もうすぐ運動会!
天気のいい日に
外で体を動かすのは
気持ちがいいですね。
とはいえ、競技会である以上
順位や記録がつきものに
なってしまいます。
運動ができる子も
苦手な子もいますが、
小学生の運動会なら
練習次第で、今よりずっと
良い結果を出すことができます。
今回は小学生の50メートル走について
早く走るためのコツと練習の方法を
お知らせしましょう。
50メートル走を速く走るコツって?
小学校の運動会、
最近はいろいろと
ユニークな種目が
用意されています。
それでも昔ながらのかけっこは
定番の種目の一つです。
最近はリレーの形式で
行われることも多いようですが
一人が走る短距離として
50メートル走は
誰でも走ることがあるでしょう。
では、50メートルを
早く走るコツってあるのでしょうか。
いくつかのポイントを
まとめてみましょう。
50メートル走のコツ1:スタートのコツ
出典:https://pixabay.com/
短距離では
スタートの切り方で
タイムに大きな差が出ます。
走り始めた後は
スピードをキープして
体を動かすことになりますが
スタートの時には
スピードをゼロから
自分のペースのスピードまで
加速することになります。
50メートルの場合は特に
走る時間に比べて
スタートにかかる時間が
長くなるので
うまくスタートするコツは
非常に重要なポイントになります。
短距離のスタートは
体を前に傾け、
重心が移動して
体が自然に前に倒れる
ぎりぎりの状態で
体制をキープする姿勢をとります。
クラウチングスタートであれば
スタートの合図と同時に
目の前に落ちているものを
拾いにいく感じで
体を傾けると同時に
利き足を蹴ります。
スタンディングスタートであれば
利き足ではない脚の
力を抜く感じで
バランスを前向きに崩し、
体が傾いたと同時に
利き足を蹴りましょう。
小さい歩幅でスタートして
徐々に歩幅を広げていきます。
最初の数歩の
足取りがふらふらすると
足が絡まったり
転んだりすることがあるので
左右の脚が動く道筋を考えて
足を下ろす位置を決めましょう。
人によって脚の回る
軌道にくせがあります。
脚が、走る方向の線の
内側から回って着地する
動きをする人は
特に脚がからまりやすく
スタートの後の数歩で
転んでしまうことがあります。
逆に外側から
回り込んで着地をする
動きの人は
走り出したときに
着地した脚に力が入らずに
膝が折れてしまうことがあります。
蹴り込んだ足と
踏み込む足の動きは
同じ方向になっているのが
好ましいので
特にスタートラインでの
ステップの置き方には
注意しましょう。
50メートル走のコツ2: 正しいフォーム ― 姿勢よく走る
出典:https://pixabay.com/
走っている最中の姿勢のとり方は
短距離を早く走るために重要なコツです。
手足の動きを伸びやかにするためにも
体全体をまっすぐに持ち上げて
背筋を伸ばして走ること。
背骨をまっすぐにして
首から上へ引っ張られているような
力の入れ方で
背中から腰までの軸を
まっすぐにします。
早く走ろうとして
背中を丸めて
体を前のめりにしたり、
脚を出そうとして
背を反らせて走ると、
力が抜けてしまいます。
50メートル走のコツ3:正しいフォーム ― 頭を動かさない
出典:https://pixabay.com/
走っている最中に
頭を動かさないようにしましょう。
頭はとても重いので
リズムを取ろうとして
頭を前後に動かしたり
左右に振ったりすると
そのことでエネルギーを使ってしまい
その分、早く走る力が減ってしまいます。
まっすぐ伸ばした背筋から
一直線上に頭があるように、
視線は足元ではなく
ゴールを見るのがコツです。
ゴールを見たままで走ることで
頭が動くのを防ぎ
姿勢をまっすぐにキープしたまま
走ることができます。
50メートル走のコツ4: 正しいフォーム ― 足の上げ方
出典:https://pixabay.com/
走る動作の中で
脚を上げるときは
ももの部分を体に引きつける気持ちで
高く素早く引き上げるようにします。
ももを上げるイメージを
不必要に強く持ちすぎないように、
脚が下りる動きと同調させて
リズムよく、そして速く
動かします。
脚を降ろす位置がずれると
次のサイクルで脚を上げるのが
ぎこちなくなるので
この二つの動きはバランスよく
行う必要があります。
50メートル走のコツ5: 正しいフォーム ― 足の降ろし方
出典:https://live.staticflickr.com/
上げた脚を降ろすときには
体の真下につけるイメージで
脚を動かします。
速く走ろうとして
脚を前に出してしまうと
体が前進する動きに
脚がつっかえ棒をして
逆にブレーキになってしまいます。
地面を蹴る足に力が入らず
大幅に減速することになります。
脚を真下に降ろすことで
着地のときに足が地を蹴る動きで
体が前に向かって跳ねるような
リズミカルな動きになります。
力が余計な方向に分散しないので
疲れも少なく、呼吸も楽になります。
50メートル走のコツ6: 正しいフォーム ― 腕の振り方
出典:https://pixabay.com/
50メートルを速く走るフォームでは
腕の振り方が前進のバランスを
取ってくれます。
両腕の肘を直角に曲げて
前後にしっかり、まっすぐに振ること。
腕のふり幅は大きく、
前に上げたときに拳が
顎の下あたりまで上がるように。
腕の動きは
体を前に進めるための
勢いを作ってくれるので
体の側面に沿って
左まっすぐに前後に
右の腕が平行にスライドするように
まっすぐに前後に動かします。
力を入れようとして
拳を体の前面に向かって
突き出すような角度で動かすと
バランスが崩れてしまって
うまく走れなくなります。
拳は力を入れずに
空間を「持っている」ようなイメージで
手のひらと親指の付け根で
指先を軽く握る感じにします。
50メートル走のコツ7: 正しいフォーム ― 足の接地
出典:https://live.staticflickr.com/
降ろした足を着地するときに
地面を足の親指の付け根のあたりで
感じてください。
下ろした足の裏全体を地面につけてしまうと
力が分散して
前進する力が失われるうえ
脚の動きが悪くなって
走れなくなってしまいます。
脚の作られ方を見てみると
膝から足首の関節の中心へ
伸ばした線は
途中ですねの軸を通って
足の親指と人差し指の間へ
抜けています。
この足の親指と人差し指の間の
位置にあたる指の付け根で
地を蹴るようにします。
こうすることで
足が地面を蹴った力が
無駄なく体に伝わり
前進のためのエネルギーになるのです。
50メートル走のコツ8: 力を入れるタイミング
出典:https://pixabay.com/
足に力を入れるのは
地面を蹴るときと考えがちです。
ところが、実際に脚が接地してから
足に力を入れると
タイミングがずれて
体が流れて力が抜けてしまったり
足首や膝が折れてしまいます。
足先に力を入れるのは
上げた脚を下に振り降ろすときです。
真下に降ろされた足は
接地の瞬間に最も速くなって
地面を蹴り、
体を前に押し出して
そのまま弾むように
体の後ろへ上がります。
50メートル走のコツ9:ゴールのコツ
出典:https://pixabay.com/
50メートルを走りきった時、
ゴールラインを切ったその時点で
走るのをやめてはいけません。
スピードに乗って走っている
体を停めるためには
その前の瞬間から減速する
必要があります。
ゴールラインで
止まろうとしてしまうと
せっかく上げたスピードを
下げてしまいます。
ゴールラインを抜けたあとまで
走り続けるようにしましょう。
ゴールラインで
一番早いスピードが出ている
くらいのイメージになります。
走るのをやめるのは
ゴールを過ぎた後、
50メートル走で走る距離は
50メートル+15メートルくらい
のつもりで走ると、
タイムを上げることができます。
50メートル走のコツ10: 坂道ダッシュ
出典:https://live.staticflickr.com/
50メートル走を
速く走るためのコツとして、
スタートダッシュを改善する
練習をしましょう。
前傾姿勢になって
スタートを切るのを
感覚的につかむために、
坂道ダッシュで
スタートの練習をします。
上り坂に構えて
スタートの練習をすることで、
体を前に倒した姿勢での
足と体の動きをつかむことができます。
坂道は駆け上がるのに
力が必要なので
腕を強く降り、
足を強く蹴ることになります。
地面は体に対して近いところに
あるので足を体の真下に下ろして
走るポーズになりやすく、
足の上げ下ろしと体の動きが
連動するリズムを感じることが
できるようになるのです。
50メートル走を速く走る時におすすめなアイテムって?
50メートル走を
速く走るために使えそうな
道具をいくつか探してみました。
以下を参考にしてみて下さい。
50メートル走を速く走るには陸上ウェア ソックスがおすすめ!
上記にご紹介するのは、
陸上競技用のソックスです。
アンクルまでのショートソックスで
滑り止めがついていますので
シューズの中で足が
動いてしまうことがなく
しっかりと地面を蹴ることができます。
50メートル走を速く走るには陸上スパイクシューズがおすすめ!
上記にご紹介するのは、
短距離用のスパイクシューズです。
素材は合成皮革に
金属スパイクをつけた
ユニセックス仕様のシューズ。
スパイクは長短のピンが
交換できます。
50メートル走を速く走るには陸上レーシングパンツがおすすめ!
上記にご紹介するのは、
陸上ウェアのレーシングパンツです。
軽くて風通しがよく
乾きやすい素材のウェアは
体にまとわりつかず
走ることに集中させてくれます。
50メートル走を速く走るには陸上レーシングシャツがおすすめ!
こちらは陸上ウェアの
レーシングシャツです。
不快感がない素材で
体にフィットするものを着て、
手や体の動きを
邪魔しないものを選びましょう。
50メートル走を速く走るにはマーカーコーンがおすすめ!
上記にご紹介するのは、
陸上競技用のコーンです。
ゴールラインのかわりにコーンで
ゴールの位置を分かるように
しておきましょう。
50メートルという長さを
実際に体で感じて
覚えることで、
ペースのとりかたや
リズムを感じることができます。
この記事を読まれた方には、
以下の記事も人気です。
<関連記事>
・立ち幅跳びのコツ!簡単に平均の記録よりも良い結果を出す方法やトレーニングとは?
・ソフトボール投げのコツ!簡単に平均の記録よりも良い結果を出す方法やトレーニングは?
・シャトルランのコツ!簡単に平均の記録よりも良い結果を出す方法やトレーニングとは?
・上体起こしのコツ!簡単に平均の記録よりも良い結果を出す方法やトレーニングとは?
・反復横跳びのコツ!簡単に平均の記録よりも良い結果を出す方法やトレーニングとは?
・運動会や体育祭のリレー!速く走るコツや走順で遅い人はどこに入れる?
・大縄跳びのコツ!運動会や体育祭で多く飛ぶための疲れない飛び方やおすすめアイテムは?
・ムカデ競争のコツ!運動会や体育祭で勝つための結び方や掛け声などの必勝法をご紹介!
いかがでしたか?
50メートル走を
速く走るコツは
上手なスタートと
スタートした後出来るだけ速く
正しいフォームになって
走り続けることです。
そしてゴールで止まらずに
走り抜けること。
今年の運動会では
正しい走り方とコツを身につけて
順位を上げて下さいね。
以上、『50メートル走のコツって?小学生が速く走るために今からすぐにできることって?』でした