アウトドアを楽しむ機会が増える春から秋にかけては

蜂の活動が活発になる時期でもあり、

時には運悪く、蜂に刺されたりすることもありますよね。

 

蜂の被害というと自然豊かな場所を思い浮かべがちですが

近年では街中でもスズメ蜂等による被害も多く報告されており

都市部だからといって油断は禁物なんです

 

私達の身近にごく普通に生息している蜂ですが

種類によっては刺されたら最悪、生命に関わる事もあるため

刺す蜂の種類や蜂に刺されてた場合の処置の方法等も

万一の時のため一通り知っておくことが大切ですよね。

 

そこで今回は、日本に生息する刺す蜂の種類やその習性、

そして運悪く蜂に刺されたらどういった症状がみられ、

また、どんな処置をすれば被害を最低限に抑えられるのか等

詳しくご紹介していきたいと思います。

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日本で生息する刺す蜂は?

さてそれではまず、日本で生息している蜂の中でも

人を刺す危険のある種類とその習性をご紹介したいと思います。

 

刺された場合の重症度も、どの種類の蜂に刺されたかにより

変わってきますので、一般的な蜂の種類とその危険度を

記憶の片隅に留めておくといざという時、役立ちますよ。

 

●ミツ蜂に注意!

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参照元URL:http://shinshu.fm/

私達にとって最も身近な種類の蜂であるミツ蜂ですが

日本には二ホンミツ蜂とセイヨウミツ蜂の二種が生息しており

件数は多くないものの刺された被害も報告されています

 

ミツ蜂は本来、攻撃性の低い蜂で、

一度人を刺すと針が抜け落ちて死んでしまうため

巣に危険が及ぶ等の非常事態を除いては

人を刺す事はごくまれな種類なんです。

 

但し、小さな子供さんが面白半分に手で触ったりすると

防衛本能を見せ刺される危険もありますので、

早いうちから蜂の毒性についてお子さんに

しっかりと教えておく事も危険回避のためには重要ですね。

 

尚、一匹のミツ蜂が持つ毒は極微量なので

刺されても大事に至ることが少ない蜂の種類ですが

毒性は日本に生息する蜂の中ではセイヨウミツ蜂

一番強いため複数のミツ蜂に刺された場合には

重症化する可能性もあり、決してあなどれません。

 

 

●クマ蜂に注意!

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参照元URL:http://livedoor.blogimg.jp/

クマンバチとも呼ばれるクマ蜂は丸っこい体の大型の蜂で

体長2~4㎝ほどもあり、黄色と黒の縞模様をしているため

スズメ蜂と間違われて危険視されることも少なくありませんが

実は、おとなしい習性の蜂なんです。

 

まれに、オスの蜂が人間に近づいてくる場合がありますが

これは動いているものがメスかどうかをチェックする行為で

決して攻撃を仕掛けている訳ではなく、

またオスのクマ蜂は毒針を持たないため刺される危険もありません。

 

但し、巣を作っている最中のメスのクマ蜂

通常より攻撃性が強くなるため、

不用意に巣に近づくと刺される場合がありますので注意が必要です。

 

また、クマ蜂は体が大きい分、毒針も太いため

万一刺された場合はミツ蜂等よりも痛みは強いですが

毒性はそれほど強くない為、数日間は患部が腫れるものの

重症化することは稀な蜂の種類ですよ

 

 

●アシナガ蜂に注意!

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参照元URL:http://cdn-ak.f.st-hatena.com/

アシナガ蜂は、

名前の通り足が長くすらりとした体系の比較的大型の蜂で、

それ程攻撃性は高くないものの知らずに巣に近づいたり、

過剰に干渉した場合は刺される可能性もあり注意が必要な種類です。

 

もしアシナガ蜂に運悪く刺された場合も、

毒性はそれほど強くないため大事に至ることはまれですが

民家の軒先など、人の生活圏近くに巣を作る事が多いため

都市部でも刺されたという報告が多い蜂の種類。

 

洗濯物を干したり、取り込んでいた時に刺された

自宅の庭でガーデニングをしていて刺された等

普段の生活の中にも危険が潜んでいますので

その点では楽観視できない蜂の種類でもあります。

 

尚、アシナガ蜂は、本来温厚な性格ですが

ミツバチのように一度刺すと死んでしまうという事はなく

刺された際にパニックになり、

過剰反応をすると二度三度と刺されて被害がさらに大きくなる事もあるので

蜂を極力刺激しないよう速やかに避難する事が大切ですよ。

 

 

●スズメ蜂に注意!

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参照元URL:http://www.agr.kyushu-u.ac.jp/

スズメ蜂は、日本に生息する蜂の中で一番攻撃性が高く

強力な毒針を持っている事から、

万一、刺された場合には最も症状が重篤に出る蜂の種類です。

 

被害が最も多く報告されているキイロスズメ蜂

体調が4㎝前後という特に大型のオオスズメ蜂

様々な種類があり、近年は森や林などのだけでなく

都市部の住宅街でも営巣が確認されていますので特に注意が必要な蜂の種類です。

 

国内の死亡件数も年間10~30件もあることから

特にスズメ蜂の攻撃性が高まる繁殖期の9~10月には

不用意に近づかない事も身を守るためには大切になります。

 

また、家の周辺等でスズメ蜂の姿を頻繁に見る場合は

近くに巣がある危険が高く、刺されるなどの被害が出る前に

駆除も視野に入れ対処を怠らない事が肝心ですね。

 

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蜂に刺された時の症状は?

蜂 刺されたら 症状 
参照元URL:http://subserveinformation.com/

蜂に刺された場合の主な症状としては

先ず、刺された瞬間、患部に鋭い痛みを感じた後

刺された場所を中心にして赤く大きく腫れ上がります。

 

症状の表れ方や重症度は、刺された蜂の種類や

個人の体質にも左右されますが、はれや痛み、痒み等の

諸症状が刺された場所に留まって局所的である場合には

適切な処置をすれば、通常1日~数日で快方に向かいます。

 

但し、刺された時の体調や刺された人の体質により

頭痛やめまい、発熱、血圧の低下といった全身症状が出て

重篤化する場合もあるので油断できません。

 

また、蜂に刺された際の症状で一番怖いのが

アナフィラキーショックと呼ばれる強いアレルギー反応。

 

2度目以降に蜂に刺された時に起こる場合が多い全身反応、

アナフラキーショックは、体のしびれや動悸、悪寒や

息苦しさ、意識レベルの低下などの諸症状が急速に現れ

処置が遅れると命を落とす事もある危険な症状です

 

アナフラキーショックは、通常、蜂に刺された後15分ほどで

急激に現れる反応で、特に以前、蜂に刺された経験がある人は

速やかに医療機関を受診するなどの適切な処置が大切ですね。

 

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蜂に刺された時の処置は?

という事で、人を刺す危険性のある蜂の種類や

刺された場合に現れる症状を先にご紹介致しましたが

肝心なのは、刺されてしまった後の処置の方法です。

 

特に、蜂の攻撃性が高まる8~10月頃までは

どなたでも運悪く刺される可能性がありますので、

刺された時の応急処置の方法を知っておくのが大切ですね。

 

 

●蜂に刺された時は速やかに避難する処置を!

蜂 刺されたら 症状 
参照元URL:http://illust-imt.jp/

蜂に刺された場合、先ず第一に心がけるべきことは

速やかに刺された場所を離れ二次的な被害を防ぐという事。

 

刺されたからといってパニックに陥り

蜂を更に刺激すると大群に襲われ大被害となる事もあるため

刺された直後は身をかがめ、大きな音を立てないように

その場所から迅速に避難するようにしましょう。

 

蜂を追い払おうと手を振り回したり、

悲鳴を上げて一目散に逃げる行動は、

あなたを刺した蜂だけでなく

巣全体の蜂をも刺激する危険があるので、

くれぐれもパニックに陥らないよう冷静に処置するようにして下さい。

 

 

●蜂に刺された時は患部の毒を除去する処置を!

蜂 刺されたら 症状 
参照元URL:http://ポイズンリムーバー.com/

身の安全を第一に確保したところで次に行う処置は

蜂に刺された患部の毒を一刻も早く体外に出すという事です。

 

ミツ蜂の場合は蜂の毒針が刺さっている事もあるので

その時は素手で毒針を触らずにピンセットや毛抜き等を使い

針を抜くようにしましょう。

 

毒針を抜く道具が手元にない場合は、

バンドエイド等の粘着性のテープを傷口に張り付けて、

そっと針を取り出すという方法も有効でしょう。

 

毒針を患部から抜いた後は、市販のポイズンリムーバー

体内に入った毒を抜き出すのが最適の処置ですが

もしリムーバーがない場合は、

傷口を洗い流しながら毒を絞り出す処置も有効です。

 

尚、ポイズンリムーバーは上記からもお求め頂けますので

万一の時の保険という意味でもひとつ準備しておくのがおすすめですよ。

 

 

●蜂に刺された時は患部に薬を塗り冷やす処置を!

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参照元URL:http://www.tutaetaikoto.com/

さて、患部の毒抜きを応急的に終えた後の対処ですが

先ず全身の症状が現れていないかをチェックしつつ

状態が落ち着いているようであれば患部に薬をぬります。

 

蜂に刺された時の薬としては、

下記のムヒアルファEXフルコートF軟膏等の抗ヒスタミン系ステロイド配合

市販の塗り薬が、効果が高い薬となっておりますので

ご家庭にも常備しておくのがおすすめですよ。

 
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また、薬を塗ったからといって、

患部の腫れや痛みは直ぐによくなりませんので、

患部を引き続き冷やすように心がけましょう。

 

尚、蜂に刺された後、30分~1時間ほどで急変がなければ

アナフィラキーショックの危険は低くなりますが

スズメ蜂等の毒の強い蜂に刺された場合は

全身症状が現れることもあり引き続き油断は禁物ですよ。

 

 

●蜂に刺された時は医療機関を受診する処置を!

病院関係
参照元URL:https://www.city.sakaiminato.lg.jp/

さて、薬を塗り患部を冷やすという処置をした後ですが

もし刺されたのがスズメ蜂のような毒性の強い蜂なら

皮膚科か総合病院の救急を受診する方がよいでしょう。

 

尚、アレルギーの反応は2度目以降に蜂に刺された人が

発症する事が多い症状ですが、

1度目なら絶対大丈夫かというと可能性は0ではありません

 

また、蜂に刺された回数が多ければ多いほど、

アレルギー症状を発症する可能性も高くなるとの事なので

過去に何度か蜂に刺された経験のある方は要注意です。

 

因みに、種類に関係なく、蜂に刺された経験を持つ方は

アレルギー抗体検査を医療機関で受けることができます。

 

自分の抗体の有無を確認し、あらかじめ知っておくことで

蜂に刺されてた場合の処置の方法も大きく変わり

適切な対処を迅速に行う事ができますので大変有効ですよ。

 

 


蜂に刺された跡を消す薬は?

さて、万一、蜂に刺されてしまった場合も

迅速に適切な処置をして事なきを得れば一安心ですが

腫れ等が引いても跡が残ってしまう事がありますよね。

 

蜂に刺されたのが腕や足等の目立つ場所だと

特に女性は虫刺されの跡が気になるという方も多いので

虫刺されの跡を消す薬も最後にご紹介しておきたいと思います。

 

蜂に刺された時はアットノンの薬を!

蜂に刺された跡が残ってしまうのは、

患部に色素沈着が起こっているためで時間と共に

目立たなくなるものの気になる方が多いですよね。

 

上記のアットノンは一日に数回傷跡に塗り込むことにより

血流をよくして皮膚の新陳代謝を促進することで

傷跡が早く消える効果が期待できる薬なんです。

 

虫刺されの跡の他、傷ややけどの跡にも効果のある薬なので

目立つ場所の傷跡にコンプレックスのある方には

ぜひおすすめしたい薬となっております。

 

尚、こちらの薬は顔の傷跡には使用不可となっておりますので

お試しになる場合には、使用上の注意に従って

適切な方法で使ってみて下さいね。

 

 

蜂に刺された時はバイオイルの薬を!

ハチに刺された後の傷跡を消すのに有効な薬では

スペシャル保湿オイルであるバイオイルも大変効果的なおすすめの薬なんです。

 

ビタミンA・Eやローズマリー、ラベンダー等の

4種類の植物オイルとエキスを配合した自然はオイルは

肌の角質層までしっかり浸透する人気のスキンケア製品で

海外では30年近くのロングセラーとなっております。

 

尚、バイオイルは傷が完治した後

傷跡を薄くするための薬ですので、蜂に刺された傷が

完全に癒えていない場合の使用はくれぐれも控えて下さいね。

 

という事で、近年、森や林の中だけでなく都市部でも

生息圏が広がっている人を刺す種類の蜂について

刺された時の症状や処置の方法等を詳しくご紹介しましたが

いかがでしたか?

 

刺された種類や体質によっては大事に至る事もある蜂なので

蜂に遭遇した場合は不用意に近寄らない事は勿論

万一、刺された場合は、迅速に適切な処置ができるよう、

日頃から一通りの応急処置の知識は確認しておくといいですね。

 

以上『蜂に刺されたら?症状や処置、跡を残さない方法や薬をご紹介!』の記事でした。

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