グッピーを飼育されている方の中には、
わざと繁殖させたわけじゃないのに
知らない間にグッピーが増えていたという
経験をされた方もいることでしょう。
ご家庭に大きな水槽があればいいのですが、
そうでない場合は増えすぎた子達を
どうすればいいのかと悩んでしまいますよね。
そこで今回は、
グッピーが増えすぎた時の対処法などを
詳しくお伝えしていきます。
グッピーが増えすぎた時の対処法は?
誰でも初めて飼育しているグッピーが
稚魚を産んだ時は感動しますよね。
しかし、順調に数を増やしていく
グッピーに喜んでいると、
いつのまにか水槽内がグッピーだらけになり
過密な環境になってしまっていることも。
では、グッピーが増えすぎた場合は
どうしたら良いのでしょうか?
以下にグッピーが増えすぎた場合の
対処法を5つ紹介していきましょう。
グッピーが増えすぎてしまった時はペットショップに相談する!
『もう家では面倒が見きれない!』と、
嘆きたくなる程グッピーが増えすぎた場合
近くにある熱帯魚を扱うペットショップに
相談をしてみるのも手段の一つ。
一般の家庭で繁殖された交雑種を
買い取ってくれる可能性はありませんが、
お店によっては無償で
引き取ってくれることもありますよ。
ただ、当たり前のことですが
事前に電話で事情を相談して、
引き取り可能か確認してから
持ち込むようにしましょうね。
グッピーが増えすぎてしまった時は雌雄を分けよう!
水槽の中でグッピーが増えすぎた場合
とにかく水槽を分けようと考えますよね。
しかし、その時に何も考えずに
グッピーを2等分して水槽を分けてしまうと、
それぞれの水槽でまたしてもグッピーが
大繁殖をしてしまいます。
大繁殖を避けるためには、
これ以上稚魚が生まれないように
雄と雌を分けて飼育する以外、
方法はありません。
そのため、グッピーが増えすぎた場合は
とりあえず雄と雌を分けて、
それから飼育可能な数を
改めて考えてみるようにしましょう。
グッピーが増えすぎてしまった時は弱い個体を減らす!
水槽内でグッピーが増えすぎた時、
中には体の弱い個体や奇形の個体、
他の個体より小さくて弱い稚魚も
見られるようになります。
少し残酷な方法になりますが、
そのような力の弱い個体や
稚魚が隠れ家にしている
水草などを撤去しましょう。
健康で強いグッピーに
弱い個体を食べてもらって、
数を調整するというのも
増えすぎたグッピーの数を
調整する有効な手段ですよ。
増えすぎてしまって自分の手に
負えなくなってしまった以上、
水槽の中で数を調整するというのも
やむを得ないことでしょう。
グッピーが増えすぎてしまった時は周囲の人に譲る!
グッピーは比較的丈夫な熱帯魚なので、
導入にもそれほど費用がかからないですよね。
そのため友人や知人などに増えすぎたグッピーを
引き取ってもらえないか
相談してみるのも良いでしょう。
特にお店をやっている知り合いなどがいる場合、
インテリアとして
飼育してもらえるかもしれませんよ。
この場合、気を付けたいのが
雄と雌をしっかり分けて譲渡をすること。
せっかく引き取ってもらっても、
その先でまた大繁殖をしてしまったら
不幸な個体が生まれてしまうことでしょう。
知人や友人にグッピーを譲る場合は
繁殖力の凄さを説明したうえで
雌雄分けて渡すようにしてくださいね。
グッピーが増えすぎてしまった時は大型魚と混泳させる!
周囲に声をかけてみたり、
ペットショップにも相談したけれど
グッピーの引き取り先が
見つからなかったという場合。
最終手段として、
グッピーを餌にする大型魚と
混泳させるという方法もあります。
これは増えすぎたグッピーを
大型魚の餌にするということですので
抵抗がある方も少なくないでしょう。
しかし、無為にグッピーを殺して
生ごみとして捨てる行為に比べれば、
他の魚の栄養となるため
いくらかは意味があるとも言えます。
グッピーが増えすぎたら放置でも平気?
グッピーが増えすぎた場合、
水槽の環境が良ければ良いほど
放置しているだけでも
更に増えていく恐れがあります。
増えすぎたということは、
水槽の環境はグッピーの生態に
適しているということになりますので、
通常通りに世話を続ければ、
更に増えて奇形や病気を持った個体も
増えていってしまうかもしれません。
そのためグッピーが増えすぎた場合は
とにかく一度、
オスとメスを分けることだけは
行うようにしましょう。
オスとメスの見分け方は簡単で、
オスは大きな尾ひれを持ち
メスは妊娠していなくても腹部がオスに比べて
膨らんでいるという特徴を持ちます。
グッピーが増えすぎた時にしてはいけないことは?
家庭で増えすぎたグッピーを
川に勝手に放流するというのは、
自然の生態系を崩す行為ですので
決して行ってはいけません。
また、これまで水温や水質が
管理された水槽で生活してきたグッピーが
自然の環境に適応できなかった場合、
悲惨な死に方をする可能性もあります。
ペットを捨てることはいけないと
周知されていますが、
これは決して犬や猫などの哺乳類だけではなく
小さな魚であるグッピーも例外ではありません。
もし増えすぎたグッピーを
放流しているところが見つかった場合は、
それなりのお咎めがあることも
忘れないでくださいね。
グッピーが増えすぎる理由は?
グッピーが増えすぎた場合、
飼い方に問題があったわけでわなく
むしろ適切な飼い方をしていたため
繁殖しすぎてしまった可能性が高いです。
グッピーは魚としては珍しく
卵ではなく稚魚で産まれてきます。
また、誕生したばかりの稚魚のサイズも
他の熱帯魚に比べて大きいため、
生まれたばかりでも
ブライシュリンプのような
栄養価の高い餌を食べることができるんです。
そのため生存率が高く、
他の魚の餌になるといった恐れが無い
隠れ家のある理想的な環境で育てた場合、
あっという間に稚魚も繁殖可能な
大きさに成長してしまうんですね。
グッピーの繁殖期はいつ?
グッピーには繁殖期というものがなく、
水質や水温など、水槽内の環境が整った状態で
雄と雌が一緒にいれば、
1年中繁殖することが可能です。
特定の時期を避ければ雌雄混泳させて
大丈夫という訳ではありません。
このいつでも繁殖可能という生態も
グッピーが増えすぎたというトラブルを
引き起こす原因の一つでしょう。
グッピーが繁殖する兆候は?
メスのグッピーの妊娠を見分け方としては
お腹を見る方法が有効です。
特にお腹が大きく膨らんできたメスを
オスが追いかけるような様子が見られたら
妊娠をしている可能性が高いでしょう。
また、妊娠している雌は
お腹が黒くなるとも言われていますが、
これは個体差があるため
色に変化が無かった場合でも
突然出産することはあり得ます。
そのため、メスの妊娠はお腹の膨らみで
見分けるのが確実ですよ。
グッピーの理想のオスとメスの比率は?
水槽内のグッピーのオスとメスの比率は
ほぼ同数飼育するのが好ましいとされます。
これは、雄を多めに飼育してしまうと
雌をめぐって争うようになってしまい、
体の小さな個体にストレスがかかってしまう
ことなどが理由として挙げられます。
メスが多めであれば、そこまで環境に
ストレスを持つ個体もでませんので、
オスが多いという環境にはならないように
注意をしてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
グッピーは放置しておけば増えると
言われるほど繁殖力の強い魚ですので
注意をしないとあっという間に
飼育過密な水槽ができあがってしまいます。
増えすぎたら処分すれば良いと軽く考えずに
グッピーが何故増えやすいのかなどを知って
計画的な飼育をしてあげてくださいね。
以上『グッピーが増えすぎた時の対処方法!繁殖し過ぎた時はどう調整する?』の記事でした!