加賀百万石、前田家のお膝元である
古都・金沢。
上品でしっとりした街の雰囲気に
尖鋭の現代アートや歴史的建造物が
共存しているんです。
冬の金沢は味覚のほうも
カニやエビ、ブリに加賀野菜と
その豊かな滋味で旅人を魅了しています。
今回はそんな金沢の冬の旅行で
見ておくべきイベントや観光スポットを
ご紹介致しますね。
冬の金沢の気温や天気は?
金沢は日本海側の北陸地方なので、
年間を通しても雨・雪が降る日が多い地方です。
したがって冬季は降雪量も多いので
これが雪国と称されるゆえんです。
雪国とはいえど
気温は他の豪雪地帯より高め。
12月・1月・2月とも最低気温は
3度から6度ほどであることが平均ですね。
つまり雪が降って積もっても、
溶けやすいのですよ。
金沢の冬の旅行はぬかるみに注意!
参照元:http://www.sapporo-park.or.jp/
雪が降っても街中では
溶けやすい金沢なので、
道路の雪解け泥水による跳ねあがります。
庭園など訪問した際の
ぬかるみにはまることには
十分注意しましょう。
ぬかるんだ泥水の下に
まだ氷結した部分が
残っていることも多いんです。
雪国慣れをしていない観光客ですと
それで転倒してしまうケースも!
泥汚れが気にならないシューズや
丈の高いブーツなどを
履いていくのがおすすめですね。
金沢の冬の旅行は不意の降雪に注意!
参照元:https://www.pakutaso.com/
急な降雪もあるのが冬の金沢。
外でのイベントを見にいく際に、
降雪があることも十分考えうることです。
『宿泊先を出た時は晴れていたのに!』と
雨・雪対策がなくずぶぬれで
風邪を引いてしまう観光客は結構いるんです。
観光を回る時は必ず、
雨・雪対策のグッズを
携帯して出かけましょう。
金沢の冬の旅行の服装は?
比較的暖かい雪国、という
位置づけの金沢ですが
冬の旅行はやはり防寒はしっかりしましょう。
夜間の外出も考えての服装を
準備することをおすすめします。
金沢の冬の旅行ではダウンコートを!
参照元:https://store.moncler.com/
男性は大体、長ズボンでいらっしゃるので
防寒に問題はないかと思いますが、
下にもヒートテックのようなインナーを
重ねて履いておくのが無難です。
女性はスカ―トをはくことも可能ですが
その際は必ず厚手のタイツを履きましょう。
そして大事なポイントのアウターは
必ずダウン仕様のもので!
しんとした染み入るような寒さが
冬の金沢の特徴です。
金沢では街歩きが多くなりますし、
降雪もあるので
襟元がファーでフード付きの
首元もしっかり防寒できるような
ダウンコートを準備しましょう。
金沢の冬の旅行では防水加工の足元対策を!
参照元:https://www.hunterboots.com/
降雪が多いとはいえ
金沢の街中では溶けるのも早く、
雪を漕ぐという事態にはなりません。
ただし雪解けぬかるみ、
氷結には注意です。
一番適しているのは
レインブーツと言えますよ。
スニーカーや普通のブーツに、
防水スプレーをしっかり施したものでも
金沢での観光に適した足元になります。
金沢の冬の旅行でおすすめなスポットは?
街中が観光スポットであるような金沢。
冬に旅行にいくならば
やはり、その時期にしか見られない
特別イベントを観に出かけましょう。
金沢の冬の旅行では金沢城・兼六園四季物語~冬の段~がおすすめ!
参照元:https://www.hot-ishikawa.jp/
名を知らぬ人はいない金沢の名庭園・兼六園。
実は冬こそ楽しみどころが多いと
言えるかもしれませんね。
年末年始は無料開放されますし、
大晦日と元旦は夜間も開園しているんです。
冬の兼六園情景として有名な
唐崎松の雪つりの姿は雪がなくとも
豪奢なツリーの様相で
大層素晴らしいもの。
そして四季ごとに開催している
金沢城・兼六園 四季物語 冬の段は
是非見るべきでしょう!
例年2月初旬から
ひと月ほど開催されますが、
職人が1本1本見事な技術でかけた雪つりが
夕暮れから夜の9時頃まで
ライトアップされるイベントなんです。
放射状の雪つりがライトアップされると
レースのような繊細なラインが浮かび上がり、
壮麗な景色に息を呑みますよ。
金沢城公園の玉泉院丸庭園のライトアップも合わせて見学を!
参照元:https://youtu.be/RnKPj5INmCE
兼六園の隣に位置する金沢城公園の、
玉泉院丸庭園のライトアップも
趣が違って楽しめます。
夕焼け、宵、月見と変わる
『三つの灯り』から始まり、
和楽器の演奏に併せて『四季折々の灯り』に
変化していく様子は幻想そのもの!
12月から2月の『四季折々の灯り』は
冬と新年がテーマになっています。
夕方30分だけの稀少な催しですが
なんと料金は無料なので、
是非訪れてみましょう。
※公式サイト:『兼六園観光協会』
金沢の冬の旅行では氷室の仕込みがおすすめ!
参照元:https://www.hot-ishikawa.jp/
金沢の冬の旅行に来たならば、
湯涌温泉の伝統行事・『氷室の仕込み』を
見学体験したいものです。
例年1月下旬に行なわれますが、
将軍家に雪氷を献上していた
加賀藩の大事なお役目の歴史的行事なんですよ。
厳かな触れ太鼓、清めの儀式が終わると
いよいよ藁小屋への雪詰めが始まりますが、
一般客も仕込み体験をさせてもらえます。
柚子サイダーや氷室饅頭、
めった汁といった
ご当地名物の出店も多く出ているので
忘れずに賞味しておきましょう。
氷室仕込み後は開湯1300年の湯涌温泉を楽しもう!
参照元:https://youtu.be/vERPY2yXH7k
氷室仕込みが行われる湯涌温泉は、
実は1300年の歴史を誇る名湯なんです。
山間にわずか9軒の宿しかない湯の里ですが、
かつて加賀藩の殿様が足繁く湯治に通ったそう。
※公式サイト:『湯涌温泉観光協会』
金沢の海の幸と山の幸を
ふんだんに使った上品な加賀料理を
供されるお宿ばかりですので、
しっとりとした冬の金沢旅行に
ふさわしい温泉ですよ。
金沢の冬の旅行でおすすめなイベント・観光スポットは?
将軍家との結びつきが強かった
加賀藩の名残を残し、
伝統的で高雅なイベントを楽しめるのが
冬の金沢です。
食・文化ともに観光スポットでは
常に豊かな加賀藩の息吹が伝わります。
金沢の冬の旅行では加賀鳶はしご登り見学がおすすめ!
参照元:https://youtu.be/L8xSfeeEivM
金沢の冬の旅行でお正月を過ごすプランなら
是非見学したいのが、
金沢城公園 新丸広場の加賀鳶のはしご登りです。
毎年1月第一日曜日に開催のこの行事は
300年の古い歴史があるんですよ。
徳川家8代将軍・吉宗の命を受けて
加賀藩が江戸上屋敷防備のための、
自衛消防隊を豪華なていに強化したのが始まり。
華麗な装備と勇猛な活動により
「大名火消し」として
人気を博していたものです。
日本最初のはしご登りであり、
石川県無形民俗文化財指定の妙技を
是非観覧しましょう。
金沢市民の台所・近江町市場で日本海の魚介や加賀野菜を堪能!
参照元:https://www.hot-ishikawa.jp/spot/4755
食いしん坊ならば
冬の金沢に旅行といえば花より団子、
日本海の旬の幸を堪能しに
武蔵ヶ辻の近江町(おみちょ)市場へ出かけましょう!
その歴史は古く
加賀藩前田家の御膳所として、
そして市民の台所として
300年近く賑わってきたんです。
香箱ガニに甘エビ、ブリにのどぐろの
新鮮魚介類から伝統野菜の加賀野菜、
活気にあふれたやり取りに気持ちが高揚します。
店頭ですぐに食べられるお店も豊富ですし
人気の行列ができる海鮮丼のお店まで
バラエティに富んで飽きません。
地方発送ももちろんしてくれますから、
旬のお土産を一足先に送っておくのもいいですよ。
※公式サイト:『近江町市場』
金沢の冬の旅行では金沢芸妓の舞がおすすめ!
参照元:https://youtu.be/n13O0eGeldU
冬ともなれば寒さ厳しい金沢では、
そのかみ裕福な金沢人は
典雅な芸妓の舞を楽しみましたよ。
この伝統的な芸妓の舞を体験できるのが
昭和町の音楽堂での金沢芸妓の舞。
10月から3月の間に30公演披露されますが
そのうち月に1回、
バックステージツアーが開催されて
奈落やせり、廻り舞台に花道が
体験できてしまうんですよ。
またひがし、にし、
主計町(かずえまち)の
三つの茶屋街では、
通常は一見さんお断りの格式ある茶屋で特別に
芸妓のおもてなしを受けられる体験も!
毎週土曜日だそうですので、
照会の上早めに予約しましょう。
※公式サイト:『石川県公式ホームページ』
金沢の冬の旅行では長町武家屋敷跡の薦掛け作業見学がおすすめ!
参照元:https://kanazawa-tourism.net/
冬の金沢に来て歴史的情緒を
リアルに感じられるイベントが、
長町武家屋敷跡の薦掛けです。
毎年12月初旬に行なわれますが、
雪から土塀を守るために
職人や職人学校の学生が
500枚ほどの薦を
1キロに渡ってかけていく作業なんですよ。
これは金沢の冬の風物詩。
この行事は観覧のみですが
長町一の金沢市老舗記念館では、
誰もができる薦掛けの体験コーナーがあるんです。
※公式サイト:『金沢市老舗記念館』
貴重な伝統の熟練技を是非体験して
金沢の冬をひしひしと感じましょう。
金沢の冬の旅行でおすすめな持ち物は?
金沢の冬の旅行であると
助かるようなグッズは、
やはり雨・風対策用の防寒アイテムですね。
また伝統工芸品や食べもののお土産も
いつしか増えてしまうのが金沢の旅行。
携帯しやすいエコバッグなどもあると
便利ですよ!
金沢の冬の旅行ではレインポンチョがおすすめ!
最初にご紹介する
金沢の冬の旅行におすすめの持ち物は、
上記のアウトドア社 レインポンチョです。
金沢では街歩きが多くなるので、
必然冬の変わりやすい天候での
降雨・降雪は厄介なもの。
ダウンコートを着ていても
長時間になれば水のしみこみは気になります。
そこでおすすめなのがレインポンチョを
携帯していくことです。
軽量なのでダウンの上に
重ねても気になりませんし、
何よりハンズフリーで済みますよ。
レインポンチョの
防寒・防水は絶対的ですから、
ちょっと底冷えを感じていた方も
羽織るだけで確実に一段アップの
暖かさを感じられますよ。
金沢の冬の旅行では防水スプレーがおすすめ!
次にご紹介する
金沢の冬の旅行におすすめの持ち物は、
上記のアメダス 防水スプレーです。
金沢は洗練された街並みなので
あまり無骨で実用一点張りの靴を
履いていきたくない気持ちもありますよね。
しかし冬季の降雪・降雨を考えると
水のしみこみや泥で靴を台無しにしかねません。
それならば防水スプレーを
こまめに吹きかける対策を取りましょう。
このスプレーは革靴にも使えるので、
ちょっとおしゃれな
アウトドアシューズにも使用可能。
雨や雪のもとでも足元のおしゃれを
楽しめてしまいますよ。
金沢の冬の旅行ではスマホ対応PUレザー手袋がおすすめ!
次にご紹介する
金沢の冬の旅行におすすめの持ち物は、
上記のアデルフォス
スマホ対応PUレザーグローブです。
裏起毛で保温は抜群、
そして手首でキュッとしめた
フォルムが美しい防寒手袋です。
PUレザーで撥水加工もしっかりしており
スマホもはめたままで操作できますから、
フォトジェニックな金沢の街並みを
頻繁に写真を撮っても手が冷たくなりません!
男女ともにラインがあって
デザインがシックなので、
2万着の人気商品なのも納得するでしょう。
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金沢の冬の旅行では発熱ソックスがおすすめ!
次にご紹介する
金沢の冬の旅行におすすめの持ち物は、
上記の発熱繊維ソックスです。
冬の古都観光は得てして足元からの
冷えを顕著に感じるものです。
どんなに頑強なソールの靴でも
素材から伝わってくる冷気は避けられません。
このソックスは繊維自体が発熱し、
薄手なので普段のシューズを履くことの
妨げにもなりません。
ぽかぽか足元で最大限、
回りたい観光スポットを
制覇することができますよ。
金沢の冬の旅行では伸縮自在エコバッグがおすすめ!
最後にご紹介する
金沢の冬の旅行におすすめの持ち物は、
上記の伸縮自在のエコバッグ ドロールバッグです。
金沢は美しい工芸品も多く、
地元産のおいしいものも豊富なので
つい観光中にもあれやこれや
買いたいお土産が出てきます。
このドロールバッグは
総絞りのデザインも美しいのですが
実はそれが実用も兼ねているんです。
“縮み”なので何も入れてなければ
手のひらに収まるサイズですが、
ものを入れればそれに合わせて
無限にサイズが広がるんですよ。
軽量性はもちろんのこと、
たたむ手間もいらないので
非常に便利な携帯エコバッグです。
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いかがでしたか?
歴史情緒溢れる街並みの金沢では
しっとりとしめやかなイベントが催されるのが、
冬の特徴なんですね。
大人の冬の金沢旅行では、
加賀の美酒や日本海の新鮮魚介もあわせて
堪能したいところ。
ゆっくりと時間を取って
金沢の冬の旅行を楽しみましょう。
以上、『金沢の冬の旅行で人気のイベントや気温、観光でおすすめなスポットは?』の記事でした。