猛暑続きで熱中症による救急搬送が急増する昨今ですが

暑さで体調を崩すのは人間に限った事ではなく

猫や犬などのペットの熱中症の危険も軽視できない状況ですよね。

 

自由に行動していて、一見、熱中症の危険はなさそうなですが

様々な要因が重なってしまうと熱中症になる事もあり

実は、予防や対策などを必要に応じてとることも重要なんです。

 

また、猫の熱中症では、普段と違う症状に早く気づいて

迅速に適切な対処法を取る事も非常に大切なポイントなので

愛するペットに苦しい思いをさせないためにも

猫の熱中症の症状や対処法は飼い主として知っておきたいもの。

 

そこで今回は、猫の熱中症の重症度による典型的な症状

有効な対処法、そして猫を熱中症にしない室温の管理や予防グッズ

まとめてご紹介致しますので、参考にしてみて下さいね。

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猫が熱中症になった時の症状は?

では先ず、猫が熱中症になったときに見られる症状について

重症の度合で3段階に分け、ご紹介していきたいと思います。

 

猫の熱中症は、軽度で気づく事ができ、適切な対処法をとれば

大事に至る可能性もそれだけ少なくなりますので

暑い季節は特に、普段と様子が違わないか注意してあげて下さいね。

 

●猫の熱中症は食欲不振の症状をチェック!


参照元URL:http://trend-neta.com/

まず、軽度の猫の熱中症での主な症状でみられるのは

・食欲がない

・何となく元気がない

・速めの浅い呼吸をしている

等が一般的で、熱中症のなり始めという可能性もあるので

該当するような症状が猫に見られた場合、

普段よりも注意深く猫の様子を観察する事が大切です。

 

汗腺が少ない猫は主に呼吸によって体温の調節を行っているため

外気温の変化に対応する事があまり得意ではないので

特に、春から秋にかけて上記のような症状がみられた場合は

軽度の熱中症の可能性も考えられます。

 

因みに、成人した猫の平熱は凡そ38~39℃と人間より高めですが

体内の熱を上手く放出できない事が熱中症の主な原因の一つなので

屋内で猫を飼っているなら夏場でも部屋の温度を30度以下に保ち

猫の過ごしやすい環境を作ってあげる事が予防になりますよ。

 

尚、猫に軽度の熱中症の症状がみられても

涼しい場所で休ませて自力で水分補給ができるようであれば

症状の悪化を防ぐ事もできるので早く気づいてあげる事が大切ですね。

 

 

●猫の熱中症はパンティングの症状をチェック!


参照元URL:http://pds.exblog.jp/

続いて、中程度の猫の熱中症でよくみられる症状としては

・舌を出しハアハアと喘ぐような呼吸をしている

・よだれ、目や耳の充血が見られる

・下痢やおう吐がある

といったもので、これらは先に触れた熱中症の初期よりも

更に症状が進んだ熱中症の状態かもしれませんので注意が必要です。

 

尚、犬と違って猫は通常、口呼吸はしていませんので

舌を出して口で呼吸をするパンティングの症状がみられた場合

温度調節が上手くできず体温を下げようとしている可能性があるので

迅速に適切な対処法を講じてあげる事が重要ですよ。

 

また、熱中症の症状が進むと、ぐったりとしていて

水を与えても自力で飲めない状態の猫も出てきますので

そういった場合はスポイト等で少しずつ水分補給してあげましょう。

 

特に、子猫、老猫、肥満気味、北国が原産、鼻短主等の猫

熱中症になりやすい傾向があるので注意してあげて下さいね。

 

 

●猫の熱中症は意識の混濁の症状をチェック!


参照元URL:http://mame-column.com/

いよいよ症状が進み、猫が重度の熱中症になった場合、

・意識がない、もしくは混濁している

・体のけいれんがみられる

・吐血や血便、血尿がある

・チアノーゼがみられる

等の症状が一般的で、これらの症状がみられるようなら、

かなり危険な状態まで熱中症が進行していると考えられます。

 

また、猫の熱中症がかなり進行し重度になってくると

酸素を上手くすることができなくなるため

皮膚や粘膜などが青白くなるチアノーゼの症状が現れたり

ショック状態に陥ってしまう事もあり非常に危険です。

 

尚、家を留守にしていた等の理由で猫の熱中症の症状を見逃し

既に症状が進行している場合、

自宅での応急の対処法では対応しきれないことが多いので、

一刻も早く病院に連れて行き専門的な処置を施す事が大切ですよ。

 

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猫の熱中症の対処法は?

さてここまで、猫の熱中症の症状について

重症の度合いを3段階に分け主な症状を見てきましたが

引き続き、熱中症の猫の適切な対処法もご案内しておきましょう。

 

適切な対処を直ぐ行う事で、大事を免れる事ができますので

飼い猫の様子に異変が見られた場合は、

慌てず冷静かつ迅速に対処を講じるよう心掛けて下さいね。

 

●猫の熱中症には体を冷やす対処法を!


参照元URL:https://cdn.wanchan.jp/

先に触れた通り、猫の平熱は人間より少し高めの38~39℃ですが

熱い場所に長時間いたり、

水分が長時間補給できなかったりして

脱水症状を起こして体温調節が上手くいかず熱中症になる

というのが一般的によく見られるパターンなんです。

 

なので、猫の熱中症が疑わしい場合はまず体温を下げてあげる事

最初の適切な対処法で、

風通しの良い部屋やクーラーの効いた部屋等に

直ぐに移動させ、少しでも快適な環境を作ってあげましょう。

 

また、高くなった体温を下げるため冷えた濡れタオル等を

太い血管のある脇の下や腿などに当てるという対処法も有効ですが

脱水症状がひどく自律神経が上手く働いていない状態だと

体温を下げ過ぎてしまう危険もあるため要注意です。

 

その他、猫の体に直接、流水を当てるのも

上がってしまった体温を下げるには有効な対処法ですが

急激な体温低下は症状を重篤化させる危険もあるため

39℃という体温を目安にして検温しながら行う方が安全ですよ。

 

 

●猫の熱中症には水分補給する対処法を!


参照元URL:http://img-cdn.jg.jugem.jp/

猫の熱中症の対処法では、

上がってしまった体温を下げると共に

脱水症状を緩和するために迅速に水分補給してあげる事も重要で

もし猫の意識がしっかりしていれば、

新鮮な水や猫用の水分補給飲料を

ゆっくり少しずつ猫が飲めるようにしてあげて下さい。

 

また、猫の意識ベルが低く自力で上手く給水ができない場合は

スポイトで少しずつ飲ませてあげるのも有効ですが、

無理に水を飲ませて誤って水が気管に入ってしまうと

誤飲性の肺炎を発症する危険もあるとの事なので注意が必要です。

 

尚、重症度の高い熱中症の症状が猫に見られる場合も

水を安易に与えると逆効果になる危険性もありますので

猫の様子や症状等をしっかりチェックしながら

その時の状況に酔って適切な対処法を見極めて下さいね。

 

 

●猫の熱中症には病院を受診する対処法を!


参照元URL:http://nyan-joy.com/

さて、体温の調節と水分の補給は家での応急処置的な

熱中症の猫への対処法ですが、重症度が中以上の症状があるなら

家庭での処置に手間取っている時間はありませんので

できるだけ早く獣医の診察を受けるという事も大切です。

 

可能なら猫に熱中症の症状がみられてから1時間以内

病院に連れて行き、専門的な対処法で熱中症の症状を緩和して

できるだけ早く猫の状態を落ち着かせる必要があります。

 

また、留守中に猫が熱中症になり帰宅して初めて発見した

という場合は、どのくらいの時間が経過しているか不明なので

家での処置法より、一刻も早く獣医に見せる事が大切ですよ。

 

 

●猫の熱中症の予防の方法は?


参照元URL:http://sputnicks.jp/

さて、猫の熱中症の症状や対処法についてみてきましたが

できる事なら熱中症になる前にきちんと猫に適した環境を整え

日頃から予防策を講じておきたいものですよね。

 

猫の熱中症の予防には部屋の温度管理と充分な水分補給が重要で

室温は30℃以下、湿度60%以下の状態を保ってあげるのが理想的です。

 

ですが、家の中もしくは外での移動が自由に可能な状態であれば

猫は自分に快適な環境を見つけて勝手に移動しますので

部屋のドアを閉めず涼しい環境の場所を

家の中に用意してくことも猫の熱中症の予防には有効ですよ。

 

また、猫は一日に約150㏄の水が必要といわれていますが

誤って容器の水をこぼしてしまう可能性も考慮して

特に暑い季節は水の容器は複数用意しておいてあげると

猫にとっても安心でおすすめですよ。

 

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猫の熱中症におすすめなグッズは?

猫の熱中症の症状や対処法、

予防のポイント等を見てきましたが

猫の熱中症の対策におすすめなグッズもご紹介しておきますので

ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

猫の熱中症対策におすすめのグッズ1

猫の熱中症対策では、猫の体温が上がり過ぎないよう

快適に過ごせる場所を設けておいてあげる事も大切で

部屋全体の室温管理が難しい場合は涼しい場所の確保

非常に有効な対策になりおすすめです。

 

上記のペットひんやり大理石マット

楽天ランキングで連続一位獲得のペットの熱中症対策グッズで

大理石の自然の冷たさで猫にとって快適な環境を作り出せる

大変おすすめのアイテムなんです。

 

尚、ペット用の冷却マットは様々な商品がありますが

保冷材を使ったものは袋が破れ中身を猫が口にしてしまった場合

中毒症状が出ることもありますので注意が必要なんです。

 

自然な冷たさで安全性の高い大理石のマットは

お部屋においてもおしゃれな高級感のあるアイテムな上

猫の熱中症対策の中でも手軽に取り入れられる対処法なので

大変おすすめのグッズですよ。

 

 

猫の熱中症対策におすすめのグッズ2

猫の熱中症の予防対策では水分補給も非常に重要ですが

脱水症状に陥りやすい夏場などは人間同様に体液に近い飲物だと

水分やミネラルを素早く吸収する事ができ熱中症の予防に効果的です。

 

上記のペットスエットアースバイオケミカル2リットル

ペットの体液に近い電解質組織でできているので吸収が速く

失われた水分やミネラル分を効果的に補給する事ができるんです。

 

猫が喜ぶヨーグルト味のペット用の水分補給飲料は

旅行など、愛猫を伴って夏のお出かけをする際は

特におすすめの熱中症対策グッズとなっています。

 

 

猫の熱中症対策におすすめのグッズ3

夏場、お家に猫をお留守番させる際は

猫が快適に過ごせる環境を予め整えておいてあげる事が肝心ですが

時間がたっても新鮮な水を供給してあげたいものですよね。

 

上記のドリンクウェル セラミック・アバロン

約2リットルの保水量がある巡回式の自動給水機で

酸素を多く含んだ流れ落ちる水を常に供給する事ができ

猫の熱中症対策にも大変有効なグッズとなっております。

 

水中ポンプを用いた静音運転のペット用の自動給水装置は

高性能の活性炭フィルターとフォームフィルターの効果によって

常に新鮮で美味しい水を愛猫に与える事が可能になりますので

留守がちな方には特におすすめの逸品ですよ。

 

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という事で、猫の熱中症の症状や対処法、有効な予防や

熱中症対策におすすめのグッズなどをまとめてご案内しましたが

いかがだったでしょうか。

 

人間だけでなく、猫も重篤化する危険のある熱中症なので

特に春から秋にかけての気温が上がる季節には

適切な対策を講じ可愛い愛猫の健康維持に努めてあげて下さいね。

 

以上『猫の熱中症の症状や対処法!室温の管理や予防グッズは!?』の記事でした。

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