皆さんは秋の虫ってご存知ですか?
たしかに秋を感じさせる風流な昆虫たちもいますが、
中には刺されると痛くなったり腫れてしまうような、
害を及ぼす虫も秋に生息しているので注意が必要です。
そこで、本記事で秋の鳴き声が特徴的な虫や、
刺されると痛みや腫れが生まれる虫をご紹介します。
ぜひ、秋の過ごし方の参考にしてみてくださいね。
秋の虫の種類や鳴き声1
●鈴虫
参照元:http://blog-imgs-56.fc2.com
秋の虫の代表格で童謡「虫の声」に登場する鈴虫。
きっと虫嫌いの人でさえ、
一度は名前くらいは聞いたことがあるはず。
バッタ目コオロギ科の種類の昆虫で、
生きている途中で羽が二枚落ちてしまうために、
昆虫の種類としては珍しく、
羽が重なった姿がハート型に見えてロマンチック。
リーンリーンという鳴き声が実に癒され、
秋の風物詩としても有名ですね。
参照元URL:https://youtu.be/0mNO54fXkoI
現在は、古くから飼育もされているだけでなく
ペットショップでもよく売られています。
体長はだいたい2cm前後。
頭部は小さいので、
羽が目立つという印象の強い昆虫です。
虫が好きで秋を感じたいという方は、
ペットショップで鈴虫を入手し、
飼ってみるというのも風流ですよ。
秋の虫の種類や鳴き声2
●コオロギ
参照元URL:https://encrypted-tbn0.gstatic.com
コオロギもよく耳にする秋の虫の種類の一つですよね。
日本ではコオロギ科コオロギ亜科の種類に分類される昆虫。
同系統の種類の秋の虫として、
エンマコオロギやオカメコオロギなどの、
メジャーなコオロギもたくさんいるので、
ある種、鈴虫よりもかなり有名です。
鳴き声は、同じコオロギでも種類によって異なります。
エンマコオロギなら「コロコロコロ」と、
ミツカドコオロギなら「リッリッリッ」と鳴きます。
参照元URL:https://youtu.be/5rvzyGbLEkM
このように種類によっても鳴き声が変わるのが、
コオロギの鳴き声の大きな特徴。
いずれにしてもリズミカルに鳴くので、
非常に聞いてて気持ちよく感じます。
だからこそ鈴虫同様、
秋の風物詩として有名なのでしょうね。
秋の虫の種類や鳴き声3
●キリギリス
参照元URL:http://mushinone.sakura.ne.jp
イソップ童話「アリとキリギリス」にも登場するキリギリスは、
バッタと同系統の種類の秋の虫としておなじみですよね。
「アリとキリギリス」では、
とにかく遊んでばかりの怠け者というか、
かなりチャラい印象がありますが、
決してチャラくて怠けている虫ではありません。
前足についている棘を利用し、
草むらに生息する昆虫を捕食し生活する結構獰猛な昆虫なのです。
鳴き声は、基本的には「ギー」という音を
伸ばしたような鳴き声ですが、
たまに、ギーッチョンとかチョン・ギースといった感じで
変化球的な鳴き声になることもあります。
参照元URL:https://youtu.be/xXD1croVjHc
コオロギや鈴虫とは異なり、
ロマンチックさはありませんが、
秋の風流は十分感じられる鳴き声ではあります。
体型は約2.5cm~4cmとそれほど大きくないものの、
先程おお話したとおり獰猛な昆虫なので、
基本的に飼うのは難しく初心者向きではありません。
もちろん飼うことは可能ですが、
獰猛と言いながらもキリギリスは臆病者で、
人前にはあまり姿を現さないように行動します。
鳴き声ですら人が近づくと
ピタリと泣き止んでしまうのです。
それだけに、虫のことに詳しくない方は、
ネットなどでキリギリスの鳴き声を聴きながら、
秋を感じることをおすすめします。
秋の虫の種類や鳴き声4
●松虫
参照元URL:http://img-cdn.jg.jugem.jp
誰もが一度はその名を聞いたことがるほど、
実に有名な秋の虫として知られる松虫。
体型は鈴虫を少しスマートにしながら
少し長くしたかんじです。
ただ、何よりも松虫はすばしっこい秋の虫なので、
非常に見つかりにくく飼うとなるとさすがに大変です。
さて、肝心の鳴き声は、
「チリチリチリチリッ」というような鳴き声をします。
参照元URL:https://youtu.be/lRsIl8Jmjh8
童謡「虫の声」の歌詞として出て来る「チンチロリン」という表現は、
童謡としてわかりやすく表現しているだけです。
実際は感じ方にもよりますが、
多少似ている印象があるとしても、
全然違うことを理解しましょうね。
秋の虫の種類や鳴き声5
●ウマオイ
参照元URL:http://sorairo-net.com
ウマオイってマイナーな虫のイメージが強く、
その名を知らない方も多いですが、
童謡「虫の声」にもちゃんと登場している
秋を代表とする虫なんです。
種類としては、バッタ目キリギリス科に属し、
体長はだいたい3cm前後。
バッタに似たような格好をしながら、
普段畑や林などに生息しています。
鳴き声は、「スイッチョン」と鳴き、
コオロギや鈴虫と比較するとかなり地味に聞こえます。
https://youtu.be/TsxUGdDfzNs
参照元URL:https://youtu.be/TsxUGdDfzNs
しかしその地味さが風流で良いと、
多くの方たちが秋の虫の一つの種類として支持しています。
一見地味だけど良い味出している
いぶし銀のような種類の秋の虫。
それがウマオイの最大の魅力なのです。
秋の虫の種類や鳴き声6
●クツワムシ
参照元URL:http://www.odd.jp
キリギリスやウマオイと同系統の種類の秋の虫で、
より葉っぱのような外見を持つ虫がクツワムシです。
同じバッタ目キリギリス科の秋の虫でありながらも、
大きな羽を持っていて体長が大きいところが特徴。
夜行性の昆虫で開けた場所をあまり好まず。
また、外的からは保護色である葉っぱに扮して身を守り、
かなり目立たない存在という印象が強いですね。
実際に、昼間に草木の間ではあまり見かけられませんが、
林などのクズ葉などを養分としながらひっそり生息しています。
鳴き声は、「ガチャガチャ」という鳴き声を発し、
若干うるさく聴こえますが、
そこがまた秋の訪れを感じさせてくれるので
人気も非常に高いです。
https://youtu.be/lt2d3IOmWng
参照元URL:https://youtu.be/lt2d3IOmWng
なかなかお目にかかれない秋の虫なので、
ネットなどで検索してクツワムシの鳴き声を聴きながら、
秋の訪れを感じてみるのも風流ですよ。
秋の虫刺されに多い虫の種類は?
鈴虫やコオロギなど、
秋の虫の鳴き声を聴いて秋を感じるのは実に風流です。
しかし、冒頭にもお話したように、
秋の虫の中には人体に被害を与える虫も数多くいます。
では、早速その虫達を2系統に分けてご紹介していきます。
秋の虫刺されで痛い時は?
参照元URL:https://rr.img.naver.jp
秋に多い虫で虫刺されにより
痛みが発するために気をつけてほしい虫はブヨ・ハチの2種類。
特にこれらの虫は、
刺されたら痛みを発するだけでなく、
場合によってはアナフィラキシーショックに罹り、
死を招いてしまうこともあるので要注意です。
基本近づかないことが大前提ですが、
もし刺されたらステロイド系の外用薬を塗るなど
必ず応急処置してください。
それでも症状が改善しない場合は、
すぐに病院に駆け込んで
医師に診断してもらいましょう。
また、ブヨ・ハチほどではないとしても、
秋も活動する危険な虫として、
ムカデとヒアリを挙げておきます。
ムカデは主に5月~8月に発生が多い虫ですが、
秋も少なからず生息し人体に悪影響を及ぼします。
気を抜いて刺されてしまったら、
一気に痛みが走りますので、
くれぐれも刺されないように気をつけましょう。
また、ヒアリに関しては、
すでにニュースで話題になっている通り。
刺されてしまうとやけどのような痛みが発症します。
さらに痛みだけでなく死が訪れる場合もあるので、
くれぐれもアリだからといって
安易に近づかないように気をつけましょう。
秋の虫刺されで腫れる時は?
参照元URL:https://lh6.googleusercontent.com
ブヨ・ハチ・ムカデ・ヒアリも刺されたら腫れますが、
これらの虫に刺された場合、
先ほどお話したとおり痛みが発症するのですぐ気づけます。
しかし、同じ刺されて炎症を起こし腫れてしまうのに
痛みが発しないために気づけない虫も結構いるのです。
その代表が、蚊・ダニ・ノミ・ハネカクシの4種類です。
特に蚊などは夏の虫というイメージが強いですが、
意外と秋になって増える虫も言われているので注意が必要です。
夏場を過ぎて秋の行楽シーズンになった途端に気が緩み、
気がついたら
虫に刺されて肌が腫れ上がったなんてこともありますので、
虫除けスプレーや炎症を抑える塗り薬などを用いて、
しっかり対策を取りましょうね。
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秋の虫は季節の訪れを感じさせ、
実に風流で癒やし効果をも与えてくれます。
そのために秋の行楽シーズンで
森林を訪れて秋を感じる方も多いですが、
秋の虫の中には危険な虫もたくさんいます。
決して安易な気持ちで近づかないように、
くれぐれも虫刺されには気をつけましょうね。
以上『秋の虫の種類って?鳴き声や虫刺されで痛い時や腫れる時って?』の記事でした。