短いスパンで大きな地震や洪水が
全国の津々浦々で頻発している昨今なので、
避難グッズの詰まったリュックを準備しているお宅は多いはず。
簡易トイレももちろん防災グッズの一つ。
これは作り方さえ押さえれば
たとえ避難所生活が長引いても、
簡易トイレに窮することはまずありません。
今回はもしもの時に一番大事な
簡易トイレの作り方をしっかりご紹介します!
自分で作れる簡易トイレの種類は?
DIYでの簡易トイレはまず、
材料が入手しやすいことが大事ですね。
そこでどのような状況下でも必ずあると言える、
ダンボール・ビニール袋・ポリ袋が
簡易トイレの種類のメインとなりますよ!
自分で作れる簡易トイレ1:ダンボールトイレ
まず最初に紹介するダンボールトイレは
簡易トイレとして一番作りがしっかり安定しています。
便座・フタ・便器も作れてしまうので
長期的な使用に向いている洋式の簡易トイレですね。
大きな工作的な作り方となりますが
難しいことはないのでご安心を。
普通のトイレに限りなく近いので、
洋式でないと用が足せないという方にも
安心して使用してもらえます。
作り方さえしっかりしていれば
便器部分の受け袋を交換しつつ複数人で何度も使えますよ。
自分で作れる簡易トイレ2:ビニール袋トイレ
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次に紹介するビニール袋は
スーパーのレジ袋に代表されるような薄手のものと考えた場合、
容量と素材から考えて1回ずつの
簡易トイレとしての使用に適しています。
作り方も簡単でビニール袋をふんわりと中が広がるように立て、
中に吸収材となるちぎった新聞紙や綿を入れると
重しともなるので用足し中に動くこともありません。
和式トイレに慣れていない小さなお子さんなら
袋の持ち手を持っていてあげると立ったままでも小用は足せるので、
急な「おしっこしたい!」リクエストにもすぐ対応できる
便利な簡易トイレとなりますね。
さらにビニール袋は柔軟性もあって加工しやすいので
作り方によっては赤ちゃんのおむつという、
新生児用簡易トイレにもできますよ。
自分で作れる簡易トイレ3:ポリ袋トイレ
最後に紹介するポリ袋は
いわゆる市町村指定のゴミ袋に代表されるような、
容量が大きい厚手のビニールですよね。
単体でも先にご紹介した
ビニール袋の簡易トイレのように使用できますが、
主な使い道としてはダンボール簡易トイレや
断水時の便器の中に仕込んで
便尿を受ける袋の役割を果たすものになります。
ポリ袋を使った簡易トイレの作り方はいたって簡単で
便座に当たるものに取り付ける仕様となるため、工具もいりませんよ。
用意するものと作り方ですが、
ポリ袋、ガムテープで便器にあう形を作ります。
あとは中に吸収材や消臭剤を入れるだけなので、
災害時や緊急時でなくともレジャーの簡易トイレとしても役立ちますよ。
ダンボールを使った簡易トイレの作り方や必要な道具は?
参照元:https://www.youtube.com/watch?v=FBzOlDwUaYw
まず最初にお伝えするダンボール簡易トイレの作り方は
少々手間を要しますが、難しいものではありません。
上にご紹介している動画をご覧になると、
わかりやすいように二人がかりで作成していますが
もちろん作り方としては一人でも十分できるものです。
材料はダンボール数個、カッター、はさみ、ガムテープ、
そしてポリ袋数枚ですね。
ダンボールをカットして貼り合わせ、
ポリ袋を入れこむだけの作り方なので簡単ですよ。
また簡易トイレの中でもダンボールを使ったものは、
避難所などの状況下では非常に評価が高いものなのです。
ちゃんと通常のトイレと同じ形をしているところが安心感をよび、
落ち着いて用を足すことができるからです。
さらにダンボールを屏風状にしたもので
プライバシーを守る個室を作ることも可能。
長期的な避難所生活になったり、
そうでなくともキャンプなど長めの戸外滞在で
公衆トイレが遠い場合などに、
このダンボール簡易トイレは向いていると言えるでしょう!
ダンボールを使った簡易トイレにはダンボールカッターを!
上にご紹介する商品はアイリスオーヤマ ダンボールカッターです。
ダンボールはクッション性と強度を持たせるために
内部は波状になってデコボコしているものですよね。
そのために通常のカッターでは刃が引っかかって思わず手が滑り、
力がこもっているだけに、かなり深いけがをしてしまうリスクがあります。
これだと持ち手レバーもついている上に電動なので
かなりの厚みのダンボールも簡単にカットでき、
更に刃には安全ガードがついているので
お子さんやお年寄りでも安心して使えます。
数多くダンボールの簡易トイレを作るような状況下では
スピード性も得られるのでおすすめですね。
ダンボールを使った簡易トイレには布ガムテープを!
次にご紹介する商品は上の
カウネット 布テープ 中梱包用 5巻です。
普通の工作ならば
クラフトテープでも問題ありませんが、
ダンボールで簡易トイレを作る場合は
ちょっとやそっとでは剥がれない、
強力布ガムテープがやはりおすすめでしょう。
強度の面ではもちろんのこと、防水性にも優れているので
水回り関係である簡易トイレ作りに使用するには適しています。
布ガムテープにありがちな切り口から
繊維が飛び出すということもない作りなので、
きれいなカットが使いやすさの違いを実感できますよ。
ダンボールを使った簡易トイレにはダンボール・厚紙ハサミを!
最後にご紹介する商品は長谷川刃物 ダンボール・厚紙ハサミです。
普通のハサミでダンボールを切ろうとすると
厚みで手が痛くなりますし
切るというより押しちぎる感じになるもの。
長時間ダンボールの工作作業をこのまま続けていると、
まめができたり握りのあたる部分がすれて
皮がむけて痛い思いもしてしまいます。
ダンボール専用のはさみなら
刃がシングルで切りやすく力をあまり要しません!
持ち手部分も大き目になっているので
カッターで切るよりも素早く作業できて助かりますよ。
ビニール袋を使った簡易トイレの作り方や必要な道具は?
参照元:https://www.youtube.com/watch?v=8pBru9ulZWk
上にご紹介している動画では、
簡易トイレ専用のビニール袋を使用していますが
普通のレジ袋サイズで十分事足りるのがお分かりになるでしょう。
準備するものはビニール袋2~3枚、
新聞紙を割いたものか紙おむつや生理ナプキンの中身と言った
吸水剤になるものだけです。
作り方も非常に簡素で、
ふんわり空気を含ませて広げたビニール袋の中に
吸水剤となるものを入れるだけなんですよ。
もし新聞紙を割いたものであれば、
臭い防止のために別個で防臭剤を用意するのがベターでしょう。
スピーディーにできるところからも
ドライブ中の渋滞時や断水時と言った、
一時的な急に対処しやすい簡易トイレと言えますね。
材料は軽量なものばかりですし、
ワンセットを常に携帯しておくと
帰宅難民になった時などに非常に助かりますよ。
ビニール袋を使った簡易トイレには紙の猫砂を!
最初にご紹介する商品は上の商品、アイリスオーヤマ 紙の猫砂です。
猫砂は終始簡易トイレで用を足す
家ネコのトイレ用ですから、
人間の簡易トイレの吸水剤としても
もちろん活躍してくれるアイテムですね。
この紙の猫砂は当然燃えるゴミにも出せますし、
もし断水時に一時的に使用していて
水が戻った時にはそのまま、
トイレに流すことも可能なんです!
普通の猫砂では避難時など携帯するのに重たいですが、
ご紹介しているこちらのように
紙製の軽いものもあるんですよ。
猫砂のメリットは素材自体に消臭作用も組まれているため、
用を足した後にいちいち消臭剤を撒く必要がないところ。
さらにお小用であれば一人当たりで、
2週間ほどはそのまま同じものを使い続けられる
吸水容量も非常に助かりますよね。
ビニール袋を使った簡易トイレには凝固剤を!
上にご紹介する商品は、非常用トイレの凝固剤10個入りです。
簡易トイレでは水に流すことができないことが問題。
そのため足した用は燃えるゴミに出すことになりますが、
液状のものはちゃんと固めて処理する必要があります。
ビニール袋の簡易トイレでは事前に
新聞紙を割いたものを詰めることもできますが、
その作業を生理現象が待ってくれるわけではありませんよね。
こちらは用を足した後に振りかけるだけで
一気に400ccまでの容量を素早く固めてくれる
高分子ポリマー性なので、
捨てるまでの処理も非常に迅速にできるんですよ。
家族が多いと簡易トイレセットは
いくらあっても足りずお金もかかりますが、
凝固剤のみならば非常持ち出し袋で場所も取らず
10個入りで440円ほどなので数を揃えてもお得ですね。
ビニール袋を使った簡易トイレにはディープネイビーカラーのビニール袋を!
最後にご紹介する商品は、Nカラーハンドハイパー ネイビー Lサイズです。
ビニール袋の簡易トイレでちょっと気になるのが
大抵のレジビニール袋は、
半透明の乳白色という部分ではないでしょうか?
用を足した後が袋の口を縛っても
外側から何となく見えるのは、
やはり気持ちのいいものではありませんよね。
ポリ袋ならいざしらず、意外に濃色のレジビニール袋は
普段のお買い物ではないものですが、
これならディープネイビーなので中身は見えません。
ポリ袋に近い厚手で一回ずつの用足しに
使い捨てにする簡易トイレとしてのビニール袋なら、
このワンセット100枚入りを備えておくといいでしょう。
ポリ袋を使った簡易トイレの作り方や必要な道具は?
参照元:https://www.youtube.com/watch?time_continue=103&v=eavmm_2HkCU
上にご紹介している動画をご覧になるとお分かりになりますが
ポリ袋を使った簡易トイレは、
ベースとなる便器があって成立するものです。
この便器様式のものはゴミ箱でも代用できますし、
これさえあれば用意するものは
ポリ袋と新聞紙や紙おむつの中身などの吸水剤、
ガムテ―プのみで済んでしまいます。
作り方も便座になるものにポリ袋をかぶせ、
縁を巻き込んでずれないように
ガムテープで留めれば出来上がりですよ。
ポリ袋はゴミが外を突き破って汚水が流れないような
厚手に作ってあるものが殆どなので、
簡易トイレの用足したものを受ける袋にもうってつけなんですね。
便座となるゴミ箱は必ず大なり小なり各家庭にあるものですし、
しゃがんで腰掛けることもできるので
お年寄りや年端のいかないお子さんでも安定性のもと、
確実に用を足すことができます。
断続的に断水が続く場合には
このポリ袋簡易トイレは非常に優秀なトイレとなりえますよね。
ポリ袋を使った簡易トイレには紙おむつを!
最初にご紹介するのは上の商品、 ネピアテンダー 大人用紙おむつです。
お年寄りや赤ちゃんがいるご家庭では常備している紙おむつも、
簡易トイレを使用する状況下では立派な吸水剤となります。
大人用紙おむつは水分吸収量も450mⅼほどと多めになっているので、
2回ほどはそのまま使うことができます。
使い方は中身を取り出してポリ袋の中に敷くだけ。
こちらの商品は消臭ポリマーも配合されているため
連続使用で気になる臭いも心配ありませんよ。
ポリ袋を使った簡易トイレには三脚便座を!
ポリ袋簡易トイレの作り方では
台座となる部分が必要となりますが、
上にご紹介している組み立て式の三脚便座があると
作り方は一層簡単になって便利です。
折りたたみ式と異なってすべてのパーツをばらしてあり、
重さもたったの1㎏強と軽量なので
避難するような場合の携帯にはコンパクトで助かりますよね。
便座部分にお湯も入れられるタイプですので、
冬季の非常時にほっこりとデリケートな時間を
癒してくれる効果も期待できますよ。
ポリ袋を使った簡易トイレには香り付きゴミポリ袋を!
ポリ袋簡易トイレの作り方では
得てして大きめのポリ袋を設置し、
数回分ずつをまとめて捨てるスタイルが多くなります。
そこで気になるのが臭いですよね。
においを感じるメカニズムは
におい成分の粒子が飛散して鼻の粘膜につき、
そのにおいを感じるというものです。
袋にしみ込んだ臭いが発する粒子を回避するには、
上の商品のようなファブリーズ・トラッシュバッグが役立ちます。
袋自体にフレッシュグリーンを始め
選べる3種の香りがついているので、
簡易トイレに設置してるだけで快い香りがして
緊急時のトイレタイムもイヤなものではなくなるでしょう。
アメリカ製なので50リットルの容量がありながら、
80枚も入っているところもちょっと見逃せません。
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いかがでしたか?
簡易トイレは避難所にいても
救援物資の梱包材などで作れてしまいます。
集団生活の中でデリケートなトイレの問題を少しでも軽減すべく、
簡易トイレを多く設けるのは大事な事ですよね。
自宅でも断水のお知らせを忘れていた!という時に
助かる簡易トイレは、
ご紹介した作り方を知ってさえいれば
もう焦燥感にさいなまれることはありませんよ。
以上、『簡易トイレの作り方!災害時や断水時でも自分で簡単に作る方法とは?』の記事でした。