道後温泉、有馬温泉と共に日本三古湯に数えられる白浜温泉は
万葉の昔から貴賤を問わず人々に愛されてきた長い歴史をもつ温泉で、
今も京阪神を中心に多くの方が訪れる温泉として人気があります。
そんな白浜温泉がある和歌山県の白浜町には
湯量が豊富な源泉が数多くあり、沢山の温泉が存在していますが
気軽に日帰り入浴できる温泉と言えば、
なんといっても外湯と呼ばれる共同浴場に勝るものはありません。
温泉の外湯や共同浴場というと、泉質はともかく設備や衛生面などが
ちょっと不安という方も恐らくいらっしゃるかもしれませんが
白浜町の外湯は素晴らしい眺望が楽しめる温泉も多く大変おすすめなんです。
という事で今回は、白浜町にある日帰り入浴が楽しめる温泉について
外湯めぐりのおすすめのコースや,
携帯すると重宝する持ち物なども併せて
詳しくご案内していきたいと思います。
白浜町で日帰り入浴ができる温泉は?
白浜町で日帰り入浴ができる温泉のスポットは、
ホテルや旅館内のものもあわせると、本当に数多く存在しているのですが、
こちらでは外湯のカテゴリーに入る共同浴場を6か所ご紹介したいと思います。
どの温泉も、白浜町では泉質はもとより、歴史あるメジャーな温泉なので
ぜひ、日帰り入浴の温泉をはしごして外湯めぐりを楽しんでみて下さいね。
●白浜町で日帰り入浴ができる温泉1
崎の湯
参照元URL:http://file.junkoroda.blog.shinobi.jp/
白浜町の数ある温泉の中で最も古い歴史を持つ崎の湯は、
白浜温泉のシンボル的な存在で、太平洋を望む絶景を楽しみつつ
日帰りで入浴が楽しめる外湯めぐりでは外せないスポットなんです。
日本書紀や万葉集にも記載がある由緒ある温泉である崎の湯は
湯崎七湯の中で白浜町に現存する唯一の湯壺を有する温泉として知られ
太平洋の荒波が打ち寄せるダイナミックなパノラマが間近で堪能できる
人気の高いおすすめの外湯の温泉となっております。
因みに、崎の湯では海に向かって左側(南側)が男湯、
右側(北側)が女湯と決まっており、
日によって男女が交代するシステムはないのですが、
これは隣接する白浜町の観光スポットのひとつである海中展望台から
男湯側が丸見えになってしまうからなのだとか。
そんな解放感溢れる海辺にある露天風呂、崎の湯の源泉、みゆき2号は、
リウマチや婦人病に効能のある無色透明のナトリウム・塩化物泉で
少し離れて見ると薄いマリンブルーをしていますので
特に晴れた日は大海原とのコントラストも非常に美しくおすすめですよ。
●白浜町で日帰り入浴ができる温泉2
牟婁の湯
参照元URL:http://www.wakayama-onsen.jp/
白浜町を代表するもう一つの温泉である外湯のひとつ牟婁の湯は
湯崎の温泉街の中心の海に面した立地の日帰り入浴ができるスポットで、
レトロな外観の建物が歴史を感じさせるおすすめの温泉です。
崎の湯と並び、日本書紀や万葉集にも登場する牟婁の湯の特徴は
礦湯(まぶゆ)と御幸湯(みゆきゆ)という2種類の源泉を持つ温泉が
一度に楽しめてしまうという事なんです。
因みに、御幸湯は崎の湯と同じ源泉の無色透明のサラサラの温泉、
一方、礦湯はやや青みがかった茶色をした温泉で少し硫黄の香りがし
切り傷ややけど、皮膚病、慢性の婦人病等、広く効能がある温泉です。
湯量が豊富な白浜町ならではの源泉かけ流しの牟婁の湯は
白浜温泉を代表する2種類の源泉が両方楽しめるスポットですので
白浜町で、日帰りの外湯めぐりを楽しまれる際も、
ぜひ足を運んで頂きたい歴史が香る公共浴場となっております。
●白浜町で日帰り入浴ができる温泉3
しらすな
参照元URL:http://www.nanki-shirahama.com/
白浜町は温泉と共に、白良浜での夏の海水浴も大変人気ですが、
その白良浜にある水着で入れる大きな露天風呂が『しらすな』なんです。
砂をさっと落とせば海水浴を楽しんだその足で入れる温泉という事で
白浜町の温泉の中でも夏場は特に人気の高い日帰り入浴のスポットですが
冬場は美しいビーチを眺めながら足湯としても楽しむことができ
一年を通じておすすめの温泉となっております。
因みに、しらすなのお湯は、牟婁の湯の礦湯と同じ源泉がひかれていて
切り傷や火傷、皮膚病、慢性婦人病等の多くの効能がある良質の温泉で
冬場の足湯は無料、夏場の日帰り入浴の料金も100円と大変お得なので
白良浜で海水浴を楽しまれる際には、ぜひ足を運んでみて下さいね。
尚、しらすなは、一度に百人以上が入浴可能な広々といた温泉で、
周囲のウッドデッキにはビーチパラソルやビーチチェアも設置されていて
白良浜の景色を眺めながらリラックスするには最適の癒されるスポットですよ。
●白浜町で日帰り入浴ができる温泉4
白良湯
参照元URL:http://livedoor.blogimg.jp/
白良湯は、白浜町を代表する観光名所である白良浜の裏手にあり、
まるで昔の銭湯のような懐かしい雰囲気が漂う日帰り温泉のスポットです。
一階が休憩スペース、二階が温泉の浴場という作りになった白良湯は
大きく取られた窓から目の前の白良浜と鉛山湾の美しい景色を眺めつつ
日帰り入浴ができる外湯で、特に晴れた日の日中は絶景が楽しめる
大変おすすめの温泉となっております。
木の温かみが感じられるレトロな内装の白良湯の温泉は、
ほんのり白く濁ったお湯が特徴の生絹(すずし)湯というの源泉で
神経痛や筋肉痛、消化器系の病気や動脈硬化など幅広い効能があり
観光客だけでなく白浜町の地元の人たちでも賑わう温泉なんです。
因みに、白良湯はかなり塩分の強いお湯を引いた温泉ですので
海水浴後の日焼けして火照った肌にはかなり刺激が強く、
結構ひりひりする事もありますのでくれぐれもご注意くださいね。
●白浜町で日帰り入浴ができる温泉5
松乃湯
参照元URL:http://www.nanki-shirahama.com/
白良浜のある鉛山湾の北側に位置する瀬戸湾沿いにある松乃湯は
白浜町の6つの外湯の内で最も地元に密着した日帰り入浴の温泉で
老人憩いの家としても使われる集会所風の白い建物の共同浴場です。
白浜町でも人気の観光名所である円月島がすぐ前に見える松乃湯は
白良湯と同じ生絹湯を源泉として引いている日帰りの温泉スポットで
海の近くの源泉の常ですが、塩分濃度が相当高いのが特徴です。
因みに、残念ながら松乃湯では真水のお湯の設備ががないため、
石鹸やシャンプーの泡立ちが悪いのが欠点と言えなくもありませんが
地元の方たちは、ポリ袋を温泉に持参してその中に水道水を入れ
湯船で温めてお湯にするという裏技を使っているのだそうですよ。
5~6人が入れるほどのこじんまりとした日帰り入浴の温泉ですが
円月島にもほど近い事から、観光と併せて外湯を楽しむにも最適の
おすすめのスポットとなっております。
●白浜町で日帰り入浴ができる温泉6
綱の湯
参照元URL:http://www.rurubu.com/
白浜町の外湯の中で他の5か所の温泉と少し離れた所にある綱の湯は
白浜桟橋近くの綱不知(つなしらず)湾に面した日帰り入浴のスポットで
老朽化や耐震性の問題で2008年に建て替えられた比較的新しい建物です。
因みに、浴室から望める綱不知湾は、とても波が穏やかで船を係留する際、
ロープが必要ないほどだという事で、この名前が付けられたのだとか。
尚、綱の湯の源泉は、垣谷湯という重層を含む引食塩泉の泉質で
慢性関節リウマチ、創傷、やけど、慢性の皮膚病や婦人病等にも良い
大変、効能の豊かな日帰り温泉の施設ですよ。
白浜町でおすすめな温泉巡りコースは?
参照元URL:http://www.ryokan-sogo.jp/
さて、白浜町の6つの日帰り入浴の温泉をご紹介してきましたが
どういったコースでそれぞれの温泉を回るかも外湯めぐりを楽しむ
大切なポイントになりますよね。
因みに、こちらでご紹介した綱の湯を除く5か所の温泉は
比較的近いエリア集中しているので、一番南に位置する崎の湯から始めて
牟婁の湯、しらすな、白良湯とすすみ、松乃湯まで海辺を散策しながら
徒歩で各スポットを巡り日帰り入浴をする事も十分可能なんです。
また、綱の湯は松乃湯からが一番近い温泉ですが、多少離れている為
崎の湯から白良湯の鉛山湾沿いの4つの温泉をセットで巡ったあと、
車で松の湯に行って綱の湯で締めるというルートもおすすめですよ。
尚、白浜町の6つの温泉で入浴スタンプを集め、外湯をコンプリートすると
記念品として湯の花が貰えますので、ぜひ一度トライしてみて下さいね。
日帰り入浴する際におすすめな持ち物は?
さてここまで、白浜町を代表する日帰り入浴の温泉について
詳しくご紹介してきましたが、外湯めぐりを楽しまれる際には
持ち物にも少し気を配りたいものですね。
という事で、最後に日帰り入浴する際におすすめな持ち物も
何点かご案内しておきますので参考にしてみて下さいね。
日帰り入浴にはスパバッグがおすすめ!
日帰りの温泉では入浴に必要なものをコンパクトにまとめ
持参するというのが鉄則ですが、水にぬれても安心のバッグだと
何かと便利で大変おすすめなんです。
上記の楽天ランキング1位を獲得した人気のスパバッグは
水や汚れに強いコーティング加工を施したオリジナルのバッグで
収納力も抜群の上、サイドと底にメッシュ素材を採用していて
温泉の後、濡れたタオル等を入れても安心のデザインですよ。
おしゃれな8デザインから選べるおすすめのスパバッグは
迷彩柄やゼブラ柄等、男女兼用で使えるデザインもありますので
日帰りで温泉で大変重宝するおすすめの持ち物となっております。
日帰り入浴には足袋ソックスがおすすめ!
温泉街で外湯めぐりでは、旅館やホテルの浴衣で周辺を散策するのも
風情がある上、リラックスもできて最高ですが
夏場はともかく冬の寒い時期は素足に下駄ばきでは
いくら温暖な白浜町でも足元から凍えてしまいますよね。
旅館によっては温泉足袋を無料提供している所もありますが
もし、浴衣をお召しになって外湯めぐりを楽しみたいという方なら
おしゃれなデザインの足袋ソックスを用意しておくと
着脱もとても簡単で日帰り入浴の際は大変おすすめですよ。
和柄のデザインが可愛らしい上記のレディースの足袋ソックスは
つま先が割れ足袋の形をしたソックスで浴衣に下駄履きのスタイルにも
マッチするおすすめの逸品となっております。
尚、こちらは女性用のサイズとデザインとなっておりますが、
下記からはメンズの足袋ソックスもお求めいただけますので
男性の方々もぜひ併せてチェックしてみて下さいね。
・足袋ソックス メンズ 和柄 ( 男性用 ) 足袋 ソックス 30 和風 くるぶし…
日帰り入浴にはシャワーキャップがおすすめ!
日帰り入浴の温泉巡りでは髪の毛は洗わない場合も多いので
髪の長い方は特に髪をぬらさず温泉だけ楽しみたいものですよね。
そんな方にはキュートなデザインの上記のシャワーキャップが
大変おすすめで、髪の毛をぬらさずゆったりと湯船につかる事ができ
温泉でリラックスした時間が過ごせること間違いなしですよ。
画像のレオパードホワイトのデザインの他、ホワイトドット、
デイジーイエロー、ピンクドットの可愛らしい4デザインが揃う
おしゃれなシャワーキャップは、外湯めぐりがより一層楽しくなる
おすすめの持ち物となっております。
この記事を読まれた方からは、
こちらの記事も人気です。
<関連記事>
・白浜花火大会の2022年の日程や見所、穴場、周辺のスポットのご紹介!
・白良浜の周辺にあるおすすめなスポットをご紹介!『2022』
・アドベンチャーワールドのパンダの赤ちゃん!2022年の公開日程や時間、名前は?
という事で、白浜町にある日帰り入浴ができる6つの温泉と
外湯めぐりのおすすめのルート、そして温泉で重宝する持ち物を
まとめてご案内いたしましたが、いかがだったでしょうか?
温泉以外にも四季折々のイベントや観光名所が満載の白浜町は
京阪神からのアクセスも比較的良好なロケーションですので、
ぜひ、お休みを利用して歴史ある上質の日帰り温泉を巡り
身も心もリフレッシュして下さいね。
以上『白浜町の温泉で日帰り入浴ができるのは?おすすめなコースや持ち物は?』の記事でした。