気温や湿度が高くなる夏場に増える熱中症は
症状が進行すると生命の危険もあり油断できませんが
それは何も人間に限ったことではないんです。
毎年、6月頃から増加し始める犬の熱中症は
8月をピークに10月頃まで多くの症例が報告されています。
犬の熱中症は人間同様、処置が遅れると命に関わる場合もあり
初夏から秋口までは特に適切な対策を講じるとともに、
愛犬に熱中症の症状が出ていないか等も含めて
日頃から十分に注意してあげる事が大切になります。
そこで今回は、犬の熱中症について、
日頃からできる対策や注意したい犬の症状などを
詳しくご紹介いたしていきたいと思います。
大切な愛犬が健康かつ快適に夏を乗り切れるよう
こちらでご紹介する犬の熱中症の情報を参考に、
ぜひ普段以上のケアをしてあげてくださいね。
犬の熱中症対策は?
犬は平熱が高く、汗をかきにくい動物なので
熱中症になるリスクは人間以上に高いといわれており、
日頃からの対策がとても重要なんです。
という事で、まずは暑い季節に積極的に実践したい
犬の熱中症の予防に有効な対策をご紹介したいと思います。
●犬の熱中症には涼しい環境づくりで対策!
参照元URL:http://drdvmd.com/
平熱が38℃前後である犬は、元々、暑さに弱い動物で
真夏に毛皮を着て生活しているようなものなので
涼しい環境で過ごさせてあげる事が犬の熱中症の対策では
とても肝心なんです。
屋外で犬を飼っている場合は、
犬が直射日光に晒されないよう簾などで犬小屋を覆ったり
大きめの容器に水を張って犬用のプールを作ってあげるのも
熱中症の対策では有効ですよ。
また、部屋飼いの犬であれば、室温を28度以下
湿度を50~60%位に保って快適な環境づくりを心がけ、
犬を残して留守にする際にも室温が上がりすぎないよう
注意してあげてください。
尚、犬が自主的に快適な環境に移動できるよう
室内犬の場合は部屋のドアを開けておくようにしたり
外飼いの犬ならチェーンに余裕を持たせて
自分で日陰を探せるよう工夫してあげましょう。
●犬の熱中症には水分補給や食べ物で対策!
参照元URL:http://miyudora-dogfood.com/
犬の熱中症の対策では水分補給や日々の餌にも注意して
人間同様、熱中症になりにくい健康管理を心がける事も
とても大切なポイントなんです。
まず、一番手軽にできる熱中症対策としては
屋内外を問わず、プレートに氷を入れておいてあげると
ワンちゃんも常に冷たく新鮮な水が飲めて
犬の体温調節にも効果があり大変おすすめですよ。
尚、良質のたんぱく質の摂取も熱中症には有効な対策なので
鶏のささみや胸肉、チキンスープなども積極的に
夏場の餌のメニューに取り入れてあげるといいですね。
その他、既に夏バテ気味で食欲が落ちている犬なら
ビタミンやミネラル分が豊富なスイカを
1日1度くらい与えるのも体を冷やす効果が期待できて
熱中症の予防としてはとても有効なんです。
但し、スイカは糖分の高い食べ物なので、
与えすぎには十分に注意して
小型犬なら犬用の皿に半分位、大型犬でも一皿分程の
適量を守ってあげるようにしてくださいね。
●犬の熱中症にはサマーカットで対策!
参照元URL:http://www.wanpac.net/
毛足の長い犬種の熱中症の対策では、
普段より毛を短めに刈って体の熱を逃がしやすくする
サマーカットを取り入れてみるのもおすすめです。
毛を短くすることで日々の手入れも楽になり
皮膚病予防等にも効果があるサマーカットは、
適切に取り入れるとメリットも多い対策なので
暑い夏場は犬もすっきりした夏仕様にしてあげるのもいいアイデアですね。
但し、毛を短くしすぎるとデリケートな皮膚が晒され
虫刺されや日焼け等のデメリットもありますので、
サマーカットで熱中症の対策を考えられる場合には
長所だけでなく短所も十分把握しておきましょう。
また、サマーカットは熱中症に有効な対策ですが
毛を短くしているからといって万全ではありませんので
涼しい環境を作ってあげる、冷たい水の補給といった
他の対策もぜひ忘れないよう注意してくださいね。
犬が熱中症になった時に症状は?
さて、犬の熱中症の対策をまずご紹介してきましたが
万一、犬が熱中症になってしまった場合には
迅速に適切な対処をする必要がありますので、
犬の熱中症の主な症状も予め把握しておくと役立ちます。
という事で、引き続き、
犬が熱中症になったときの症状に焦点を当てて
詳しくご紹介していきたいと思います。
●犬の熱中症はパンティングの症状をチェック!
参照元URL:http://i1.wp.com/xn--kckl2aa0c9ac9g6exl.jp/
犬の初期の熱中症では、パンティングと呼ばれる
口を大きく開け速くて浅い息苦しそうな呼吸をする
症状がまず顕著にみられるようになります。
犬はパンティングにより体温調節を図っていますが
それが上手くいかず、次第に体温が上がり始めると
大量によだれを出してあえぐ症状も見られるようになり
一刻も早い対応が必要になります。
その他、犬の熱中症の比較的初期に見られる症状では
ふらつきや口内や目等の粘膜の充血、脈が速くなる等があり
速めに症状に気付いてあげる事が危険な状態を回避する
大切な手がかりになります。
尚、このような初期の症状が認められた場合は
全身に水をかけて冷やしたり、冷たい水を与えて
迅速に上がった体温を下げるような対処をしてあげましょう。
●犬の熱中症は意識のおう吐や下痢の症状をチェック!
参照元URL:https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/
犬の熱中症では、パンティングやよだれ等の他にも
症状が進むと嘔吐や下痢の症状が現れることがあり
そうなると重症化が懸念されるようになります。
嘔吐や下痢等は重症の夏バテでも見られる症状ですが
熱中症の場合には症状が急激に悪化することもあるので
適切な対処を一刻も早くすることが重要なんです。
尚、犬の熱中症がかなり進行した状態では
血便や血尿、吐血等の症状も現れるようになりますので
嘔吐、下痢がみられたら内容物に血が混ざっていないか
冷静にチェックすることも大切ですよ。
因みに、鼻の短い種類や北国が原産である犬は
暑さに弱く、熱中症にもかかりやすいといわれますので
お宅のワンちゃんが暑さに強い品種かどうかも考慮して
気になる症状が出ていないか注意深く観察してくださいね。
●犬の熱中症は意識の混濁の症状をチェック!
参照元URL:https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/
犬の熱中症では症状がさらに重症化していくと
意識の混濁が出始め、犬に呼びかけても反応がない場合は
かなり危険な状態に陥っている可能性もあります。
その他、重度の熱中症で現れる症状としては
筋肉のけいれん等の全身の症状も見られはじめ
酸素を体内に十分取り込めなくなると
チアノーゼの症状も現れる場合もあります。
尚、犬の熱中症では最悪、ショック死に至るケースもあり
一見して症状が進行している場合には、
全身を冷やすと共に一刻も早く獣医を受診して
適切な処置が受けられるよう
迅速な行動が飼い犬の命を守る事に繋がりますよ。
犬の熱中症におすすめなグッズは?
という事で、犬の熱中症の対策や注意したい症状について
ここまで見てまいりましたが、市販の熱中症対策のグッズも
暑い季節の熱中症の予防には大変有効ですよね。
という事で、大切な飼い犬の命と健康をまもる
おすすめな熱中症の予防グッズも何点かご紹介しておきましょう。
犬の熱中症には大理石プレートのグッズを!
肉球や舌でしか体温調節ができない犬は
人間と比べても暑さに弱い動物ですので、
犬に快適な環境を提供できるグッズは熱中症の対策として
ぜひ積極的に取り入れたいものですよね。
上記の大理石のひんやりプレートは
暑い季節も乗るだけで自然の冷たさでクールダウンでき
快適に過ごせるおすすめの熱中症対策のグッズなんです。
保冷材などと違って冷やしすぎて犬が体調を崩す心配もなく、
しっかりとした厚みのプレートとなっておりますので
ひんやり感も持続するおすすめのグッズですよ。
お手入れも簡単で清潔に保てる大理石のプレートは
室内で飼っている犬の熱中症の対策にはもってこいの
人気のグッズとなっております。
犬の熱中症にはひんやり犬服のグッズを!
暑さに弱い犬の熱中症の対策では
日中のお散歩やお出かけを控えるのもいいアイデアですが
どうしても昼間出かけなければいけない場合には
少しでも犬が快適に過ごせるグッズを利用するといいですね。
上記のひんやりクールウェア犬服iDogは
服を水でぬらすことで蒸発冷却ができる冷感メッシュ素材で
夏場の暑い日でも冷感効果が持続して
外出時の犬も快適に過ごせるグッズなんです。
効果が薄れてきた場合にも水でぬらして叩くだけで
再びひんやり感が得られる仕組みとなっておりますので
大切な犬の体温調節にも最適のグッズですよ。
尚、3色11サイズの幅広いサイズ展開ですので
ワンちゃんの大きさに合わせてジャストサイズが選べ
夏場のお出かけの熱中症の予防に大活躍してくれる
高性能のグッズとなっております。
犬の熱中症には犬用飲料「バテない君」のグッズを!
犬の熱中症の対策では、日頃の餌のメニューにも気を配って
熱中症にならない健康管理もしてあげたいですよね。
上記の犬用飲料の「バテない君」は
夏バテや熱中症対策のために作られた無添加の犬用飲料で
ドッグフードにかけたりそのまま与えたるだけで
犬の体調を整えてあげる事ができるグッズなんです。
免疫や疲労回復、老化の対策等に効果的な
オレンジ、グレープフルーツ、アサイーの3つの味の
熱中症対策の飲料は、犬がパンティングし始めたら
飲ませてあげると効果てきめんな
おすすめの熱中症対策のグッズとなっております。
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という事で、暑さから愛犬を守るための
犬の熱中症の対策や熱中症で現れる様々な症状、
そしておすすめな対策のグッズ等を
幅広くご紹介してきましたが、いかがでしたか?
大切な家族の一員である犬は、四季を通じて適切なケアをし
健康で長生きさせてあげたいものなので、
ぜひ、暑さが厳しくなる季節は早め早めの対策を講じて
快適な環境づくりをしてあげてくださいね。
以上『犬の熱中症!対策や症状、おすすめなグッズをご紹介!』の記事でした。