一年を通じて観光客のたえない京都ですが、
ピンク色の桜がそこここに咲き競う春は
歴史ある風情ある街並みに殊更、華やいだ雰囲気が溢れ
花見や観光に訪れるには、もってこいの季節ですよね。
とはいえ、無数に存在する京都の桜の名所なので
限られた時間の中でどのスポットに行こうかと
花見のプランを決めかねる方も多いのではないでしょうか。
という事で、
今回は、数ある京都の桜の名所の中でも特におすすめの名所や
穴場と呼ぶのがおこがましいほどの隠れた桜の名所を集めて
ご紹介していきたいと思います。
桜の花見ができる京都の名所は?
街全体が桜の名所といっても過言ではない京都ですが
中でも特におすすめの桜の名所を集めてご紹介致します。
春の京都では、友人同士やカップル、家族など
様々なシチュエーションにぴったりのスポットを選んで
それぞれの桜狩をお楽しみ下さいね。
●桜の花見では京都の平安神宮 神苑が名所!
参照元URL:http://blogs.c.yimg.jp/
見頃:3月下旬~4月中旬
見所:日本庭園に咲く150本の紅枝垂桜。
花見の時間:8:30~18:00
料金:神苑 大人600円、子供300円
場所:京都市左京区岡崎西天王町97
平安遷都1000年を記念し明治時代に建てられた平安神宮は
鮮やかな朱塗りの建物がひときわ印象的なスポットで
京都を代表する桜の名所として知られています。
中でも、広大な池泉回遊式庭園である神苑内の
池の周囲に咲き誇る約150本の八重紅枝垂桜は圧巻で
桜の見頃に合わせて開かれる観桜茶会では
花見を楽しみながらお抹茶もいただけるんです。
紅枝垂桜の他にも、
園内にはソメイヨシノや彼岸桜など
約300本の桜の木が競うように花を咲かせ
日本庭園を散策しながら春の風情がたっぷりと満喫できる
大変おすすめの名所となっております。
また、紅枝垂桜の開花にあわせ、南、東神苑では
桜のライトアップと夜のコンサートが開催され、
幻想的な夜桜と音楽の饗宴が楽しめますので
ぜひ、下記のリンクから詳細をご確認下さいね。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/kyo_np/info/moyoosi/2022benishidare/
●桜の花見では京都の背割堤が名所!
参照元URL:http://pds.exblog.jp/
見頃:4月上旬
見所:1.4kmにわたり続く桜のトンネル。
花見の時間:終日開放
料金:無料
場所:京都府八幡市八幡在応寺先
木津川と宇治川の合流地点にある八幡市の背割堤は
2つの川を隔てるようにして作られた全長約1.4kmの堤で
250本のソメイヨシノの桜並木が続く、
京都でも指折りの桜の名所となっております。
京都の桜の名所では社寺仏閣が多いのが特徴ですが
背割堤の桜は、堤防沿にの桜並木を眺めつつ、
のんびり花見を楽しむにはもってこいの桜の名所なんです。
京都市内からのアクセスも電車、バス共に抜群なので
お天気の良い日にピクニックとレジャーシートを持参で
花見に行くのにもうってつけのスポットですよね。
川風に舞う桜吹雪を眺めつつ川べりを散策するのも
大変ロマンチックですので、
花見デートを楽しまれるカップルの方にもとてもおすすめですよ。
●桜の花見では京都の岡崎疎水(十石舟巡り)が名所!
参照元URL:http://eonet.jp/
見頃:4月上旬~中旬
見所:琵琶湖疏水沿いの桜を船上から楽しむ。
花見の時間:9:30~16:30(十石舟乗船)※ライトアップ期間中~20:30
料金:大人1000円、小中学生500円、3歳~300円
場所:京都市左京区南禅寺草川町
岡崎界隈の琵琶湖疏水沿いの桜も京都では有名ですが
南禅寺の乗船場から夷川ダムまでの疎水沿いの桜を
十石舟から楽しむ約25分間の遊覧は大変風情があり
京都の花見では、ぜひおすすめしたい名所のひとつです。
岡崎疎水沿いには京都市美術館や府立図書館など
戦前のレトロな洋風建築が並び、
満開の桜とのコラボは大変雰囲気があって、
春の京都の観光のコースとしてももってこいですよ。
特に、疎水沿いでライトアップが行われる時期には
宵闇に浮かぶ艶やかな桜が水面に映り、
なんともいえない華やいだ風情が楽しめますので
夜の京都の散策ルートにもぜひ加えて頂きたい
桜の名所となっております。
また、岡崎界隈では京都市動物園も隠れた桜の穴場で
知る人ぞ知るおすすめのスポットですので、
家族連れでの花見では、
岡崎疎水の桜と併せて楽しまれるのもおすすめですよ。
●桜の花見では京都の醍醐寺が名所!
参照元URL:http://blogimg.goo.ne.jp/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:豊臣秀吉が愛した豪華絢爛な桜の名所。
花見の時間:9:00~17:00
料金:大人600円、子供300円
場所:京都市伏見区醍醐東大路町22
花の醍醐とも称される醍醐寺の桜は
豊臣秀吉が『醍醐の花見』を催した場所としても有名で
毎年、桜の時期は由緒ある桜を一目見ようと
多くの花見の観光客で賑わう京都きっての名所なんです。
広大な境内には河津桜、山桜など約1000本の桜が咲き競い
中でも、京都市内で最古といわれるソメイヨシノの古木や
三宝院庭園にある紅枝垂桜など、
見所が満載のスポットとなっております。
例年4月の第2日曜日には
醍醐の花見を再現した『豊太閤花見行列』が開催され
安土桃山時代の装束に身を包んだ約200名の時代行列が
花見と共に人々の目を楽しませてくれます。
また、醍醐寺の近くには『忠臣蔵』で知られる大石神社や
白壁が見事な勧修寺などの京都の桜の名所もありますので
併せて周辺のお花見を楽しまれるのも大変おすすめですよ。
●桜の花見では京都の円山公園が名所!
参照元URL:http://tabisuke.arukikata.co.jp/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:京都の桜では外せない『祇園の夜桜』は必見。
花見の時間:終日開放(ライトアップ~翌1:00)
料金:無料
場所:京都市東山区円山町
京都の中心に程近い円山公園は、
桜の多い京都でも随一の花見が楽しめる桜の名所中の名所で
中でも『祇園の夜桜』と呼ばれる枝垂桜の古木は余りにも有名ですよね。
京都市内で最古の公園でもある円山公園の園内には
料亭や茶屋などもあり、
桜の期間中は花見を楽しむ多くの観光客で夜遅くまで賑わいます。
因みに、円山公園は
清水寺や知恩院、高台寺などの他の桜の名所である
京都を代表する観光地も徒歩圏内となっておりますので
観光と桜狩を一度に楽しめるのも嬉しいですよね。
また、円山公園から四条方面に向かえば
祇園白川も美しい桜が楽しめる京都の名所で
夜間のライトアップも例年行われますので
運がよければ桜の下を歩く舞妓さんたちに出会えるかもしれませんよ。
桜の花見ができる京都の穴場は?
それでは名所に引き続き、
京都の花見の穴場のスポットをご紹介して参りますが、
どのスポットも穴場と呼ぶには
もったいないほどの素晴らしい桜が楽しめる隠れた名所です。
桜の季節の京都は、花見の穴場とは言っても
どこともある程度の混雑は覚悟する必要がありますが、
人ごみを押してもおいで頂きたいスポットばかりなので
ぜひ、京都での花見の参考になさって下さいね。
桜の花見では京都の木屋町が穴場!
参照元URL:http://photo.kinosaki2.net/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:高瀬川沿いに続く約200本の桜並木。
花見の時間:終日解放(ライトアップ18:30~23:00)
料金:無料
場所:京都市下京区木屋町
京都きっての繁華街にありながら、
昔ながらの京都の街並みが残る木屋町周辺は
四条から五条までの高瀬川沿いに200本余りの桜が咲く
京都の穴場的な桜の名所なんです。
高瀬川のせせらぎに耳を傾けつつ河畔に続く桜並木を眺め
はんなりとした京都の街の風情を満喫するには
もってこいの穴場となっております。
因みに、
木屋町周辺にはおしゃれなカフェやレストランも多いので
散策に疲れたらふらりと立ち寄って、ほっと一息つき
店内から花見を楽しむのもおすすめですよ。
また、桜の開花に合わせ、高瀬川沿では約60基の照明を使い
夜間のライトアップが行われ、
夜桜のも楽しめますので京都の春の宵をカップルで満喫するには
最適の花見の穴場となっております。
桜の花見では京都の大覚寺が穴場!
参照元URL:http://livedoor.blogimg.jp/
見頃:3月下旬~4月中旬
見所:大沢池の周囲に続く桜の並木。
花見の時間:9:00~17:00
料金:大人500円、子供300円
場所:京都市右京区嵯峨大沢町4
かつて天皇や皇族や住まいとした門跡寺院である
京都、嵯峨野の大覚寺は、
華麗な平安文化を偲ばせる御所づくりの建物など
見所が満載の観光の名所ですが、
境内東側に位置する大沢の池は桜の穴場でもあります。
周囲約1㎞の大沢の池は、
平安時代、勅命により作られた日本最古の人工池としても知られ
湖畔に植えられたソメイヨシノや八重桜が咲き競うさまは、
まさに一見の価値のある桜の穴場ですよ。
また、大覚寺境内の勅使門の脇に植えられた紅枝垂桜も
京都らしい雅な雰囲気があふれる存在感のある桜の名木で
ぜひ、併せてご覧頂きたいスポットとなっております。
因みに、大覚寺のある嵯峨野、嵐山には
渡月橋周辺をはじめ、桜の名所が数多く点在しているので
春の嵐山、嵯峨野を一日かけてゆっくりと見て回られるのも
おすすめの京都の花見のコースですよ。
桜の花見では京都の原谷苑が穴場!
参照元URL:http://atky.cocolog-nifty.com/
見頃:4月中旬
見所:吉野と並び称されるほどの隠れた桜の名所。
花見の時間:9:00~17:00
料金:無料
場所:京都市北区大北山原谷乾町36
※自家用車での来苑不可。
個人所有の庭園が桜の時期に無料開放されている原谷苑は
穴場と呼ぶには素晴らしすぎる知る人ぞ知る京都の桜の名所で
花見の期間中は、文字通り苑内が桜の花に溢れます。
京都で最多の紅枝垂桜が咲き競う原谷苑には、
桜の他にも、桃やつつじ、山吹、木瓜など、
嘗て、この地方の痩せた土地を苦労して開墾した
先人達によって植えられた季節の花が次々と花を咲かせ、
まさに桃源郷もかくやというくらいの大変、美しい庭園なんです。
『吉野の桜と原谷の桜は死ぬまでに一度は見ておけ』
と、あの吉野の桜と並び称されるほどの原谷の桜は
アクセスが余りよくない点を差し引いても
ぜひ、お出で頂きたい究極の穴場となっております。
苑内へのお弁当の持ち込みは不可とされていますが
苑内にある料理旅館、青山荘では、
事前予約すれば、すき焼きや花見弁当などの昼食をとることができ、
苑内にある売店でもお弁当が販売されていますので、
花見をしながらゆっくり食事を楽しむのもいいですよね。
因みに、苑内の東門前では、原谷苑の自家製野菜や
桜の苗木の販売などもしていますので、
併せて利用されるといいですよ。
桜の花見では京都の山科疎水が穴場!
参照元URL:http://blogs.c.yimg.jp/
見頃:4月上旬~中旬
見所:山科疎水沿いの桜と菜の花の共演。
花見の時間:終日開放
料金:無料
場所:京都市山科区四ノ宮
京都市の南東に位置する山科は
自然豊かな景観が魅力の京都の観光の穴場でもありますが
琵琶湖から京都の市街地へ水を供給する山科疎水沿いは
隠れた桜の名所としても人気の穴場です。
山科疎水の四ノ宮から日ノ宮に至る約4kmには
山桜を中心に660本余りの桜が咲き誇り、
疎水沿いの遊歩道を散策しながら花見が満喫できる
大変おすすめの桜の名所となっております。
また、例年、桜の開花と時期を同じくして
疎水周辺では菜の花も見頃を向かえるため
ピンク色の桜のトンネルと黄色い菜の花の絨毯の共演が
堪能できるのもこの穴場の人気の秘密なんです。
因みに、山科にお出での際には、
疎水沿いから少し足を延ばして見事な枝垂桜が有名な
毘沙門堂も併せて訪れられるのもおすすめですよ。
桜の花見では京都の宇治橋上流が穴場!
参照元URL:http://www.azami.sakura.ne.jp/
見頃:3月下旬~4月上旬
見所:日本最古の宇治橋の両岸に咲く2000本の桜。
花見の時間:終日開放
料金:無料
場所:宇治市宇治塔川2
源氏物語の宇治十帖の舞台としても知られる宇治は
平等院鳳凰堂や宇治上神社などの名所も多く
京都の市内からのアクセスも抜群の観光地ですが、
宇治橋の上流は桜の美しい穴場としても大変人気があります。
宇治川に架かる宇治橋周辺では、
桜の開花に併せ中の島の枝垂桜のライトアップもあり
例年、桜まつりが盛大に開催されて、
花見を楽しむ多くの人々で賑わいをみせます。
桜まつりでは、
特産品の販売や陶器市なども開催され
宇治川のせせらぎに映える桜を眺めつつ
ご家族や友達同士、またはカップルで、
春のひと時をゆったりお楽しみになるのも素敵ですよね。
因みに、宇治橋上流の桜の穴場を始め
宇治では主要な宇治の観光スポットが
コンパクトにまとまっていますので、
花見の時期の道の混雑を避けて
公共の交通機関でお出でになるのがおすすめですよ。
この記事を読まれた方からは、
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という事で、京都の桜の名所や花見の穴場を
併せてご紹介して参りましたが、
皆さんお気に召したスポットは見つけて頂けましたか?
桜の名所が満載の京都なので、
まだまだご紹介し切れていない名所や穴場もありますが
今回、こちらでご紹した名所や穴場は、
いづれも、魅力溢れる人気のスポットばかりですので
ぜひ、今春の京都の花見の候補にして頂ければと思います。
以上『京都の桜の名所や穴場は?2022年の花見ができるスポットをご紹介!』の記事でした。