多くの流れ星が夜空を彩る流星群は人気の天体ショーですが
今年は水瓶座流星群が2022年7月に観測可能なので
詳しい日程や時間、方角、見所等の情報をチェックして
星空の一大スペクタクルを堪能してみてはいかがでしょう。
例年、7月の後半に観測することができる水瓶座流星群は、
過ごしやすい夏場なのに加え、学生さんなら夏休み中でもあるので
カップルや家族で星空を楽しむにも最適のタイミングですよ。
という事で今回は、2022年7月に見られる水瓶座流星群について
流れ星が観測できる日程や時間、方角や見所なども併せて
分かりやすくご案内しますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
2022年7月に見られる水瓶座流星群とは?
では、2022年の7月に見られる水瓶座流星群とは
一体どんな流星群なのかから分かりやすくご紹介していきますので
流星群を観測する際の蘊蓄などにもお役立てくださいね。
7月に見られる流星群は水瓶座δ(デルタ)流星群!
参照元URL:https://pixabay.com/
水瓶座流星群は毎年同じ時期に観測できるタイプの流星群ですが
2022年7月に見られるのは水瓶座δ(デルタ)流星群と呼ばれるものです。
因みに、7月に見られる水瓶座δ(デルタ)流星群は
マックホルツ彗星という名の彗星が太陽に近づく事で起こる現象で、
余り多くの流れ星を一度に鑑賞する事はできませんが
条件が良ければ1時間当たり約10個の流れ星を見る事ができるんです。
因みに、水瓶座流星群に限らず、流星群は一日だけ見えるのではなく
ピークとなる日程の前後数日間位は活動が活発になりますので
時間帯や方角と併せて、星空を鑑賞する際の目安にして下さいね。
水瓶座流星群はδ(デルタ)の他η(エータ)もある!
参照元URL:https://www.sozai-library.com/
さて、7月に見る事ができる水瓶座流星群はδ(デルタ)と呼ばれますが
実は水瓶座流星群にはδ(デルタ)の他にη(エータ)という流星群もあり
水瓶座η流星群は例年、GW頃に観測することができます。
尚、δ(デルタ)やη(エータ)等の呼び名は流星群の放射点を表していて
水瓶座δ流星群の場合は、上の画像の水瓶座のδ星近くを中心にして
流れ星が四方に飛ぶ事からこの名前で呼ばれているという訳なんです。
但し、流れ星の中心のδ星近くで多くの流れ星が見られるのではなく
放射点に近いと流れ星は短くなり、遠くなるほど長くなる特徴があるので
長い流れ星を探すなら放射点を目安にして観測してみるといいですね。
また、流星群の中心である放射点は地平線からより高い高度にある方が
流れ星が観測しやすくなるというのも流星群に共通のポイントですよ。
2022年7月の水瓶座流星群の日程や時間、方角は?
それでは、水瓶座流星群はどんな流星群かが分かった所で
肝心の2022年7月の水瓶座δ流星群が観測できる日程や時間を
詳しくご紹介していきますので、ぜひチェックしてくださいね。
2022年の水瓶座δ流星群は7月28日がピーク!
参照元URL:https://youtu.be/_PYzpzH3Gjw
さて、7月に見られる水瓶座流星群は例年7月後半に極大値という
最も流れ星が沢山観測できるピークを迎えるのが特徴の流星群ですが、
出現は7月12日頃から8月19日(国立天文台のHPでは23日)頃、
活動が観測できるのは7月20日~8月5日頃といわれています。
水瓶座δ流星群は例年7月30日頃に活動のピークとなりますが
2022年は7月28日前後に極大値となると予想されているので
流星群の観察の日程は28日前後が最も良い条件になりそうですね。
2022年7月の水瓶座流星群の時間帯は午後9時以降!
参照元URL:http://gahag.net/
続いて、2022年7月の水瓶座流星群の観測に適した時間帯については、
水瓶座δ星の近くにある放射点が空に昇ってくる21時以降が好条件で
基本的には明け方まで流星群の観測が可能です。
尚、流星の観察は放射点が高くなるタイミングがおすすめで
2022年は水瓶座δ星が更に高くなる23時位から観測をすると
より見やすい条件で流星群を見られる可能性が高くなりますね。
また、水瓶座δ流星群ははっきりしたピークがない一方で
ピークとなる日を中心に比較的長い期間、流星が観測できるので
前後2日間位を併せて日毎の違いを観察するのもおすすめですよ。
2022年7月の水瓶座流星群が見られる方角は全方角!
参照元URL:https://www.pakutaso.com/
という事で、数日間にわたる観測もおすすめの水瓶座流星群ですが
決まった方角に流れ星が見られるというタイプの流星群ではなく
夜空の全方角で流星を観測することができます。
なので、視界が開けていて夜空が大きく見える場所を選ぶと
より高い確率で流星群を捉える事が可能になりますので
高い建物がなく光害の少ないスポットで観測するのが理想的ですね。
2022年7月の水瓶座流星群の見所や注意点は?
さて2022年7月の水瓶座流星群の日程や時間、方角を踏まえた上で
今回の流星群の見所や観測する際の注意点もご案内しておきましょう。
7月の水瓶座流星群は他の流星群とのコラボが見所!
参照元URL:http://gahag.net/
2022年に限らず、7月は複数の流星群の活動が活発になる時期で
やぎ座流星群、翌月がピークの三大流星群のひとつペルセウス座流星群等
他の流星群とのコラボも7月の水瓶座流星群の魅力なんです。
尚、例年、定期的に観測できる流星群とは異なる突発的なものですが
2022年にはりゅう座γ流星群も7月28日に観測されていますので
運が良ければ複数の流星群を同時期に鑑賞することができますよ。
2022年の水瓶座流星群を観測する際は月明りに注意!
参照元URL:https://pixabay.com/
さて、色々な流星群のコラボが楽しめる7月の水瓶座流星群ですが
2022年は丁度満月にあたって、明るい月が一晩中出ているため
残念ながら流星群の観測の条件としては余り良くないのも事実なんです。
尚、先に触れた通り、7月の水瓶座流星群は方角を問わず観測できるので
2022年は月の光が邪魔をするため、月の出ている方角を避ける事が
沢山の流れ星を見るためのポイントになりますね。
また、流れ星だけにフォーカスすると条件は良くありませんが
きれいな月を眺めながら流星も見られてラッキーという心構えなら
美しい夏の夜空がたっぷり楽しめおすすめですよ。
水瓶座流星群を見る際におすすめの道具は?
という事で、2022年7月の水瓶座流星群を詳しくご案内しましたが
最後に流星群を観測する際に便利な道具もご紹介しておきましょう。
夏休み中という事で、自由研究にもぴったりの水瓶座流星群なので
ぜひ、色々な道具を工夫して面白い方法で観察してみて下さいね。
水瓶座流星群を見る際におすすめの道具1
先にご紹介した通り、2022年の7月に見られる水瓶座流星群は
水瓶座のδ星の近くが流星群の中心の放射点になっていますので
水瓶座を先ず見つけて放射点からの距離と流星の長さを観察するのも
とても面白いアイデアでおすすめですよ。
上記のスターシアターコレクションのスターポケットは
1500近い星を見つける事ができる小さくても本格的な道具で
内蔵の羅針盤を使って方角を決めてから天空図と夜空を比べると
簡単にそれぞれの星を評定する事が可能なんです。
流星群と共に星座鑑賞も楽しめるおすすめグッズ!
参照元URL:https://item.rakuten.co.jp/
北・南半球用のマイクロスターパップ付属のスターポケットは
それぞれ70の星座と42の星の名前もわかるアイテムで
流星群の観察の条件が余り良くなくても、
星空観賞が楽しめる自由研究等にももってこいの道具ですよ。
緯度、日付、時刻などを設定し星座や星を認識する事で
ワンランク上の星空観賞が楽しめるスターポケットは、
流星群は勿論ですがアウトドアのアクティビティ等にも最適の
おすすめのアイテムとなっています。
水瓶座流星群を見る際におすすめの道具2
水瓶座流星群は夏の夜空を身近に楽しめる絶好の機会ですが
美しい流れ星や満天の星は肉眼で見るだけでなく
写真に残せると記念になる上、自由研究の資料にもできおすすめです。
上記のカメラアダプター付きのミザールの天体望遠鏡は
小学生や初心者向けの天体観察の入門機に最適な屈折式天体望遠鏡で
スマホを装着して夜空の撮影も手軽に行うことが可能なんです。
流星群だけでなく天体観測にも最適の天体望遠鏡!
参照元URL:https://item.rakuten.co.jp/
半世紀以上に渡り天体望遠鏡を販売する老舗メーカーの望遠鏡は
口径は60㎜と小さめながら、水瓶座流星群の観測以外にも
天体観測にも最適の初心者にはうってつけの道具ですよ。
スマホで撮影し観測記録が簡単に残せる天体望遠鏡は
月のクレーターや土星の環、木星の縞模様なども観察する事ができ
夜空をより本格的に楽しめる大変おすすめのアイテムとなっています。
水瓶座流星群を見る際におすすめの道具3
水瓶座流星群などの星空観測では星座表や方位磁石の確認のため
灯りが必要になる事もありますが、明るいLEDライトを使うと
折角、暗さに慣れた目が元に戻ってしまうので要注意ですよ。
上記の天体観測ライトは両手の自由が利くヘッドランプ仕様で
ヘッド部の角度調節が可能なので、水瓶座流星群や天体観測等で
手元を照らす時にとても便利なんです。
明るさが3段階に調節でき星空観測に最適!
参照元URL:https://item.rakuten.co.jp/
明るすぎない赤色フィルター付きの天体観測ライトは
暗闇で開いた瞳孔が明るいライトで再び開いてしまう心配もなく
水瓶座流星群の観察にも大変おすすめです。
星空観察では光害の少ないスポットを選ぶのが鉄則ですが
方角や星座図等と参照しながらより本格的に星空を楽しむなら
ライトは必需品なので、持参しておくと何かと便利な道具ですよ。
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という事で、2022年7月に見る事ができる水瓶座流星群の
日程や時間、方角や見所などを詳しくご案内してきましたが
水瓶座δ流星群について理解を深めていただけたでしょうか。
過ごしやすい夏の夜の流星群は美しい星空を見上げる絶好の機会なので
カップルや家族で少し夜更かしして、星降る夜をお楽しみ下さいね。
以上『水瓶座流星群の2022年7月の日程や時間は?方角や見所もご紹介!』の記事でした。