「言葉が恐い」「話し声がうるさい」などと
マイナスイメージを持たれることもある関西人ですが
ノリが良くフレンドリーな気質の人が多くて
周りにいるとなかなか楽しい人種だったりするんですよ。
それに、ご存じのように関西には特有の文化や方言もあり、
ローカル番組やCM等でも、関西人が思わずあるある!と
言いたくなるネタも沢山あるんですよね。
そこで今回はそんな関西人のあるあるについて
関西人同士がうちわで盛り上がれる、あるある話や
他地方の方が関西人イジリで使える面白ネタまで
色々な『関西人あるある』をご紹介したいと思います。
関西人あるある1
●『ほっといて』は『捨てておいて』という意味
関西人の『ほっといて』は『捨てておいて』
の意味だというのはテッパンのあるあるですよね。
もしそのまま放置すると『ほっといてって言うたやろ?』
とイラチ(気が短い人)の関西人に逆切れされる事もあり
非関西人の方は、くれぐれもご注意ください!
そして関西人の皆さん『ほっといて』が通じなかった経験、
絶対に、あるある!かと思いますが思いっ切り方言なので
関西人以外にはきちんと『捨てておいて』といいましょう。
関西人あるある2
●『直しといて』は『片付けておいて』という意味
『このペン直しといて』『え?どこが壊れてるの?』
との非関西人からの返しに一瞬戸惑う関西人…あるあるですね。
実は、多くの関西人が標準語だと思っている『片付ける』
の意味での『直す』は通じずに初めて方言だと気づく場合も。
直す=修理する、と捉えた返しを非関西人されてしまい
一瞬、戸惑った後、もしかしてこれ方言?と気づいた経験
(実は、かくいう私もそんな関西人の一人なんですが)
あるあるって方も少なくないはずです。
関西人あるある3
●知っていても文末に『知らんけど』が付く
『~は○○らしいで…知らんけど』と最後に知らんけど
と無意識に付けてしまうのは本当、関西人のあるあるですよね。
これは、断じて関西人の責任回避の姿勢の表れではなく
「あくまでもこれは、私の個人的意見ですが」という風に
やんわり謙って相手の意見を尊重しているんです。
なので確信のある事でも、とりあえず文末は『知らんけど』
が付いている関西人のあるあるは、無責任な態度ではなく、
きっと関西人の奥ゆかしさなんですよね…知らんけど。
関西人あるある4
●『絶対』と『多分』を一緒に使っても違和感がない
これも『知らんけど』とよく似た関西人の独特の
あるあるの曖昧表現の言い回しなんですが、
『絶対~やって。絶対そうやで、多分!』という風に
関西人には、あるあるって感じですよね。
絶対は100%、多分は7~8割方という所でしょうが
絶対と最初に言いきりつつも、何気にトーンを下げて
あえて多分をつけてしまう関西人は結構多いはずです。
そして、その話題が一段落する頃、文末には『知らんけど』
までつくと『結局どないやねん!?』という話な訳ですが
兎に角、曖昧表現大好きな関西人のあるあるですね。
関西人あるある5
●『えらい』は『大変』または『疲れた』という意味
『えらいお手数おかけしてすんません』
『昨日、寝てへんから今日、めちゃえらい~』
関西人にとっては、両方とも極、日常的に使うあるあるな表現ですが…。
一番目の『えらい』を大変、とても、非常にという意味で
2番目の『えらい』は、疲れたという意味なんですよね。
因みに『とても疲れた』時は『えらいえらい』とは言わず
『めちゃえらい』とか、
『ものごっつしんどい』といった表現ではないかと思いますが、
関西人の皆さん、いかがでしょうか。
関西人あるある6
●違わなくても『ちゃうねん』から会話を始める
『ちゃうねん』を標準語にすると『違うんです』ですが
特に意味もなく『ちゃうねん』を冒頭に付けて話し始める事
関西人にとっては、かなりあるある、じゃないでしょうか。
この場合の『ちゃうねん』は、何かが違う訳では全くなく
関西人にとっては英語のby the way的なノリですよね。
『ちゃうねん』のバリエーションとしては
『しかし、あれやな~』といった具合に
『しかし』から始める場合もありますが、
これも否定ではなく接続の意味で使うあるある表現ですね。
関西人あるある7
●『あめちゃん』『お稲荷さん』など食べ物に敬称をつける
とかくガラの悪いイメージが付いて回る関西弁ですが
関西人は『あめちゃん、お芋さん、お稲荷さん、お豆さん』など
食べ物にも敬称を付けるとても親しみやすい人種なんですよ。
因みに、神社やお寺なども『○○神社、○○寺』よりは
『えべっさん』『すみよっさん』『ぎおんさん』などなど
固有名詞で親しみを込めて呼ぶというのも
関西人ならではのあるあるではないでしょうか。
関西人あるある8
●『辛い』は『しょっぱい』『辛い』両方の意味
関西人の続いてのあるあるは『しょっぱい』時も
スパイシーな意味で『辛い』時にも『辛い』を使うこと。
これ、関西人にとっては極々普通のあるある、なんですが
非関西人にとっては、かなり戸惑う表現のようですね。
でも関西人の言い分だと
『そんなん食べてるもん見たら大体どっちかわかるやろ』
という事で、特に不便を感じる関西人はいないようです。
関西人あるある9
●自分が物を失くしても『○○どっか行った』という
決して責任を転嫁しているわけではないのですが、
関西人は『○○どっか行った~』とかいいつつ物を探す
という事、かなり、あるあるなのではないでしょうか。
勿論、そんな関西人も
物が勝手にどこかに行ってしまったと主張しているのではなく
自分がどこかに置き忘れたのは百も承知なんです。
それでもついつい使っている『どっか行った』は
かなり、浸透している関西人のあるあるの表現ですね。
関西人あるある10
●『考えとくわ』は、ほぼ感える余地なしという事
関西人にとって、面と向かって断るというのは
どんな場合でもできるだけ避けたいことなので
『考えとくわ』→『この話はここでおしまい』
『行けたら行くわ』→『行かない』という風に
翻訳して解釈するのが、お約束のあるあるですよね。
それじゃ、本当に考え中の時や予定がわからなくて
そういう言い方をする時はどう違うかというと
『明日までにちゃんと考えとくわ』
『仕事、はよ終れたら、行けたら行くわ』
という具合に具体的な要素がまず間違いなく入りますね。
関西人あるある11
●電車は『先発、次発、次々発』の方が絶対わかり易いと思っている
関西人が東京へ行って戸惑う事のあるあるの定番というと
何といっても電車の『つぎ』と『今度』ですよね。
『一体どっちが先やねんっ(怒)』と
心の中で突っ込む関西人のあるある、
多くの人が一度は経験しているのではないでしょうか。
だって『先発、次発、次々発』なら間違いようがないですし
絶対わかり易いって思ってしまいますよね。
関西人あるある12
●『自分』を一人称ではなく二人称の意味でつかう
続いての関西人あるあるは、当然すぎて多くの関西人が
スルーしてしまいがちな『自分』の使い方です。
『自分、どこ出身?』『自分ら、今からどっか行かへん?』
といった具合に関西人は二人称のあなたという意味で
自分という言葉を使う事、これもあるあるですよね。
因みに、関西でも、一人称の自分自身をさして
『自分は~だと思う』的な使い方をする場合もありますが、
関西人なら、まず混同することはないですね。
関西人あるある13
●『奈良健康ランド』や『関西電機保安協会』はCMのリズムで発音
『なーら、けんこーラーンド』『ひ~らぱ~』
『かぁんさいでんきほーあんきょうかい』など
関西ローカルのCMをついついそのリズムで言ってしまうのも
関西人なら特有のあるあるではないでしょうか。
その他『にしざわがくえん』は片言風の日本語、
『551の蓬莱』がある時とない時の表情ができるといった
テッパンのあるあるも多いのが関西のローカルCMネタですね。
関西人あるある14
●標準語を使おうとすると敬語になる
関西人同士で『今から関西弁禁止な』『ええで~』
と標準語での会話にトライすると
(これ自体関西人あるあるなんですが 笑)
無口になる上、なぜか全員、敬語になり
果敢に何か言ってもイントネーションがおかしい。
これは、本当に関西人ならではのあるあるですよね。
関西人は基本、関西弁が好きだというのもありますが
標準語とはイントネーションが違い過ぎて、
なかなか自然に話せないというのも事実なんです。
なので非関西人の方は、どうか広い心をもって生ぬるく
そんな関西人たちを見守っていただければと思います。
関西人あるある15
●苗字が坂田だと賢くてもアホをつけられる
関西人にとって吉本新喜劇の影響は絶大なもので
特に学生時代は、坂田という苗字だと
間違いなく苗字にアホのとつけられるというお約束、
関西人の間では、本当にあるあるですよね。
因みに、そんな笑いに対して貪欲な関西人ですが、
『笑点』の面白さがイマイチ理解できないというのも
実は、あるあるって感じる方が多かったりするんです
なので、あくまでも関西風の笑いがお好みなのも
関西人ならではのあるあるかもしれないですね。
関西人あるある16
●安いものをゲットすると自慢したくなる
『見て見て、これ、いくらやったと思う?』
で始まる関西人の会話は、まず間違いなくそのアイテムを
格安でゲットできた場合の自慢話です!
気に入ったものを思いがけず手頃な価格で買えた事に
何よりも喜びを覚えるという気質は
多くの関西人のあるあるのツボのはずですね。
因みに、気に入った物でも、
それが定価だったり思ったより高かった場合、
多くの関西人は沈黙を守る
というのもお約束的なあるあるだったりします。
関西人あるある17
●『マジで?』『嘘やん?』は単なる相打ち
相打ちというと『そうなんだ~』や『うん、うん』等が
一般的かもしれませんが、例えその話を信用していても
『マジで?』『嘘やん?』といった相槌を打つのも
関西人のあるあるですよね。
因みに『せやな』というのも一般的ですが
この場合、その話を聞き流している可能性もあって
ちゃんと話をフォローしているのを強調したいなら
『マジで?』『嘘やん?』は関西人にとっては欠かせない相打ちですね。
関西人あるある18
●オチがない話はなんとなく腹立たしい
関西人のどうにも見過ごせないあるあるでは、
何のオチもなく淡々と話が終わってしまうと
『だから何?』とちょっと腹が立つというのもあります。
まぁ、それが非関西人の方との会話なら
結構、おおらかに受け止めたりもできるのですが
関西人同士だと、面白くない=悪という感じで
オチのない話に対しては結構シビアだったりもしますね。
関西人あるある19
●『アホやな~』と言われてときめく事がある
関西人はアホと言われても怒らないけれど
馬鹿と言われるとカチンとくるというあるあるは
非関西人の方でも結構ご存知の方も多いと思います。
関西人にとって『アホ』は親愛の情を表す言葉で
例えば女の子に対し『アホやな~』と苦笑しながら言うのは
『可愛いね』とほぼ同義語!
そしてこれは、関西人なら誰もがわかることなので
関西人女性の中には、ちょっと気になる男性の
『アホやな~お前』という一言に、
ときめいた経験があるある、という方も多いはずですね。
関西人あるある20
●関西人以外がエセ関西弁を使うとイラッとする
何も関西人の心が狭い訳ではないのですが
非関西人の方が妙なイントネーションで
『めちゃ~』や『なんでやねん』等といっていると
ついついレクチャーしたい衝動に駆られるってこと
関西人にとってはあるあるじゃないでしょうか?
ですが、実際はスルーする場合が圧倒的に多く
でもどうにも気になってしまうエセ関西弁なので
結果ストレスになり、イラッとしてしまう。
関西以外の地域にお住まいの関西人の方にとっては
あるある、それ!という経験だろうと思います。
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という事で、関西人あるあるについてみてきましたが
関西人の方も非関西人の方も共感して頂ける内容でしたか?
関西人は基本的に、関西のあるある話が好きなので
初対面の関西人と打ち解けたいなんて時も
ぜひ、関西人にあるあるネタを振ってみて下さいね。
以上『関西人あるある!会話でわかる関西人の特徴や方言とは?』の記事でした。