2004年~2013年の9年間に渡り別冊フレンドに連載され
圧倒的な支持を集めたジョージ朝倉さんの少女漫画『溺れるナイフ』は
累計150万部突破の売り上げを誇る人気作品ですが
独特な世界観から実写化が困難と言われた作品なんです。
ところで、そんな強烈な魅力をもつ『溺れるナイフ』が映画となり
2022年の秋にスクリーンに登場する運びとなった事は
既に、ご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
近年、原作が少女漫画の映画は数多くありますが
『溺れるナイフ』は少女漫画という枠組みに留まらない
鮮烈な魅力をもつ作品なので映画にも期待が膨らみます。
そこで今回は、十代特有の刃物のような危うさと美しさを
色鮮やかに描いた名作『溺れるナイフ』の映画の公開日や
あらすじ、そして話題のキャストやロケ地などを
まとめて詳しくご紹介していきたいと思います。
映画『溺れるナイフ』の公開日は?
参照元URL:http://cdn2.natalie.mu/
地方の海辺の町を舞台に青春の光と影を繊細に描く
話題の映画『溺れるナイフ』は、2022年夏に撮影が行われ
2022年の秋に公開となることが早い段階で公表されていました。
それがこの程、公式サイトにおいて、
公開日は2022年11月5日(土)との発表があり
今後、上映館等の詳細の発表が待たれるところですよね。
爽やかな秋の週末に干渉するにはぴったりの
期待度大の映画ですので、今から公開日に合わせて
最新の情報をチェックしておくのがおすすめですよ。
映画『溺れるナイフ』のあらすじは?
https://youtu.be/EjepOpQCDho
参照元URL:https://youtu.be/EjepOpQCDho
さて、公開日が待たれる映画『溺れるナイフ』ですが
少女漫画が原作なので、
あらすじについてもざっくりとご案内しておきたいと思います。
突然、父の故郷の辺鄙な海辺の浮雲町に引っ越す事になった
主人公の夏芽は、東京で読者モデルとして活躍していた美少女。
東京の刺激的な生活から離れ空虚な思いを抱く夏芽ですが
浮雲町きっての名家、長谷川家の跡取り息子であるコウと出会い
彼の強烈なカリスマ性に強く惹かれていきます。
コウもまた夏芽の魅力に惹かれ、
二人は相思相愛となりますが
ある事件から順風満帆に思えた二人の関係は崩れ─。
原作者ジョージ朝倉さん曰く、タイトルの『溺れるナイフ』は
十代の自意識、破裂寸前の心とむき出しの刃物のような青春の情景
とのことで、危ういバランスの上に成立している
若い日のきらめきと挫折を繊細なタッチで描いた傑作なんです。
映画ではどこまで忠実に原作のあらすじが再現されるか
というのも気になるところではありますが
今、注目度抜群の山戸結希監督がメガホンをとった
『溺れるナイフ』は、期待をもって公開日が待たれますね。
尚、原作の少女漫画版の『溺れるナイフ』全17巻は
上記からお求めいただけますので、
この機会に大人買いをして映画の公開を前に予習しておけば、
この作品の深い世界観がより一層楽しめ、大変おすすめですよ
映画『溺れるナイフ』のキャストは?
映画『溺れるナイフ』は、目下大活躍中の若手俳優さん達が
顔をそろえ主要なキャストに登場するという点でも
大変注目度の高い作品となっています。
特に、夏芽とコウという強い個性を持つ2人のキャストは
原作のイメージにもピッタリという事で、
ネット上などでも既に話題となっておりますので
主要キャラの配役についても簡単に触れておきましょう。
●望月夏芽役 小松奈菜
参照元URL:http://gaga.ne.jp/
美少女モデル、夏芽を演じる小松奈菜さんは、
数々の漫画が原作の映画でヒロインを演じた経験を持つ
近頃特に注目を集めている女優さんですよね。
今回、コウ役の菅田将暉さんとW主演となりますが
実は、下の動画の数年前のCMの小松奈菜さんが
余りにも夏芽に似ていると一部では評判になった経緯も。
独特の雰囲気を持つ夏芽を小松奈菜さんがどう演じるのか
映画の公開日に注目があつまりますね。
https://youtu.be/aR5wC3rkgL4
参照元URL:https://youtu.be/aR5wC3rkgL4
●長谷川航一朗役 菅田将暉
参照元URL:http://gaga.ne.jp/
『溺れるナイフ』の映画では特にその配役に注目が集る
コウを演じるのは、最近は多くの作品に引っ張りだこの
実力派若手俳優である菅田将暉さん。
まばゆい金髪に切れ長の涼し気な目元という
そのクールな外見は、まさに原作のコウがそのまま
3次元になったような錯覚さえ覚える程ですよね。
因みに、浮雲町の住民は皆、広島弁と上方言葉が混ざった
架空の方言で話しているという設定なのですが、
菅田将暉さんは大阪出身という事で、
映画ではリアルな方言の台詞回しにも期待できそうですね。
●大友勝利役 重岡大毅
参照元URL:http://gaga.ne.jp/
ジャニーズWestの重岡大毅さんが演じる大友勝利は
近寄りがたい魅力を持つコウとは対照的な魅力をもつ
皆のムードメーカー的存在の心優しく明るい性格の青年。
原作のあらすじでは主役の二人にも深く関わってゆく
重要な役どころだけに映画においても注目度大ですよ。
●松永カナ役 上白石萌音
参照元URL:http://gaga.ne.jp/
原作でも主役二人の関係に影響を与えるキーパーソン
夏芽&コウに心酔するクラスメイト松永カナを演じるのは
大ブレイクも目前の上白石萌音さんです。
あらすじに於いてもですが、古い因習の残る田舎町の
独特の世界観を表現する上でもかなり重要な役どころなので
実力派の上白石萌音さんが難しい役どころをどう演じるか期待が高まりますよね。
映画『溺れるナイフ』のロケ地をご紹介!
今秋、公開が決定している『溺れるナイフ』の公開日やあらすじ、
キャストなどをまず見てきましたが、
この作品の魅力の一つなのが、その舞台設定ですよね。
溺れるナイフの舞台となっているのは
東京から5時間かかるという架空の場所、浮雲町ですが
映画では和歌山県の各所で撮影が行われたとのことなんです。
という事で、物語の重要な要素でもある映画の舞台について
現在判明しているロケ地情報を基にご紹介しておきましょう。
●映画『溺れるナイフ』のロケ地1
和歌山県新宮市 丹鶴城跡
参照元URL:http://www.wakayama.tv/
映画『溺れるナイフ』では和歌山県南部を中心に
幾つかのスポットでロケが行われたとの情報がありますが
その一つが三重県との県境の町、新宮市の丹鶴城跡なんです。
城の建物自体は現存していないものの風格のある石垣が残る
丹鶴城跡からは、紺碧の熊野灘が一望でき、
桜の季節は花見客で賑わう市内の観光スポットの一つ。
映画ではどのような場面で登場するのか
公開日を待ってぜひチェックしてみたいものですね。
●映画『溺れるナイフ』のロケ地2
和歌山県新宮市 西村記念会館
参照元URL:http://www.geocities.jp
続いての『溺れるナイフ』の映画のロケ地は
同じく新宮市にある大正期に建てられた洋館、西村記念会館で
嘗て与謝野晶子や佐藤春夫など多くの文人が集ったサロンとして
文化的価値の高いスポットなんです。
大正ロマン風のレトロな雰囲気が残る建物は
国の重要文化財にも指定されている市内の観光スポットですが
残念ながら修復工事のため平成30年末まで閉館中とのことです。
映画の中では外観のみか或いは屋内も登場するのか詳細は不明ですが
原作の雰囲気にもピッタリのとても趣のある建物ですよ。
●映画『溺れるナイフ』のロケ地3
和歌山県新宮市 県立新宮高校
参照元URL:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/
続いての『溺れるナイフ』の映画のロケ地は
主人公達が通う学校での場面が撮影されたと考えられる
新宮市内にある県立新宮高校です。
因みに、新宮高校は原作者のジョージ朝倉さんが愛読する
新宮市出身の芥川賞作家である中上健次さんの母校でもあります。
中上健次さんの作風は、原作の『溺れるナイフ』にも
強い影響を与えたといわれるので、映画化にあたり
浮雲町の舞台として和歌山県の新宮市周辺が選ばれたのは
そういった経緯があったからかもしれませんね。
●映画『溺れるナイフ』のロケ地4
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 大門坂
参照元URL:http://www.wakayama-kanko.or.jp/
続いてご紹介する映画のロケ地は新宮市のお隣にある
那智勝浦町の那智山山腹に位置する大門坂です。
世界遺産にも指定されている熊野古道の一部である大門坂は
樹齢千年を超える杉木立に包まれた石畳が続く古の巡礼道で
近年は国内外でも大変人気の高い観光スポットなんです。
『溺れるナイフ』のあらすじの項の映画予告の動画中、
夏芽が傘を落とす場面のスポットですが
本編の映画ではどのような設定の場所となっているのか、
公開日に自らの目でチェックしてみたいですね。
●映画『溺れるナイフ』のロケ地5
和歌山県東牟婁郡串本町出雲
参照元URL:http://blogimg.goo.ne.jp/
浮雲町という海辺の町が舞台の『溺れるナイフ』では
『神さんの海』と呼ばれる海辺に鳥居の経つ場所が登場し
作中、神秘的な雰囲気が漂う重要なスポットとなっています。
因みに、公式の情報ではないのですが
和歌山県串本町の出雲地区の海岸がロケ地との情報もあり
映画の予告で登場する海辺にも大変類似している模様です。
参照元URL:http://www.shirasaki.or.jp/
また他の『溺れるナイフ』の映画のロケ地としては
上記の画像の和歌山県日高郡由良町の白崎海岸での
映画撮影の目撃情報もあるので、双方の映像が上手く編集され
一つの場所として登場しているのかもしれないですね。
因みに、白崎海岸は白亜の石灰岩の海岸線と
真っ青な海が美しい日本のエーゲ海とも言われるスポットなので
京阪神からドライブで訪れるにもおすすめのスポットですよ。
映画『溺れるナイフ』のロケ地の宿をご紹介!
という事で『溺れるナイフ』の映画のロケ地について
幾つかのスポットをご紹介いたしましたが
最後に映画のロケに使われたとの情報がある宿も
併せてご紹介しておきたいと思います。
映画『溺れるナイフ』のロケ地の宿1
映画『溺れるナイフ』のロケ地の情報によると
和歌山県田辺市の湯の峰温泉の旅館、あづま屋でも
映画の撮影が行われたとのことなんです。
原作で浮雲町の夏芽の家は『ひねもす屋』という
レトロな雰囲気の旅館を経営しているという設定なので
映画ではあづま屋がひねもす屋として登場する可能性も。
因みに、日本最古の温泉と言われる湯の峰温泉は
パワースポットとしても知られる効能豊かな湯治場なので
温泉旅行などでお出でになるにもおすすめのスポットですよ。
特に、名湯と温泉料理で知られる老舗旅館あづま屋は
レトロな雰囲気が漂う趣たっぷりの旅館なので
『溺れるナイフ』の世界観がお好きな方にはイチオシの
風情ある温泉宿となっております。
映画『溺れるナイフ』のロケ地の宿2
『溺れるナイフ』の映画のロケ地との情報のある
もう一か所の宿は、和歌山県串本町の串本ロイヤルホテル。
太平洋を見下ろす高台に建つこちらのホテルは
どんな設定で映画に登場するかは残念ながら不明ですが
大きく取られた窓から見下ろす大海原はまさに絶景です。
映画の中でも印象深いシーンで登場するのか
今秋の映画『溺れるナイフ』の公開日が楽しみですよね。
因みに、海水浴場にもほど近い立地のこちらの宿は
夏場は宿泊者向けの無料のプールの設備もあり
絶景が楽しめる露天風呂も人気なので
ご家族やカップルでおいでになるにもおすすめの宿ですよ。
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という事で今回は、2022年11月5日が公開日の話題の映画
『溺れるナイフ』のあらすじやキャスト、そしてロケ地などを
詳しくご案内致しました。
少女漫画の名作『溺れるナイフ』をご存じなかった方も
この機会に映画をご覧になって、その余韻に浸りつつ
ロケ地巡りを楽しまれるのもきっと楽しいレジャーになり
大変おすすめですよ。
以上『溺れるナイフの映画の公開日やあらすじ、キャストやロケ地は?』の記事でした。