京阪神からのアクセスは多少不便な和歌山県ですが
風光明媚な景勝地や泉質のよい温泉、
そして世界遺産をはじめとする名所旧跡なども沢山あり
観光旅行で訪れる方も多いエリアですよね。
そんな和歌山県に、春にお出でになる際には
歴史ある桜の名所や花見の穴場にも足を運んで
春の旅行の醍醐味を堪能されるのがおすすめです。
そこで今回は、和歌山県の桜の名所や花見の穴場を
詳しくご紹介して参りますので
2022年の春のご旅行やお花見の参考になさって下さいね。
桜の花見ができる和歌山県の名所は?
和歌山県というと海と温泉のイメージが強いですが
県内には歴史ある社寺仏閣なども多数あり、
その多くが桜の名所として昔から地元では親しまれています。
では先ず、和歌山県の桜の名所からご紹介して参りますので
桜の季節に和歌山においでの際は、
紀州での花見をぜひ旅行プランにも組み入れてみて下さいね。
●和歌山県の桜の花見では紀三井寺が名所!
参照元URL:https://upload.wikimedia.org/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:関西で一番早く開花する早咲きの桜の名所。
花見の時間:8:00~17:00(ライトアップ~22時)
料金:大人200円、子供100円
住所:和歌山県和歌山市紀三井寺1201
和歌山市の名草山の中腹にある紀三井寺は
関西一の早咲きの桜の名所として知られる古刹で
京阪神から日帰りでいち早く桜が楽しめる
江戸時代以来の人気の花見のスポットとなっております。
日本さくら名所100選にも選ばれている紀三井寺は
ソメイヨシノや山桜を中心に約500本の桜が境内に咲き競い
『見あぐれば 桜しもうて 紀三井寺』
という松尾芭蕉の句碑も残る大変歴史ある桜の名所なんです。
例年3月20日から1ヶ月にわたり開催される
桜まつりでは日没後に桜のライトアップも行われ
西国三十三箇所の札所としても名高い名刹に咲く
由緒ある桜を鑑賞する花見の客で賑わいを見せます。
また、山の中腹にある紀三井寺からは
和歌山市内を見下ろす眺望が楽しめるので、
特に天気の良い日には春の陽に輝く美しい和歌浦の海が
桜と共に堪能できる和歌山県でも人気の桜のスポットですよ。
●和歌山県の桜の花見では和歌山城が名所!
参照元URL:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:美しい天守閣を背景に咲く600本の桜。
花見の時間:終日開放(天守閣9:00~17:30)
料金:無料
住所:和歌山県和歌山市一番町3
江戸時代には紀州徳川家の居城であった和歌山城は
和歌山の観光地としても人気の高いスポットですが
春にはソメイヨシノをメインに約600本の桜が
城内のあちこちに咲き誇る桜の名所でもあるんです。
岡田門から二の丸庭園にかけて続く桜並木や
一の橋の大手門を入って直ぐの所にある枝垂桜など
見所も満載の和歌山城は、大変風情のある桜の名所として
古くから地元でも親しまれてています。
また、桜の開花時期に合わせて行われる桜まつりでは
桜の木にボンボリや提灯がつるされ、
日没後のライトアップでは、
和歌山城の天守閣を背景にひときわ華やいだ雰囲気で花見が楽しめますよ。
因みに、
桜まつりの期間中はお城周辺には露天の屋台等が並び
大勢のお花見の客でにぎわう和歌山県でも、
人気ナンバーワンの桜の名所となっております。
●和歌山県の桜の花見では根来寺が名所!
参照元URL:http://img02.ti-da.net/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:寺院の境内、周辺をあわせ7000本の桜が咲き乱れる。
花見の時間:9:10~16:30(3月中~16時)周辺は終日開放。
※ライトアップ18:00~21:00頃
料金:中学生以上500円
住所:和歌山県岩出市根来2286
紀州根来衆の本拠としても歴史に名を残す根来寺は
春には36万坪の広大な敷地に約3000本の桜が咲き
根来寺周辺の山裾をあわせると7000本の桜が楽しめる
和歌山県の北部では指折りの桜の名所です。
特に、もみじ谷公園の渓谷沿いに咲く桜は特に絶景で
遊歩道沿いにはベンチなども設けられているので
散策に疲れたら谷間に咲き誇る桜を眺めつつ
花見のお弁当を広げて一息つくのもおすすめですよ。
また、寺院の境内では、国宝の大塔の周辺の桜や
歴史を感じさせる大門から続く桜のアーチが圧巻で
見所も満載の大変人気の花見のスポットとなっております。
因みに、根来寺から程近い紀の川市にある粉河寺も
和歌山県では桜の名所として知られていますので
もしお時間があれば、粉河方面に足を延ばしてみるのもいいアイデアですよ。
●和歌山県の桜の花見では平草原公園が名所!
参照元URL:http://wakayama-nanki.jp/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:白良浜を見下ろす高台に咲き誇る2000本の桜。
花見の時間:8:30~17:00(夜桜期間中~21:00)
料金:無料
住所:和歌山県西牟婁郡白浜町2054-1
温泉と海水浴で関西圏では人気の南紀白浜は
近年自動車道が伸び、ぐんとアクセスが良くなったエリアで
京阪神からの日帰りも可能な和歌山県でも人気の観光地です。
そんな白浜の象徴ともいえる白良浜を見下ろす高台にある平草原公園には、
約2000本の桜の木が植えられており
花見の季節には園内の桜の夜間のライトアップも行われて
地元の人や観光客で大変賑わう和歌山県の桜の名所のひとつです。
和歌山県でも屈指の観光地としても知られる白浜は
円月島や千畳敷、三段壁などの海岸沿いの名所も多く
白浜温泉は日本三大美人の湯としても知られる名湯ですので
周辺の観光も併せて楽しまれるといいですよ。
また、白浜のアドベンチャーワールドは、
日本一のパンダの飼育数を誇るテーマパークで
一昨年生まれた可愛らしい双子のパンダも見れますので
春休みの家族旅行にも大変おすすめのスポットとなっております。
●和歌山県の桜の花見では道成寺が名所!
参照元URL:http://www.rurubu.com/
見頃:3月下旬~4月中旬
見所:歌舞伎の娘道成寺でもお馴染みの入相桜他。
花見の時間:終日開放(絵解き説法9:00~16:30)
料金:境内無料。堂内600円
住所:和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738
歌舞伎や能でもお馴染みの安珍清姫伝説が残る道成寺は
和歌山県に現存する最古のお寺で、
本堂近くには歌舞伎の演目にも登場する
入相桜が残る由緒ある桜の名所となっております。
境内にはソメイヨシノや枝垂桜など様々な種類の桜が咲き競い
例年、桜の開花に合わせて行われるさくらまつりでは、
境内の特設のステージで雅な舞踊が行われ
悲しい伝説に彩られた道成寺ならではの趣があり、
一見の価値がありますよ。
また、お寺の堂内ではご住職による
『安珍清姫』の絵説き説法が随時行われていて、
紙芝居のような趣向で大人から子供まで楽しめますので、
花見にお出での際はぜひご覧になってみてください。
因みに、道成寺の門前には、
名物の釣鐘饅頭が買えるお土産物屋産もありますので
お寺の散策後に一息ついて、
焼きたてのお饅頭をお召し上がりになるのもおすすめですよ。
桜の花見が出来る和歌山県の穴場は?
それでは和歌山県の桜の名所に引き続き
以下では和歌山県で桜の花見が楽しめる穴場について
ご紹介していきたいと思います。
多少アクセスの悪いスポットも含まれますが、
周辺には温泉や景勝地などもあるエリアですので
桜の季節にゆったりと訪れるのもおすすめですよ。
和歌山県の桜の花見では和歌の浦の高津子山が穴場!
参照元URL:http://img-cdn.jg.jugem.jp/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:和歌浦を望む小高い丘に咲く数千本の桜。
花見の時間:終日開放
料金:無料
住所:和歌山県和歌山市新和歌浦
万葉集にも詠まれた景勝地である和歌浦にある高津子山は
美しい春の海をバックにして花見が楽しめる穴場で
かつては新吉野と呼ばれた時代もあったほどの和歌山県の隠れた桜の名所なんです。
周辺の桜のスポットに比べて知名度は低めの穴場なので
花見シーズンの混雑もそれ程酷くはなく
桜の花を愛でながら潮風に吹かれて、
ゆったりと遊歩道を散策する事が出来るスポットです。
また、高津子山の頂上にある展望台からは
360度見渡せる大パノラマが目の前に広がり
遠くは淡路島や四国の島なみも見ることのできる絶景ポイントとなっております。
因みに、高津子山の展望台の東側には
桜の名所でご紹介した紀三井寺を仰ぎみる事ができ、
遠くからでも桜色に染まる寺院周辺の様子が確認できますよ。
和歌山県の桜の花見では和歌山県植物公園緑化センターが穴場!
参照元URL:http://blogs.c.yimg.jp/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:園内に咲く約330本の桜と季節の花のコラボ。
花見の時間:9:00~17:00(定休日:火曜日)
料金:大人250円、子供100円
住所:和歌山県岩出市東坂本672
根来寺に程近い和歌山県植物公園緑化センターは、
広大な敷地内に四季折々の花が咲く市民の憩いの場で
春には約330本の桜と春の花のコラボが楽しめる
和歌山県の北部の花見の穴場となっております。
桜の本数自体はそれ程多くありませんが、
園内には広い芝生があり、満開の桜を眺めながら
お弁当を広げるにはもってこいの穴場ですよ。
また、公園内のわんぱく広場には小さい子向けの
遊具も沢山あり、充実した設備となっておりますので
春休みに家族連れでお花見がてらお出かけするには
もってこいのスポットとなっております。
和歌山県の北部に位置する岩出市は
京阪神からのアクセスも良く日帰り可能なエリアですので
小さな子供さん連れで桜のお花見とアウトドアを楽しむ
ぴったりの穴場ですよ。
和歌山県の桜の花見では動鳴気峡が穴場!
参照元URL:http://art3.photozou.jp/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:岩口池の湖畔に咲く約500本の桜。
花見の時間:終日開放(ライトアップ18:00~22:00)
料金:無料
住所:和歌山県田辺市稲荷町
白浜と隣接する和歌山県の田辺市にある動鳴気峡は
ひき岩群国民休養地内にある桜のスポットで
毎年、花見の時期には桜まつりが開催され
地元の人で賑わう穴場となっております。
桜まつりでは、
岩口池の周囲の桜並木がライトアップされ
遊歩道を散策しながら水面に映る幻想的な夜桜が楽しめる他、
各種ステージのイベント等も開催されますので
紀中エリアではおすすめの桜の穴場なんです。
因みに、先に触れた通り、
田辺市と温泉で有名な白浜は目と鼻の先ですので、
白浜で温泉や観光を楽しまれた帰りにふらりと立ち寄って
花見を楽しむにもぴったりの穴場スポットですよ。
和歌山県の桜の花見では七川ダムが穴場!
参照元URL:http://www.ticwakayama.jp/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:山間のダム湖畔に咲く3000本の桜。
花見の時間:終日開放(ライトアップ18:00~21:00)
料金:無料
住所:和歌山県東牟婁郡古座川町佐田
本州最南端の串本から程近い古座川上流の七川ダムは
ダム建設の際に立ち退いた地元住民により植樹された
約3000本の桜並木ががダム周囲5kmあまりに渡り続く
和歌山県の南部の桜の名所なんです。
アクセスは良くない分、穴場度は非常に高く
桜まつりが行われる週末は露天等も出て賑わいますが
それ以外の平日にお出でになれば美しい桜の花を
ほぼ独り占めできてしまいますよ。
また、七川ダムへの道中の古座川沿いには
一枚岩と呼ばれる巨大な岩がそびえる景勝地があり
周辺には桜並木が続くもう一つの穴場となっております。
因みに、
国道42号線を離れると道沿いにほとんど店がないので
食料の調達は串本周辺のコンビニやスーパーで
予めしておかれるのがベストですし、
道程には道幅が狭くガードレールもない所が数箇所あるので
車の運転には十分に注意なさってくださいね。
和歌山県の桜の花見では熊野那智大社が穴場!
参照元URL:http://hibakama.up.seesaa.net/
見頃:3月下旬~4月下旬
見所:那智の滝と三重塔を背景に咲く由緒ある桜の名木。
花見の時間:5:30~16:30
料金:無料
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字那智山
熊野三山の一つとして知られる熊野那智大社は
日本一の落差の那智の滝や青岸渡寺の三重塔などがある
和歌山県南部の観光の名所のひとつですが
由緒ある桜の名木のある花見の穴場のスポットなんです。
那智大社の境内には幹周が2mにもなる秀衡桜と
後白河法皇お手植と伝わる枝垂桜の2本の名木が現存し
残念ながら同時に開花する事はありませんが
それぞれ、風情のある桜が楽しめます。
また、毎年4月14日には桜が咲き誇る境内で
花山法王の故事にちなんだ桜花祭の神事が執り行われ
古の熊野詣の雅な雰囲気をしのぶことができます。
因みに、那智山から目と鼻の先には
和歌山県では白浜温泉と並ぶ人気の勝浦温泉があり、
嘗て紀州の殿様が、
帰ることを忘れるほど心地よいと褒め称えた忘帰洞で、
太平洋の大パノラマを眺めつつ
日帰り温泉を堪能されるのもおすすめですよ。
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という事で、和歌山県の桜の名所や花見が出来る穴場を
取り揃えてご紹介いたしましたが、
お気に召したスポットは見つけて頂けましたか?
白浜以南は、関西の主要都市からかなり遠出になるため
なかなか気軽に訪れる機会が少ない和歌山県ですが温泉や景勝地、
そして由緒ある社寺仏閣など
観光の名所も意外と沢山あるエリアですので
花見と組み合わせ春の旅行にお出でになるのもおすすめですよ。
以上『和歌山県の桜の名所や穴場は?2022年に花見ができるスポットは?』の記事でした。