととっておき、
海水が多めに入ったクーラーボックスに入れて持ち帰る方法で
帰宅までの所要時間が長い場合も鮮度を保つ事ができますよ。
マテ貝の取り方は?
それではいよいよマテ貝の取り方についてですが
こちらでは、初心者向けの基本的なマテ貝の取り方と
ある程度、マテ貝取りに慣れてきた中級者以上向けの取り方を
併せてご紹介していきたいと思います。
尚、どちらも基本的には同じプロセスですので
動画を参照しつつご案内致しますので参考にしてみて下さいね。
●マテ貝の取り方1 :初心者向け
参照元URL:https://youtu.be/eyAr_gllBCw
動画をご覧頂ければわかる通り、マテ貝の取り方の手順は
①まず砂を10㎝ほどスコップ等で水平に掘る。
↓
②掘った箇所の砂の表面に1㎝位の穴がないかを探す。
↓
③穴を見つけたら穴の入り口に塩を投入して数秒待つ。
↓
④マテ貝が穴から出てきたところを手でつかみゲットする。
という小さな子供さんにもできる大変簡単な取り方で
この出てきたところをすかさず手でつかんで取るという方法が
マテ貝の取り方の大変ユニークな部分なんです。
因みに、これは先に塩をマテ貝の穴に投入する事で
マテ貝が、潮が満ちてきたと勘違いして穴から出てくるというのが
一般的にはよく言われているようですが実は諸説ある模様。
いずれにせよ、もし穴の中にマテ貝がいる場合は塩の投入後に
水と共にピュッと穴から飛び出しできますので、
そのタイミングを逃さず素早くつかむのが取り方のコツですよ。
尚、先をつかんだマテ貝は完全に穴から取り出すまでは
シッカリ握っていないと逃げられる事もあるので油断は禁物ですね。
●マテ貝の取り方2:中級者以上向け
参照元URL:https://youtu.be/IZiRJOPRlEU
続いては、基本的なマテ貝の取り方に慣れてきた
中級者以上の方向けにちょっと高度な取り方をご紹介します。
基本的な取り方の手順は初心者と全く変わりませんが
上の動画でご覧いただけるように、中級者以上の方なら、
まず一度に広範囲の砂浜を掘り起こしておいてから
複数の穴に塩を投入し、同時進行でマテ貝を取る事も可能なんです。
一つの穴に集中できない分、マテ貝に逃げられないよう
タイミングを逃さず素早く反応する事が大切になりますので
初心者向けの取り方よりも難易度は増しますが、
短時間で沢山の収穫が期待できるメリットは大きいですよね。
尚、一度に広範囲の砂を掘り返せるジョレンがあると
複数同時進行のマテ貝の取り方では大変便利なのですが
ジョレンが禁止されている潮干狩りのスポットもありますので
事前に確認する等の情報収集も大切ですね。
マテ貝の食べ方は?
さて、潮干狩りで近頃人気の獲物マテ貝の取り方でしたが
戦利品のマテ貝をどうやって食べるのかという調理法についても
一般的な方法を最後に、ご紹介しておきたいと思います。
マテ貝はクセが強くなく、基本的な調理手順さえ押さえれば
様々なアレンジもできますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
マテ貝の食べ方:手順1
参照元URL:http://pds.exblog.jp/
先ず、マテ貝を調理する前の下準備については、
一般的にマテ貝は砂抜きが不要と言われているのですが
砂抜きせず調理しらたジャリっとしたという声も偶にあるので
できれば2~3時間から一晩程、砂抜きをしておくと安心です。
尚、具体的な砂抜のやり方は、マテ貝を水道水でよく洗って
表面の砂やごみなどを取り除いたあと、
海水と同濃度の食塩水をバケツに入れ、
そこにマテ貝を浸しておくという非常に簡単なやり方です。
因みに、2~3%の食塩水が海水と同じ濃度となりますが
もし水質のきれいな海でマテ貝と取った場合は海水を汲んできて
それを使うことも可能との事ですよ。
●マテ貝の食べ方:手順2
参照元URL:http://natural-jp.com
さて、砂抜きが終わったマテ貝は新鮮ならそのまま生で刺身として
食べる事も可能な訳ですが、生臭さが気になる方もいるようです。
なので、臭みを取るためにも一度、火を通すのがおすすめで
酒と水を1対1の割合で入れた鍋に砂抜き後のマテ貝を浸して
沸騰するまでゆで、沸騰したらすぐに火を止めます。
尚、下茹では貝の殻が付いた状態でも殻をむいた状態でも
基本的には構わないようで、ゆでた後に殻をとってもOKですし
殻つきのまま最後まで調理して食べながら殻を取る食べ方も
ありますので、臨機応変に対応してください!
●貝の食べ方:手順3
参照元URL:http://image.space.rakuten.co.jp/
最後に下茹でが終わったマテ貝の仕上げの調理のやり方ですが
ここでは一般的な食べ方の一つバター炒めをご紹介しておきましょう。
尚、下茹で後の殻付き又は殻を取った後のマテ貝という設定で
こちらではご紹介しますが、
砂抜きや下茹でなしで調理をする方もいらっしゃいますので、
その辺は時間や手間を考慮した上で
チョイスして頂ければと思います。
先ず、下茹でしたマテ貝を、バターを引いたフライパンに入れ、
お好みでガーリックやパセリ等の風味付けの食材を加えて
さっとソテーするだけという至って簡単な調理法です。
因みに、人一倍、生臭いにおいが苦手という方なら、
白ワインを加えてさっと酒蒸しにして仕上げるのもおすすめですよ。
お好みにより、バターしょうゆ風味にしたり
野菜やパスタを加えたりと幅広いアレンジが可能ですので
ぜひお試しになってみて下さいね。
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という事で、マテ貝の取り方について、取れる時期や場所から
おすすめの道具、そして食べ方までまとめてご案内致しましたが
いかがだったでしょうか。
見た目はちょっと微妙なマテ貝ですが、実はデパ地下などでも
見かける事がある結構な高級食材だったりもしますので
ぜひ潮干狩りを楽しんだ後は、その風味豊かな味わいを
皆さんでお楽しみになってくださいね。
以上『マテ貝の取り方や時期は?潮干狩りで簡単に取る方法や食べ方の紹介も!』の記事でした。