かつて氷というものは大変貴重で、
平安時代には貴族の持ち物として
一般の人々が憧れていたこともありました。
しかし、現代においては技術が大きく進み、
氷を手に入れることは難しいことではなくなっています。
ただ、特定の技術が手に入ると、
人間は次の技術を試したくなるものです。
氷でいえば、一段階上の溶けにくい氷、
あるいはロックアイスを
求めるようになりました。
そこでここでは、
溶けにくい氷の作り方について
紹介していきましょう。
溶けにくい氷の作り方は?
溶けにくい氷は
俗にロックアイスといわれています。
コンビニやバーなどで出される、
透明度が高く、かつ岩のような氷です。
ある程度値段の高いかき氷もこれで作られており、
ふわふわとした食感が特徴的になります。
では、透明度の高い氷は
どのような方法で作ればいいのでしょうか?
溶けにくい氷の作り方1:ゆっくりと凍らせる
参照: https://www.youtube.com/
こちらの方法は、
氷が凍結する時間差を利用した
溶けにくい氷の作り方です。
そもそも一般の水道水には、
多数の不純物が含まれています。
不純物といっても、健康に悪いわけではなく、
塩素やミネラルといった、水の品質を維持するためのものです。
しかし、溶けにくい氷を作るためには
これらの不純物は余計なものとなります。
そこで、水を大きな丸めの容器に入れ、
ゆっくりと凍らせることで、
「純水が先に凍る」という性質を利用し、
凍らなかった部分を排除することで、
透明で溶けにくい氷を作ることが可能です。
動画でも解説されていますが、
容器を選ばないといまいちな仕上がりになってしまうので
気を付けましょう。
溶けにくい氷の作り方2: 一度沸騰させた水を使う
参照: https://www.youtube.com/
前述したように、
溶けにくい、透明な氷を作るためには
水の中に含まれている不純物を抜いていかなければなりません。
特に、通常の氷の作り方では、
どうしても氷の中に白い部分ができてしまいます。
この白い部分を取り除く溶けにくい氷の作り方が、
煮沸です。
水を沸騰させることで
水の中の空気を抜き、
白い部分ができないようにします。
なお、煮沸した水をそのまま製氷機に入れてしまうと
熱で曲がってしまう危険性があるので、
製氷機に入れる前に、少しだけ時間を置くようにしましょう。
沸騰させる時間は
数分前後で問題ありません。
上記にご紹介している動画の作り方は、
特に面倒がなく簡単な作り方なので、
時間がないときに溶けにくい氷を作りたい、
という方にはぜひおすすめしたいやり方ですね。
溶けにくい氷の作り方3: アルミホイルで蓋をする
参照: https://www.youtube.com/
上記にご紹介している動画では氷を作る前に、
アルミホイルで蓋をすることによって
綺麗で溶けにくい氷を作る作り方が説明されています。
まずは大きめなカップを準備し、
その中に水をため込みましょう。
この際、
水を並々に入れるのではなく、
カップ半分程度入れるのがコツです。
準備が出来たら、
カップの上部をアルミホイルでふさぎます。
こうすることによって、
水に空気が入ることを防ぎ、
また、アルミホイルが冷気を閉じ込めるため、
比較的短い時間で溶けにくい氷を作ることが可能です。
明日までには絶対溶けにくい氷を作りたいというときは、
沸騰させた水を凍らせる方法とあわせることで、
比較的はやく溶けにくい氷が
作成可能な作り方といえるでしょう。
アルミホイルはどこのものでもよいため、
買いだめしておくと、何かと便利ですよ!
溶けにくい氷の作り方4: 水を一度排出する
参照: https://www.youtube.com/
この動画で紹介されている作り方の原理としては、
作り方その1と同様です。
純粋な水が先に凍ることを利用して、
ある程度凍ったタイミングで水を排出し、
不純物のない、透明で溶けにくい氷を作ります。
ただ、この作り方は凍らせるものに
専用のクーラーボックスを使っている点が
相違点です。
こちらの商品は、
「ホールアース」の商品です。
通常のクーラーボックスとして使うことも可能で、
外に行くときにビールを保存したりすることができます。
このクーラーボックスに
上記の作り方で作った氷を入れることで、
暑い夏でもキンキンに冷えた飲み物を
楽しむことが可能です。
しかも、この商品は
ひっくり返して使うことによって、
一時的な簡易テーブルとして
使うこともできます。
仲間内でビールを酌み交わしながら、
バーベキューなどで重宝する商品です。
もちろん、バーべキュー以外にも
運動会をはじめとした炎天下のイベント、
普段使いのクーラーボックスなど、
多種多様な役割を期待することができます。
特に夏の時期には
多いに活躍が期待できそうですね!
溶けにくい氷の作り方5:一方から凍らせるようにする
参照: https://www.youtube.com/
氷をゆっくりと凍らせる、
ということをより丁寧に行った動画です。
ゆっくりと凍らせることは、
「片側」から水を凍らせることを
簡単に行うための方法と考え、
水を凍らせる方法を試行錯誤しています。
最終的に、
溶けにくい氷を作るための条件は、
「どちらか一方から凍らせること」
「ある程度凍らせたら水を捨てることを繰り返す」
の二つである、とまとめられています。
この動画では、
完全に透明な氷を作ることに主眼を置いているため、
最終的に大変小さいものになりました。
ただ、溶けにくい氷の作り方は、
この動画の考え方を応用することで
行うことが可能です。
すなわち、
「どちらかから凍らせること」
「不純物の水を逐一排出する」
ということを意識すると、
溶けにくい氷の作り方になります。
一方向から温度を伝播させる方法は、
温度を遮断させる方法と、一方向に伝播させる
方法の二つです。
温度を遮断するのなら、
断熱材を使ったり、断熱機構の入れ物を使ったりと
いった方法が考えられます。
この動画は前述したやり方を
理論化しているといえるでしょう。
本当に透明な氷を作りたいのでなければ、
上述した点を意識することで、溶けにくい氷を
作ることができます。
溶けにくい氷の作り方6: カプセルとタンブラーで作る
参照: https://www.youtube.com/
バーなどでよく見る、
「丸くて透明な氷」を作る方法を
解説した動画です。
丸い氷は通常の氷と比べると
見た目がよく、グラスに入れると
一段階良い飲み物のように見えます。
子どもから見ても珍しいので、
運動会にもっていくのも
面白いかもしれませんね!
気になる方法ですが、
用意するのは
ガチャガチャのカプセルと
断熱タンブラーの二つだけです!
ガチャガチャのカプセルは
付近のアミューズメント施設や
デパートなどで適当なガチャガチャで遊び、
入手しましょう。
ものによっては
少し大きすぎる可能性があるので、
掌サイズのものを選んでください。
カプセルを入手したら、
カプセルの中に水を入れ、
凍らせてください。
その後、タンブラーにも水を入れ、
あとは冷凍庫で冷やしましょう。
これによって、
不純物が底に沈殿し、
上部に純水が浮くので、
これが凍結させることで、
透明かつ溶けにくい氷を作ることができるのです。
溶けにくい氷の作り方7: 専用の機材を使う
参照: https://www.youtube.com/
溶けにくい氷を作りたい、
と作り方に苦心している方はかなり多いようで、
そのために、
様々な溶けにくい氷の作り方が出回っています。
そうした色々な作り方を
簡単に簡単に省略したグッズが多数登場していますが、
動画で紹介されているグッズもそのひとつです。
「俺の丸氷」と名付けられたこの商品は、
説明書の通り作るだけで簡単に、
バーなどで見る丸い氷を作ることができますよ。
溶けにくい大き目の氷の作り方は?
大きめの溶けにくい氷の作り方も、
基本の理論は
普通サイズの溶けにくい氷を作るのと
そう変わりません。
ただし、水の量が多い分、
ある程度工夫をしなければなりません。
溶けにくい氷の作り方1: 大きめの容器で複数回水を排出する
参照: https://www.youtube.com/
最初にご紹介した動画と同様、
水を凍らせて排出させることを繰り返すことによって
上質な氷に仕上げることができます。
大きい氷を作るときのポイントは、
こまめに水を排出することです。
小さめの氷であれば不純物が少なめですみますが、
大きめの氷ですと相応に不純物が多いので、
透明で溶けにくい氷を作るためには
それだけ多くの水を排出しなければなりません。
よって、小さい氷の作り方よりも、
さらに頻繁に不純物を捨てるようにしましょう。
溶けにくい氷の作り方2: 風船に水を入れて凍らせる
参照: https://www.youtube.com/
こちらの動画は、
巨大な丸い氷を作るためのものです。
一回につき風船をひとつ使ってしまいますが、
方法は水を風船に入れるだけと簡単で、
一度沸騰させたものを使えば、
ある程度透明度の高いものを作ることができます。
もし、さらに透明の高いものにこだわりたい場合は、
アイスピックなどを使って白い部分を削ると
ちょうどよい氷を作ることが可能でしょう!
溶けにくい氷の作り方3: 専用の機材を使う
参照: https://www.youtube.com/
大きめの氷を作ることのできる
専用機材も存在しています。
こちらの商品は「ポーラーアイストレイ」という名前で、
簡単かつ質の高い氷を作ることが可能です!
商品の使い方も簡単で、
面倒な下準備もいらないため、
いつでもバーのような氷が準備できる
優れものになっています。
もし、溶けにくい氷の作り方が
面倒だと感じているのなら、
こうしたサポートアイテムを購入するのも
ひとつの手といえるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
溶けにくい氷を作るためのポイントは、
不純物の排出と、ゆっくりと凍らせることの二点です。
いずれの場合も、
自宅の冷凍庫と熱伝導率のよい
器があればだれでも作ることができるので、
ぜひ試してみてくださいね。
以上、『溶けにくい氷の作り方!家庭で簡単に作る方法や大きい溶けない氷を作る方法とは?』の記事でした。