アクション映画やシューティングゲームの中で、
必ず出てくる重要なアイテムといえば銃ですよね。
日本では銃の所持に関する罰則が厳しいため、
日常生活で目に留まることもなく、
私物として持っている人はかなり珍しいと思います。
日本人にとってフィクションの世界でしか縁のない銃ですが、
実はいろんな種類があることをご存知でしょうか？
今回は、そんな銃と呼ばれる道具について、
どんな種類があるかを簡単にご説明したいと思います。
銃の種類とは？いろんな種類の銃火器の仲間たち
さて今回の記事は、
銃の種類についての簡単な説明をさせていただこうと思います。
一般的に、銃とは火薬を爆発させることにより、
発生したエネルギーを利用して、
金属製の弾丸を高速で撃ち出すための道具のことを指します。
なぜ銃の種類というものが何種類もあるかといえば、
目的に合わせて特徴を持たせていった結果、
といえるでしょうか。
それでは大まかな分類ですが、
銃の種類についてのご紹介したいと思います。
銃の種類１『けん銃』
参照元URL：http://ks.c.yimg.jp/
フィクション作品などでも、
よく小道具として描かれるぐらいに、
認知度の高い種類であるけん銃。
ピストルや短銃、ハンドガンとも呼ばれたりします。
基本的には携帯に便利なように、
片手で持てる程度に小型であり、
担いで運ぶような大きさではありません。
日本では、警察官のような特別な公務員にしか、
携帯が許されておりませんが、
海外では護身用として一般市民が持っていることも珍しくない
ポピュラーな種類でもあります。
このけん銃の種類の中でも、
形と特長によって、おおまかに二種類に分けることができます。
●リボルバーピストル
参照元URL：http://blogs.c.yimg.jp/
ルパン三世に出てくる次元大介や
日本の一般警察官が腰にぶら下げているのも
このリボルバーピストルの種類です。
この種類の銃は、
構造が単純なので不発や弾詰まりが起きにくい
というメリットがあります。
一方で、弾倉と呼ばれる発射する弾丸を
収納するスペースに限りがあるために、
連射すると弾丸がすぐに無くなってしまうのが弱点です。
●オートマチックピストル
参照元URL：https://pbs.twimg.com/
弾倉をけん銃の持ち手（グリップ）の中に移動させた設計と、
弾丸の発射後は、自動で新しい弾丸を撃てる状態にする設計が
された銃がオートマチックピストルの種類です。
フィクションの世界では、
ルパン三世がこの種類のけん銃を愛用していますし、
現実の日本では警察官の一部（ドラマでは刑事）や自衛官も使っています。
またこの種類の銃は、
連続で素早く射撃することができ、
弾倉がリボルバーピストルと比べて大きいので
一度に撃てる弾の数が多いというメリットがあります。
一方で構造が複雑になってしまい故障や不発の可能性が、
リボルバーピストルの種類よりも高くなっており、
メンテナンスが欠かせないという弱点もあります。
トリビアとして日本の公的機関は、
拳銃のことを「けん銃」と書きますが、
これは「拳」という字が常用漢字ではないために、
書類にはひらがなで表記しなければいけないのが理由です。
銃の種類２『ライフル』
参照元URL：http://ecx.images-amazon.com/
ライフルの種類は、けん銃の種類と違って、
片手で持てるような大きさでは無く
担いで運ぶような大きさの大型の銃です。
この種類の銃は、けん銃に比べて、
大きくて威力の高い弾丸を発射できるのが大きな特徴です。
日本では、自衛隊員のような一部の公務員と、
狩猟を行うハンターが持っています。
そのライフルにも大まかに分類すれば２種類があります。
●ボルトアクションライフル
参照元URL：http://www.m514.com/
ライフル銃についているボルトと呼ばれる部品を操作して、
一発ずつ射撃するタイプがボルトアクションライフルの種類です。
旧日本軍を含めて第二次世界大戦時のほとんどの国では、
この種類のライフル銃が主力となっていました。
この種類の銃は構造が単純になるのと、
精度の高い射撃ができるメリットがあるので、
狩猟や競技といった民間用の用途も多くなっております。
手動のため発射速度が低めとなってしまうのが、
大きなデメリットです。
日本では非常に厳しい条件が求められるとはいえ、
狩猟用として民間人にも、
ボルトアクションライフルの所持が許可されています。
●フルオートライフル
参照元URL：https://upload.wikimedia.org/
最初にボルトを一度引けば、
引き金を引き続けている限り、
弾が無くなるまで連射することができるメリットを持つタイプが、
フルオートライフルの種類です。
現代のイラク戦争などの映像を見たときに、
兵士が手にしているライフル銃は、
ほぼこの種類のライフル銃です。
この種類の特徴は大きな弾倉を持ち、
戦場で使われることを前提に開発されたボディで、
堅牢な設計であることが多いです。
軍用であることがほとんどなので、
日本においては民間人の所持が
法律で完全に禁止されている種類となっております。
銃の種類３『ショットガン』
参照元URL：https://www.airborne-shop.com/
基本的にはライフル銃の種類やけん銃の種類と比べて、
より大きな弾を発射でき、
ライフル銃よりもやや小型なボディを持っているショットガンの種類。
この種類の銃は散弾銃とも呼ばれることが多く、
世界中で警察、軍事、狩猟、競技、と幅広い用途で使用されています。
通称の通り、散弾と呼ばれる小さな弾丸を一度に複数発射できたり、
単弾（スラッグ弾）と呼ばれる、
高い威力を持った弾丸を発射できたりと、
同じショットガンでも発射できる弾丸の種類が豊富なのがメリットです。
但しライフル銃と比べると、
銃の弾が届く距離である射程距離が
かなり短くなってしまうというデメリットもあります。
日本では、許可制ではありますが、
狩猟と競技（クレー射撃）の為に
民間人が所持することが可能な
ある意味最も身近な銃の種類となっております。
銃の種類４『マシンガン』
参照元URL：http://image.swiki.jp/
大量の弾丸を、短い間に発射することができる
比較的小型の銃がマシンガンの種類です。
この種類の銃ではライフル銃よりも小型なものを、
サブマシンガンと呼ぶこともあります。
ライフル銃よりも持ち運びしやすいサイズで
けん銃よりも大量の弾丸を高い発射速度で連射できる一方で、
ライフル銃に比べると射程と威力で劣り、
けん銃と比べると持ち運びのしやすさで劣るという
一長一短な特徴を持っている種類になっております。
狭い場所でも確実に目標に弾丸を撃ちこむ必要がある場面が多い人たち、
つまり特殊部隊（日本ではSATなど）での採用が、
多い銃の種類となっております。
フィクション作品の中でも、
見た目の派手さからよく登場する銃ですので、
多くの人からもなじみのある銃の種類なのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか？
銃の種類について、
大まかに分類して簡単に説明してまいりましたが、
参考になりましたでしょうか？
ここに紹介している銃以外にも、
銃の種類は何種類にも分類されていますが、
この記事を読んで下さった方は、
ビデオゲーム機をなんでも「ファミコン」と呼んでしまう
お母さんが「Wii」と「PS3」を見分けられるようになったのと同じくらいに、
銃の世界に詳しくなったのではないかと思います。
余談ですが、車や電化製品にその国の特性が反映されることも多いですが、
銃を含めた武器もその例外ではなく、
各国の武器を比べてみるとお国柄が現れていて、
非常に奥が深いとも言われております。
いずれにせよ日本の中では、
銃は法律で厳しく取り締まられており、
日常的に銃の恐怖に怯える必要が無いという
平和な社会のありがたみは素晴らしいものですよね。
今後もゲームや映画といったフィクションの世界の中で、
銃の楽しめるような平和な社会であり続けてほしいと心から思います。
以上今回は『銃の種類は？ライフルやハンドガンって？』の記事でした。
