日本人にも何かと馴染みの深いイギリスは
観光を目的とした旅行で訪れる方も多いでしょうが
ロンドン周辺の都市部の人気もさることながら
イングランド北西部に広がる湖水地方は
イギリスを代表する風光明美なエリアなんです。
青いジャケットを着た悪戯好きのウサギのピーターラビットや
浪漫派の偉大なる詩人のワーズワースをはじめ、
イギリス文学にも多大な影響を与えてきた
湖水地方の美しい景観は一見の価値がありますよ。
という事で今回は、
イギリスの湖水地方の観光の名所やおすすめの穴場スポット、
そして湖水地方の観光のポイント等を詳しくご紹介致しますので
旅行プランを練る際の参考になさって下さいね。
●ウィンダミア・ボウネス周辺
湖水地方の南部に位置するウィンダミアやボウネスは
湖水地方の玄関口として観光の拠点になっているエリアです。
イギリスの湖水地方の観光ではウィンダミア湖のスポットへ!
参照元URL:http://www.kosuichihou.co.uk/
湖水地方で最も賑やかなウィンダミア湖周辺は
イギリスの他の地域から湖水地方に到着された場合、
先ず最初にお出で頂きたいスポットです。
ウィンダミアの街から湖畔のボウネスの街までは
メインストリートを通って約2kmの距離ですので、
可愛い土産物屋やカフェが軒を連ねる通りを
観光しながらゆっくり散策するのもいいですよね。
また、ウィンダミア湖のボウネス桟橋からは
湖を遊覧する観光船も出ていますので
お天気が良い日には、美しい湖水地方の風景を
船上から満喫するのもいいアイデアですよ。
また、もし時間が許せば、
湖畔の遊歩道を散歩しながら
湖水地方の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込むのも
リフレッシュできるおすすめの観光コースです。
イギリスの湖水地方の観光ではベアトリクス・ポターの世界のスポットへ!
参照元URL:http://www.news-digest.co.uk/
住所:Crag Brow, Bowness-on-Windermere, Cumbria LA23 3BX,
開館時間:夏時間10:00~17:00、冬時間10:00~16:30
入場料:大人£7.20 子供£3.70
ボウネスの街の中心にある
ベアトリクス・ポターの世界(The World of Beatrix potter)は
湖水地方の観光の目玉といっても過言ではない
ピーターラビットのお話の世界が再現された人気の観光スポットです。
ピーターとその仲間達が活躍する様々なお話の場面が
映像やデジタルスクリーン等を駆使して再現されたアトラクションは
日本語の説明及び音声ガイド付きでお子様にも十分楽しんで頂けます。
また、こちらのギフトショップでは
様々なピーターラビットのキャラクターグッズが
免税でお買い求めになれますので
イギリスの旅行のお土産のお買い物にも最適ですよ。
因みに、館内のティールームでは
アフタヌーンティーやスコーンといった
イギリスの伝統的なスイーツも楽しめますので
時間があれば、お立ち寄りになってみるといいですね。
イギリスの湖水地方の観光ではヒル・トップのスポットへ!
参照元URL:http://www.visitcumbria.com/
住所:Hill Top, Near Sawrey, Cumbria LA22 OLF
開館時間:10:00~16:30(2、3月~15:30)
10:00~17:30(5/30 ~8/25の月~木曜)
入場料:大人£10 子供£5 家族£25
ウィンダミア湖を挟んで、
ボウネスの対岸の内陸部にある小さな村、
ニアソーリー(Near Sawrey)にある
ファームハウス、ヒルトップ(Hill Top)は
ピーターラビットの作者であるベアトリクス・ポターが
湖水地方に移り住んだ後、その半生を過ごした場所で、
湖水地方でも指折りの人気の観光のスポットとなっています。
ナショナルトラストにより運営されているヒルトップは
季節の花々が咲き乱れるイングリッシュガーデンや
当時のままに保存された家の内部を見学する事ができ
古き良きイギリスの雰囲気を肌で感じられるおすすめのスポットですよ。
のどかな田園風景の中に佇むヒルトップ農場は
ポッター女史が愛した湖水地方の自然が今も息づき
彼女の多くの作品が創作された場所だという事が
実感できるスポットとなっております。
また、イギリスを始め、
世界中からの観光客で賑わうギフトショップには、
英語をはじめ様々な言語に訳された
『ピーターラビットのお話』が販売されていて
とても興味深いのでぜひ覗いてみて下さいね。
●アンブルサイド・グラスミア周辺
ウィンダミア湖の北岸にあるアンブルサイドは
昔ながらの石造りの建物が残る可愛らしい湖水地方の町です。
また、ウィンダミアの北西にあるグラスミア周辺は
湖水地方の中で最もワーズワースにゆかりの深いエリアなので
イギリスの文学に興味のある方には大変おすすめですよ。
イギリスの湖水地方の観光ではブリッシ・ハウスのスポットへ!
参照元URL:http://komori3.holy.jp/
住所:Rydal Rd., Ambleside, Cumbria LA22 9AN
開館時間:11:30~16:30(11月~3月末までは休業)
入場料:無料
アンブルサイドのメインストリート沿いにある
石造りの小さなコテージのブリッジハウス(Bridge House)は
17世紀のイギリスの建物が、
ほぼ、当時のまま残るアンブルサイドでは外せない観光のスポットです。
川の上に建つ一風変わったその建物は、
普通の土地に家をに建てると、
税金を払わなくてはいけないからという理由で、
わざわざ川の上に建てられたのだそうで
イギリスの方の考える事は実にユニークですよね。
そんなブリッジハウスは、夏の間のみ開放されていて
現在はナショナルトラストが運営するお土産物屋さんとして
湖水地方を訪れる観光客で賑わうおすすめのスポットです。
イギリスの湖水地方の観光ではダブ・コテージのスポットへ!
参照元URL:https://upload.wikimedia.org/
住所:Grasmere, Cumbria. LA22 9SH
開館時間:11月~2月10:00~16:30、3月~10月9:30~17:30
入場料:大人£8.25 学生£7.25
イギリスを代表する詩人であるワーズワースが
若かりし頃、妻と妹と共に暮らしていたダブ・コテージ(Dove Cottage)は
つるバラが絡まる白壁の素朴なカントリー風の建物で
当時のまま保存された内部が見学できるスポットです。
元々は、『Dove and Olive』という宿屋だったという建物は
アンブルサイドの街から湖水地方の北部へと延びる
A591という幹線道路沿いに面しているので、
レンタカーで湖水地方を回られる方は、
ドライブがてら足を伸ばして見られるといいですよ。
また、ダブ・コテージから程近いグラスミアの街には
ワーズワースが彼の妻の妹共に眠る小さな教会もあり、
併せて訪れてみるのがおすすめです。
因みに、
イギリスでは教会の敷地にイチイを植える習慣があるのですが
この教会のイチイの木はワーズワース本人によって
植えられたと伝えられているそうですよ。
イギリスの湖水地方の観光ではライダル・マウントのスポットへ!
参照元URL:http://www.thingstodolakedistrict.co.uk/
住所:Rydal Mount,Ambleside,Lake District,LA22 9LU.
開館時間:3月~10月9:30~17:00
11月~2月 11:00~16:00(水~日曜のみ)
入場料:大人£7.50 シニア・学生£6.50 子供(5~15歳)£3.50
庭園のみ£4.5 ファミリーチケット£17.50
アンブルサイドとグラスミアの中間にある
ライダル・マウント(Rydal Mount)は
ワーズワースが80歳で亡くなるまで晩年をすごした邸宅で、
広大な庭園からは遠くにウィンダミア湖を望み
美しい湖水地方の風景が楽しめるおすすめの観光の名所です。
邸宅内部は当時のままの状態で残されていて
ワーズワースのゆかりの展示品などもあり、
彼の詩のファンの方にはダブ・コテージと共に
ぜひ訪れていただきたいおすすめのスポットなんです。
Ambleside→Rydal Mount→Dove Cottage→Grasmere
と順に回って、最後に美しいグラスミア湖を散策されるのも
湖水地方の観光のおすすめのコースですよ。
因みに、
春はワーズワースの有名な詩にも登場する黄水仙の花
初夏にはブルーベルやワイルドガーリックの花と
四季折々の花が咲き乱れるグラスミア周辺は
湖水地方で最も魅力的なスポットのひとつとなっております。
●ケンダル周辺
ウィンダミアの南西に位置するケンダルは
落ち着いた雰囲気のマーケットタウンで、
博物館、美術館などもある湖水地方の南部の観光の拠点です。
イギリスの湖水地方の観光ではレーヴェンス・ホールのスポットへ!
参照元URL:http://i.dailymail.co.uk/
住所:Levens Hall, Kendal, Cumbria, LA8 0PO
開館時間:邸宅12:00~16:00 庭園10:00~17:00
(4月上旬~10月上旬のみ、金、土閉館)
入場料:邸宅、庭園共通 大人£12.80 子供£5 家族£31
庭園のみ 大人£9.50 子供£4 家族£24
ケンダルの街の郊外にあるレーヴェンスホール(Levens Hall)は
エリザベス朝の時代に建てられたカントリーハウスで、
ユニークな形をした植木のある庭園としても
イギリスでもよく知られる湖水地方の観光の名所なんです。
そんな素敵な庭園もさることながら、
歴史の重みを感じる邸宅内部も一見の価値アリのスポットですので、
庭園、邸宅を併せてゆっくり見て回っていただきたい
おすすめのスポットとなっております。
因みに、館内には感じの良いティーハウスもありますので
観光に疲れたら、立ち寄って紅茶とスコーンで
一息つかれるのもいいアイデアですよ。
湖水地方の穴場のスポットをご紹介!
という事で、ここまでイギリスの湖水地方でも
人気の高い定番の観光スポットをご紹介してきましたが
最後に、日本人観光客の少ない湖水地方の穴場のスポットも
併せてご紹介しておきたいと思います。
イギリスの湖水地方の観光ではラングデイル・パイクスのスポットへ!
参照元URL:http://www.amblesideadventure.co.uk/
グラスミアの西方に広がる湖水地方の険しい峠群である
ラングデイル・パイクス(Langdale Pikes)は
ヒルウォークのルートとしてイギリスでは人気ですが
レンタカーでの湖水地方のドライブルートとしても
おすすめしたいスポットのひとつなんです。
険しい峠の車道の脇には、
車が数台停められる駐車スペースが設けられていますので
ピクニックを調達して上記の写真のような絶景を眺めつつ
お昼を楽しまれるのも、
楽しいイギリス旅行の思い出になり大変おすすめです。
急勾配でカーブの多い田舎道の運転は注意が必要ですが
イギリスは日本と同じ左側通行ですので
ウィンダミア辺りでレンタカーを借り、
イギリスの方達に混ざってコアな湖水地方を楽しむのも
きっと興味深い経験になりますよ。
イギリスの湖水地方の観光ではシャローベイ・ホテルのスポットへ!
参照元URL:http://static.standard.co.uk/
住所:Sharrow Bay, Ullswater, Penrith, Cumbria, CA10 2LZ
湖水地方の北東部にある落ち着いた雰囲気の湖、
ウスルウォーター(Ulls Water)の湖畔に建つ
シャローベイホテル(Sharrow Bay Hotel)は
湖水地方屈指の高級ホテルとして知られるスポットです。
イギリスで初の『カントリーハウスホテル』として開業したシャローベイは、
古きよきイギリスの雰囲気を今に伝える人気のホテルで、
どなたでもホテル内のレストランが利用できますので、
窓から美しい湖水地方の景色を堪能しつつ、
イギリス伝統のアフタヌーンティーを楽しまれるのもおすすめですよ。
因みに、こちらのホテルは、
イギリスで人気のデザートである
『スティッキー・トッフィー・プディング』発祥のスポットと言われていますので、
甘いものがお好きな方は
ぜひ、トライされてみてはいかがでしょう。
イギリスの湖水地方の観光ではバタミア湖のスポットへ!
参照元URL:http://www.britainexpress.com/
湖水地方の北西部にあるバタミア湖(Buttermere)は
湖水地方の中でも随一といわれる美しい湖で
6km余りの湖の周囲を一周する散策のルートは
比較的軽装でも楽しめるウォーキングのコースで
イギリスの方の間でも人気のスポットとなっております。
特に天気の良い日は、
鏡のような湖面に周囲の風景が映り
まるで一枚の絵葉書を見るかのような絶景が堪能でき、
思い出に残る素敵な湖水地方のウォーキングが楽しめますよ。
また、湖畔の遊歩道にはベンチがあちこちに設置されていて
小休憩を取るにはもってこいのスポットが点在していますので
小学生位の子供さんや余り足に自信のない方にも
おすすめの散策コースとなっております。
因みに、周囲にお店が全く見当たらないような
イギリスのカントリーサイドでは、
ガソリンスタンドにあるお店がトイレや食料調達で
かなり役に立ちますので、ぜひ覚えておいて下さいね。
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という事で、イギリスを代表する風光明媚な観光地である
湖水地方のおすすめのスポットを
ご紹介いたしましたがいかがだったでしょうか?
日本人に人気の定番の観光のスポットから
団体の観光旅行では余り行かないようなスポットまで
幅広くピックアップしてご紹介しておりますので
ぜひ、湖水地方を観光される際の参考になさって下さいね。
以上『イギリスの湖水地方を観光!おすすめのスポットや名所は?』の記事でした。