カブトムシの寿命は大体1年ほどで、
その殆どが成虫までの期間に費やし
成虫になってから2ヶ月ほどで
寿命が尽きてしまいます。
本当に虫の命は儚いものですよね。
そんなカブトムシを飼うなら、
幼虫から育てたほうが
長い間飼うことが出来るのでおすすめです。
そこで今回は、
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)・注意点を
ご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)で3つの注意すべきこと
赤ん坊でも昆虫でも全てにおいて
命あるものを育てるのは、
非常に難しく不安も多いですよね。
性質や注意すべきポイントを知っていると
いざ育てる時にあたふたする必要なく、
不安も軽減できますよ。
では、カブトムシの育て方(飼い方)において
注意すべき3つのポイントを先にご紹介いたします。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)ではマット交換のタイミングに注意!!
参照元URL:http://livedoor.blogimg.jp
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)を
説明しているサイトなどでは、
よく糞が多くなってきたタイミングで
こまめに腐葉土(マット)を交換するべきと
説明されていますよね。
確かにこれも重要なことであることに違いありません。
しかし、マット交換の時期を間違えると、
カブトムシの幼虫が浮かせず
死んでしまうかもしれないので注意が必要です。
では、どの時期に
マット交換すれば理想的なのでしょうか?
カブトムシは、
基本的に11月~3月ごろまで冬眠に入り、
5月・6月ごろから羽化に向かって準備し始めます。
この頃の幼虫は、
蛹から羽化するために必要とする蛹室を
自身の糞を固めながら作ります。
間違っても、この蛹室を壊してしまうのはNG。
これらのことを考慮して、
10月と4月にマット交換するのが理想的なのです。
もちろんこれは目安でしか無く、
3月・5月にも交換される方がいらっしゃいますが
万が一にタイミングを間違えると、
羽化できずに死んでしまう可能性も出てくるので
目安通りにマット交換するようにしましょう。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)では水分のあげすぎに注意!!
参照元URL:https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com
後ほど、水分のあげ方についてご紹介していきますが、
カブトムシの幼虫に対して水分のあげ過ぎは、
逆に酸欠状態に陥ってしまうことがあります。
さすがにトマトのように、
あまり水分をあげないほうが良い
とまではいいませんが、
水分をあげすぎるのは控えましょう。
あくまで適度な水分をあげることが、
幼虫の育て方(飼い方)では大事なので、
その点はしっかり注意して育てましょうね。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)では直射日光に注意!!
参照元URL:https://d1f5hsy4d47upe.cloudfront.net
室内で過ごしてもエアコンを
切ってしまってるために、
結果、熱中症にかかってしまった。
そんなニュースをみなさんも
何度か耳にしたことがあるはず。
人間ですらこの暑さには耐えられないのですから
当然、カブトムシの幼虫も
これだけ暑いと耐えられません。
そもそもカブトムシの適切温度は、
20℃~25℃といわれており、
比較的湿り気のあるところを好みます。
当然、直射日光を受けるところで育てた場合、
マット(腐葉土)も乾燥してしまいますし、
ケース内の温度も上がり
幼虫が干からびてしまうので要注意。
必ず直射日光を受けるような場所で
飼育するのは厳禁です。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)としては
ふさわしくありません。
くれぐれも直射日光を受けないところ、
できれば日陰で育てるように心がけましょう。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)は至ってシンプル
カブトムシの幼虫を育てる場合、
先ほどお話した注意点を守る必要はありますが
だからといって育て方(飼い方)が
難しいわけではありません。
それどころか至ってシンプル。
では、どのように育てれば良いのか、
幼虫の育て方(飼い方)のポイントを抑えながら
順を追ってご紹介していきます。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)1
●飼育場所には腐葉土に一手間を!
参照元URL:https://i0.wp.com/nazenani.jp
幼虫を捕まえることはあまりなく、
成虫で捕まえることが多いカブトムシ。
そのため成虫を育てる事はあっても
幼虫を育てることはあまりないかもしれません。
さて、カブトムシの育て方(飼い方)を
全く知らない方がまず覚えときたいことは、
幼虫の飼育場所の作り方です。
これを知らないことには、
育て方(飼い方)以前に、
幼虫を育てることすらできません。
幼虫が安心して成長できる場所を作り、
育てる環境を確保しましょう。
では、カブトムシの幼虫は、
どんなところを住処としているのでしょうか。
カブトムシの幼虫は、
栄養いっぱいの腐葉土を媒介にして成長しています。
腐葉土といわれてもどんな土なのか
イメージつきにくいかもしれませんが、
そんなカブトムシの幼虫の育て方(飼い方)初心者でも
全く問題ありません。
ホームセンターに行けば腐葉土は販売されていますし、
少し割高ですが、
カブトムシの幼虫専用の育成マット(土)も
販売されていますよ。
幼虫の育て方が(飼い方)が全く分からず、
どんな腐葉土を用意していいかわからない方は、
ぜひ、ホームセンターで購入しおくことをおすすめします。
さて、腐葉土を購入してきたら
ここで一手間かけてください。
実は、購入したばかりの腐葉土は目が粗いので、
カブトムシの幼虫を育てるのには適していません。
なので、より環境を整えるためにふるいにかけ、
さらに目を細かくしてあげるのです。
あとは、大きめのケースに、
目を細かくした腐葉土を
20センチくらいの深さにひきつめてあげるだけ。
カブトムシはさなぎになる時に
縦方向に大きくスペースを使います。
なので、最低10cmは必要で、
余裕を持って20cmの深さは確保しておくべき。
その点に注意しておかないと、
羽化した時に変形してしまうので、
注意しておきましょうね。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)2
●マット(土)の交換方法
参照元URL:https://kabuto.s-se.info
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)で
飼育環境を整えることは非常に重要ですが、
それ以外にもマット(土)の交換は非常に重要。
では、どのように
マットを交換してあげれば良いのでしょうか。
まず、軍手をはめて幼虫をそっと取り出して
別の容器に入れてあげてください。
これは、幼虫がデリケートで菌に弱いので、
人の手に直接触れさせないようにするため。
次に、腐葉土(マット)を取り替えます。
これまで使っていたマットを一旦取り除き、
ふるいにかけながら、元のケースに戻しましょう。
その際、幼虫たちが排泄したウンチが
大量に出てきますのでそれは捨てます。
そして、少なくなった分、
新たなマットを補充してあげましょう。
この際にも事前にふるいにかけた腐葉土を
使うようにしてください。
腐葉土の取替が終われば、
あとは幼虫たちをそっとケースに入れてあげるだけでOK。
新しいマットになり嬉しく自然と
幼虫たちは潜っていきます。
詳しくは、こちらの映像を参考にしてみてくださいね。
参照元URL:https://youtu.be/L73x6WMTz3Q
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)3
●マットに適度の水分を含ませる!
参照元URL:http://www.geocities.jp
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)の中で、
やはり大事になってくるのは水のあげかたですよね。
とはいっても、犬や猫のように、
ダイレクトに水をあげるわけにもいきませんし、
どうやって水をあげたら良いのかよく分からない。
特にカブトムシの育て方(飼い方)初心者の中には、
そんな不安を抱えている方がいらっしゃるはず。
不安に思っているみなさん、安心してください。
先程、腐葉土(マット)を媒介(餌)として、
幼虫は育っていくとお話しましたよね。
実は、この腐葉土に適度に水分を含ませてあげるだけで、
幼虫は水分を吸い取りすくすく育っていくのです。
なので、最初に腐葉土(マット)を敷き詰める際に、
霧吹きで、適度に水を吹きませながら
敷き詰めてあげるだけで大丈夫です。
ただし、あくまで適度の水分を含ませるのがポイント。
これも注意点のところでお話したことですが、
水分が多くなりすぎた場合、
幼虫たちは酸欠を起こしてしまうためNG。
その点だけはくれぐれも気をつけましょう。
では、どれぐらいの量が適切な水分量なのでしょうか。
カブトムシの幼虫は、
比較的に涼しく水分が多いところを好みます。
なので、腐葉土に霧吹きで水を吹きかけ、
ギュッと握った際に泥団子ができるくらいに
なるくらいが適切な水分量。
間違っても、
ギュッと握った際に水が溢れてしまうのはNG。
水が多すぎるサインですので、腐葉土を混ぜるどして、
水分量を調節してあげてくださいね。
あくまで泥団子が出来る程度が理想なので、
それ以上水をあげてしまわないように気をつけながら、
霧吹きを使ってマットに水を含ませてあげましょう。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)で必要不可欠なアイテム
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)そのものは、
これまでご紹介してきた通り至ってシンプルです。
しかし、幼虫はかなりデリケートなので、
扱いには非常に注意も必要。
また、育てる際に必要となるアイテムも多々あります。
そこで、ここからは、
カブトムシの育て方(飼い方)で必要となるアイテムを
3点紹介していきますね。
カブトムシの幼虫を取り出す際には軍手が必須!
先程もお話しした通り、
カブトムシの幼虫はデリケートで雑菌に弱いです。
そのため、人の手で直接触れるのは厳禁。
人の手には、目に見えないバイキンがたくさん。
なので、必ず軍手をはめて作業してほしいのです。
軍手なら格安で購入できますし誰でも準備できるはず。
ただ、せっかくなら
肌がかぶれずに通気性の良いものを選びましょう。
軍手をはめて優しく幼虫を取り出してあげるだけで
幼虫たちにかかるストレスが軽減されますので、
必ず作業をする際には軍手をはめて作業してあげてくださいね。
腐葉土を敷き詰める際に必要なふるいは幼虫を育てるマストアイテム
腐葉土を敷き詰める際に、前準備として
ふるいにかけるとお話ししましたよね。
ということは、ふるいが無いと、
カブトムシの幼虫を育てるために適した
腐葉土を用意できないということになり、
カブトムシに幼虫の育て方(飼い方)において
ふるいはマストアイテムなのです。
とはいっても、どんなふるいを使えば良いのか
目の粗さ・細かさはどんなものが良いのかわからないもの。
なので、目の細かさが3段階用意されているふるいを用意し、
それらを駆使しながら目の細かさを調整することを
強くおすすめします。
ここでご紹介しているふるい(園芸用フィルター)は、
目の細かさが3段階変えられるので非常に便利。
ぜひ、一度試してみてくださいね。
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)の基本となる腐葉土は安全性重視!
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)で
忘れてはいけないのはやはり腐葉土(マット)。
幼虫はデリケートな生き物であるとは
何度もいってきていますが、
当然腐葉土も農薬などが含まれているものは嫌います。
安全性重視で腐葉土を購入し準備してあげることが、
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)の第一歩。
そのことを必ず頭に叩き込んでおきましょう。
今回ご紹介している腐葉土は、
カブトムシの幼虫を育てるのはもちろんのこと、
家庭菜園にも適した腐葉土で、
発酵剤や殺虫剤などのたぐいは一切入っておりません。
安心して使える腐葉土なので、
非常におすすめですよ。
どの腐葉土を購入していいかわからない方は、
一度試してみてくださいね。
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いかがでしたでしょうか?
カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)のポイントは、
注意するべきことを守りながら、
適度な水分を含んだ腐葉土(マット)を
10月・4月の2回に交換してあげるだけです。
至ってシンプルな育て方(飼い方)なので、
初心者でもそれほど難しくなく育てることが可能。
なので、せっかくカブトムシを飼うなら
幼虫から育ててみてくださいね。
以上『カブトムシの幼虫の育て方(飼い方)や見分け方!マットや水はどうする?』でした。